2017.07.28
(Fri)

レッスン #329

ポッパー : チェロ奏法のための上級教本 Op.73/インターナショナル・ミュージック社

ポッパー35番。Des-dur(♭5つ)で次々変わる親指ポジション。 14小節最後の16分音符Gは♭を付けるべきミスプリントと思われる(3小節、35小節と同様なので)。 これまで書き留めているポッパーのミスプリントと思われる箇所には、ミスプリントと断定していいのかどうか微妙なものもあったけど(例えば15番)、これはわりあい明らかなミスプリント。

人差し指は痛むけど、高いポジションだとあまり痛まない。エチュードだとビブラートを意識しなくてもいいというのもある。

先生も指の痛みについては「とにかく休ませるしか…」。

チェロ名曲31選 (Doremi cello album (No.7003)) 藤沢 俊樹 少し楽に弾ける曲ということで、フォーレのシチリアーノを弾かせてもらう(楽譜は名曲31選)。 実は今年オーケストラでこの曲が入った組曲「ペレアスとメリザンド」をやることになっていて、美しい旋律はフルートに持っていかれがちながら、チェロのソロもあるのだ。

弓のスピード重視で。オケでは音量も求められそうなので、そのときは弓を返すんでしょうね、などなど。

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2017.07.24
(Mon)

先週の練習

このところちょっと次に向かう目標がちょっと見えなくなっている状態。今月初めにあった七夕の会は楽しく、会のみなさんには感謝の気持ちしかないのだが、自分のチェロのことになると「無力感」とでもいうような気持ちが大きく残った。「祭りのあと」という気分をまだ引きずっているのかも知れないし、あるいは、このところあまりにもすばらしいプロの奏者の方たちに接しすぎたせいで、「日常」のチェロに戻れなくなっているのかも知れない。

もう一つ困っているのが、4月頃から痛めていた左手の人差し指の痛みが増してきたこと。練習時間をセーブしたり、全く弾かない日をあけたりしている。

日々の練習をするにしても、開放弦のボウイング、スケール、それにポッパーのエチュード(35,36番)くらい。レッスンで弾き始めたブラームスのソナタにもロココにも手をつける気にならない。

こんな時、自分のような者でもオーケストラでは必要としてもらえる(たぶん「仕方がない」と思われている)のはありがたいし、合奏に集まれば楽しい。今週末、弦の有志で本番のブランデンブルク協奏曲第3番は、1st2ndバイオリン・ビオラの顔触れがいつもと入れ替わって新鮮。

2017.07.14
(Fri)

レッスン #328

ポッパー34番。重音の美しいエチュード。40番まであるポッパーも大詰めを前にして「一服の清涼剤」あるいは「箸休め」。冒頭の2つめの重音C-Aへの跳躍がカギ。時々、左手のあいた指でのピチカートあり。

あとは時間いっぱいまで、七夕の会で弾いた反省と課題についてあれこれお話しする。「太くて大きな音を出せるようにする」のが課題というところまでは、どうやらそういうことのよう。これはチェロをやっていてずっと言われ続けていること。R子先生「左手はけっこう大胆なんだから、右手も左手くらい大胆になればいいのに」。

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2017.07.08
(Sat)

七夕チェロあれこれ

七夕チェロの、特にソロ演奏の準備から本番にかけて考えたことのあれこれ。

暗譜で弾くことは初めからあきらめ、譜面台に楽譜を置いた。 やはり暗譜で弾く不安には耐えられないと思ったので。 以前、ベテランのチェリストが演奏会で譜面台を置いてドボコンを弾いたのを見て、それでもいいんだ、と思ったというのもある。

ただし、今回べつのかたへのアドバイスにもあったように、あまり楽譜に目を落としたままになりすぎないよう気をつけようとは思った。

***

本番前に緊張していないように見える」「落ち着いている」と言われたけど、そんなことはなくて、やっぱり本番前にはあがるし、不安で不安でたまらない。 ただ、それがあまり表に出ないだけで、それにはたぶん音楽とは関係のない場での経験が関係しているのだと思う。

ひとつ、事前に「本番で見える景色」を確認しておこうと思って、ソロ演奏のセッティングがされた(今回、一段高い演奏台まであった)椅子のところに行って、座って周りを見回したりしてみた。

そういえば将棋で話題になった14歳の中学生、藤井聡太四段の連勝記録を止めた佐々木勇気五段は、大勢の報道陣がつめかける藤井四段の対局場を下見したのが役に立ったという。

