2017.11.06
(Mon)

チャイコフスキー交響曲第4番4楽章

本番が迫ったオーケストラで今年弾いているチャイコフスキーの交響曲第4番、最終第4楽章にある難所。84小節からの8小節間。4楽章が始まって間もなく出てくるロシア民謡(「白樺は野に立てり」)の主題が最高潮になってチューバ、トロンボーン、コントラバスによって奏でられる中、弦楽器は第1バイオリンとビオラが上向形、第2バイオリンとチェロが下向形を弾いて盛り上げるところ。しかも速い(Allegro con fuoco)。ここは中々完全に弾けることがないのだが、みなさんどうしておられるのだろうか…
tchaik4-4-84.jpg

短い間に3度も親指ポジションに上がっている(85,87,89小節)。85,87小節はA線で弾く人もいるかも知れない。89小節はさすがにこれしかないのではないか。

この8小節間で「しまった!」などと動揺していると、直後にpp になった93小節からの音程が乱れてしまったりする…

チャイコフスキーの交響曲第4番の中で、音楽や表現の上で難しいと感じるのは、ドラマチックな1楽章(きのうの指揮の先生のダメ出しも1楽章だった)と哀愁漂う旋律を奏でる2楽章だけど、4楽章の技術的に難しいこの8小節間──時間にしたらほんの10秒ちょっと──をどう乗り切るかは、気持ち良くフィナーレを迎えられるかどうかの鍵を握っているのだ。

チャイコフスキー交響曲第4番4楽章の演奏例(音量に注意!) 問題の8小節間は2:11ごろから。

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タグ : オーケストラ 

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