2017.06.04
Sun

エリザベート王妃コンクール・チェロ部門、岡本侑也さんが2位!

ベルギー・ブリュッセルで行われていたエリザベート王妃国際音楽コンクール・チェロ部門のファイナルの結果がけさ発表されていました[公式サイト]。

First Prize : Victor Julien-Laferrière
Second Prize : Yuya Okamoto
Third Prize : Santiago Cañón-Valencia
Fourth Prize : Aurélien Pascal
Fifth Prize : Ivan Karizna
Sixth Prize : Brannon Cho

日本からただ一人ファイナルに残っていた岡本侑也さん(22)が2位!

すでに日本でもニュースになっていました。岡本さんとこのコンクールについて詳しく書かれていたのは朝日

世界3大コンクールの一つで、国際的演奏家の登竜門とされるエリザベート王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の選考結果が4日未明、ベルギー・ブリュッセルで発表され、ドイツ在住の日本人、岡本侑也さん(22)が2位になった。岡本さんは「権威あるコンクールで評価されてうれしい。これからもっと自分の演奏を極めていきたい」と話した。

岡本さんは東京都出身。音楽家の両親のもとにうまれ、生後すぐにドイツに渡り、6歳からチェロを始めた。ドイツで約10年過ごした後、日本に帰国。東京芸術大学付属の音楽高校を経て東京芸術大学に入学したものの1年生の秋に休学し、再びドイツへ。ミュンヘン音楽大学に留学し、今もミュンヘンで学びながら活動している。(中略)

...エリザベートコンクールでの日本人の入賞は、2012年に作曲部門で優勝した酒井健治さん、バイオリン部門で2位になった成田達輝さん以来。[全文 朝日 17.06.04 9:00]

[追記] NHKの映像つきのニュースにも[NHK 17.06.04 11:04]

[さらに追記] 上記朝日の記事には後で、岡本さんを小6から高3まで教えた山崎伸子先生のコメントが追加。「彼は本番に強くて、いつも本番が一番いい演奏なんです」「聡明な完璧主義者」「見せかけの奇をてらった演奏をしない、楽譜に忠実なタイプ。大きなコンクールで評価されうれしい。日本のチェロ界を背負っていってほしい」。

***

結果発表の瞬間の映像はこちら[RTBF 右画像はそこから]。

岡本侑也さんはファイナルでドボルザークのチェロ協奏曲などを演奏[映像:公式サイト]。難曲を笑顔で弾ききる魔法のようなテクニックやその容貌から、地元の新聞に「チェロのハリー・ポッター」と評されたりしていました。

岡本さんのファイナルでの演奏のようす。公式Facebookから。おそらくドボルザークのチェロ協奏曲の最終3楽章、バイオリンのソロとの二重奏になるところですね。

1位になったヴィクトル・ジュリアン・ラフェリエール(Victor Julien-Laferrière)はフランス・パリ生まれの26歳。ファイナル最終日の昨夜、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲1番を弾いていました[映像]。フランスが1位をはじめファイナリスト12人中4人を占めていたのは、開催国ベルギーとの「近さ」もあるかも知れませんが、レベルの高さを見せつけた感じ。

今大会のファイナルに残った12人のうち6人が選んだのがショスタコーヴィチのチェロ協奏曲1番ということで、これまでコンクールといえばドボコン(ドボルザークのチェロ協奏曲)だった時代から、この曲がトップチェリストの「標準レパートリー」になったことを象徴する大会だったかも知れません。

エリザベート王妃国際音楽コンクールでチェロ部門が開催されるのは初めてのことらしいですが、公式サイトや地元放送局からのライブ中継、Facebook/ツイッターなどSNSの情報の充実、1ヶ月にわたる大会運営や豪華な審査員の顔触れなど、さすがだと思いました(もし望めるのならフランス語に英語を併用してくれたら、と思いましたが)。

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