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以下、曲の中の細かいこと…

1週間前くらいから、第2変奏最後の上りの音階が弾けなくなって焦った。

テンポをいったん落としてみたりしながら、高いシ(3の指)からド♯(1の指)へのシフトが問題だと絞り込み、それからまたいろいろ試して、1の指を浮かさないで「すべり込ませる」ように意識してみたら、少しよくなった。

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第1変奏と第2変奏の前に2回出てくるこの部分。

ド♯→ド♯の1オクターブ跳躍を本番で外すのではないかと不安だった。 練習ではあまり外したことはないけど、そういうところに限って本番では外すもので…。

これもべつのかたへのアドバイスにあったけど、高いド♯めがけて3の指を伸ばすのでなく、1の指(か親指)で通い慣れたラの音をとるつもりで、そこから3を押さえるようにした。

さらにやりたいのは、この頂点をフォルテで弾くために、3の指で深く(第1関節が反るくらい)押さえるかたちを作ることなのだが、 これがまだできていなくて、さらに練習しようと思っているところ。

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主題は少しビブラートをかけながら弾き始めるつもりが、うまくいかなかった。第3変奏の頂点はもっと駒寄りで弾ければよかった…

他にもいろいろ反省点があるけど、これからの練習に生かそうと思う。

2017.07.07
(Fri)

七夕チェロ

年に一度、チェロ弾きが集まる会。ソロでチャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」(主題と第1-3変奏)を弾かせてもらった。

他の人の演奏を聴いていると、それぞれに積み重ねてきたものを、小品や無伴奏で披露する人が多く、 そんな中で「ロココ」を弾く自分がとても場違いで滑稽な存在なんじゃないかと思えてきて、どんどん緊張してきた。 演奏前に出てきたビールを一口、二口。

前の演奏順の二人が前口上なしに弾き始めていたので、何となく流れで、演奏前につべこべ言うことはやめて黙って弾き始めたけど、もし言うのなら、自分はだんだん「老人」の域に近づきつつあるから、どうか許してください、ということを言うつもりだった。 チェロの名曲大曲を弾ける可能性がありそうだったらできるだけ挑戦したい、1年先、5年先、10年先に弾ける保証はないのだから。自分のチェロとの付き合い方はそういうものだから、どうか許してください、と。

ピアノをフルに(前奏も!)付けてもらって弾くのは初めてだったけど、落ち着いてピアノの音を聴いて弾けたんじゃないかと思う。 第1第2変奏がくずれない程度のテンポにおさえられたのもよかった(ピアニストにも感謝)。後半のほうが音が出るようになるのは、いつもの傾向。それにしても、冒頭の主題の弾き方は何かもっと改善の余地があるのではないだろうか?…

この曲は来年1月にあるという発表会で弾かせてもらうつもり。そのときは第7変奏もつけて。

チェロアンサンブルのコーナーで弾いたヨンゲン「2つの小品」(第1曲Legende)は、たくさん練習とレッスンを重ねてきて、安定した出来栄えだったんじゃないかと思う。

全員のチェロオーケストラでは、カザルス「東方の三賢人」ピアソラ「フーガと神秘」「アヴェマリア」など。 七夕にちなんだ「見上げてごらん夜の星を」[同人の森,6Vc]は満天の星が目に浮かぶような、お洒落なアレンジだと思った。

2017.06.27
(Tue)

先週の練習

最近の練習のこと。現在抱えている曲は、7月の集まりでチャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」(抜粋)とチェロ四重奏でヨンゲン「2つの小品」を弾くことになっている他、大勢のチェロオーケストラで5曲。 レッスン(月2回)ではブラームス チェロソナタ2番とポッパーのエチュード、オーケストラではチャイコフスキーの交響曲第4番ほか2曲(月2回合奏,11月本番)、それに8月の団内演奏会で弾くモーツァルトのピアノ四重奏曲第1番とバッハのブランデンブルク協奏曲第3番、というところ。

多いか?というと、自分にしては多い方ではあるけど、これより多かった時期もあったし、長く練習している曲も多いので、微妙なところ。

この中で、チェロオーケストラの何曲かとブランデンブルク協奏曲とが初めて合わせる曲で未知数だったので、チェロオケの練習会に一度参加させてもらったのと、ブランデンブルクは譜読みで、だいぶ不安が払拭できた。やはり、早めに未知数をなくすことがだいじ。

もちろん、今一番気になっているのは、ロココ変奏曲。

日曜日、オーケストラの分奏練習で思ったのは、エチュードの重要性。 エチュードを長くやってきた人は難所にも少しずつ対応できるもののようだけど、そうでない人は楽譜を前に固まってしまうよう。 人のことはかまうつもりはないけど、できればオケでは全員が少なくとも演奏を楽しんで欲しいと思うのだけれど…

そうはいってもチャイコフスキー4番は難しいところがあって、自分もまだ弾けてないところがある。次の練習の時こそは、と思っているところ。

分奏指導の先生が「チャイ4のいいDVDがあるから貸そうか?」と言ってくれたけど、誰も手を挙げない。 「先生、最近はユーチューブというものがあってですね…」と言ったら「あれは音質が悪いのが多い。あんなものばかり見ていたら耳が悪くなるよ」と言われた。そういうものでしょうか…。

2017.06.23
(Fri)

レッスン #327

ポッパー33番。親指ポジションの頻繁なシフト。これは、ポッパーのエチュードの中でも最も難易度が高いとされる4曲の1つ(他は13,29,38番)。

ただ、よく見ると、ずっと親指と3の指とでオクターブの形をキープしたままシフトを繰り返せばいいわけで──まあ、それが難しいといえば難しいのだが──13番や29番ほど難しいとは思わなかった。手の忙しさほどには頭に負担がかからない、というのか。

7月の集まりで弾くことにしているチャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」(第3変奏まで)をあらためて見ていただく。きちんとピアノをつけてもらうのは7月の集まりのときが初めてなので、先生にピアノを部分的に鳴らしてもらって。第3変奏の強弱についていくつか。2回目にようやくミスが減り、音が出るようになるのはあいかわらず。

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2017.06.16
(Fri)

チェロカルテットレッスン

平日夕方からFさんのチェロカルテットレッスン(ヨンゲン「2つの小品」Op.89)。 これまで教わってきたことをふまえてもう一度第1曲から弾くと、いつものように少し褒めてくださった後、細かな遅れと音程のずれの指摘。 それから後は、個々のフレーズのつながりを一つ一つ。

たとえば、ある箇所はシフトがあるからといってグリッサンドにしないこと、でも音を「抜か」ないこと… また、弓を返した瞬間に現実的にならないこと、そのための弓の角度、奏点、圧力… またあるところでは、左手のフィンガリング、押さえの強さ…

それらを一つ一つ目の前で弾いて見せてくれるのを、あとちょっとで種が見えそうな手品を見る思いで見たのだった。

レッスンの後、仲間と一緒にチェロ弾きが集まる会に参加。久しぶりに会う方もいて、そこでもFさんのレッスンの素晴らしさを大いに語らずにはいられなかった。

新妻聖子さんの結婚、野際陽子さんが亡くなったニュースは、移動中のスマートホンで知った。

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2017.06.09
(Fri)

レッスン #326

ポッパー32番。長いスラースタッカート。これは練習で音程を取るのにしばらく苦労した。 前半ページの6-7段目、後半ページの3-4段目など。前半ページ6段目にある11小節:
popper32-2.png
赤い矢印(↑)を記したところは、♭をつけるべきミスプリントと思われた。

ブラームスのソナタ2番Op.99。1楽章を1度通し。 2弦のトレモロは、高いA-D線のときには楽器を少し右に、反対に低いG-C線のときには左に傾けるようにしてみた。 右手の肘の高さだけで調節してもうまくトレモロにならないと感じたからだ。R子先生「それ、わたしもやります」。

譜読みしてきた2楽章も1度聴いてもらう。 この楽章は、チェリストで藝大准教授の中木健二さんが、以前インタビュー[過去記事]で「20年間ため込んだラブソング」と表現していた、とても美しい楽章。 ただし、その美しいラブソングは、シャープ6つの茨に覆われていて(嬰へ長調)、安易に近寄られるのを拒んでいるかのよう。 譜読みでいくつか思い込みで間違えて弾いているところを指摘された。 次回以降も1,2楽章を引き続き。

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2017.05.26
(Fri)

レッスン #325

ポッパー31番。3連符系の長いスラーで細かいシフトと大きな跳躍、それに重音。練習では最後の3度重音の上りに苦労した。跳躍の音程がよく取れていることを褒められたけど、これが実戦だとどうか。

新しくブラームスのソナタ2番Op.99。まずは1楽章の最後まで譜読みの確認。 頻繁に出てくる2弦のトレモロを何度も。手首を小さく使うだけで滑らかに弾けるように。

この曲を譜読みするだけでピアノパートのすごさに圧倒される思いがして、まだこの曲でピアノに合わせてもらう自分を思い浮かべることができないのだが、少しこの曲に近づけたような気がした。

***

教室のカウンターのところでは、JASRACが音楽教室から演奏著作権料を徴収すること[過去記事]に反対するポスターが貼られ、署名を集めていた。

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