2017.03.28
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親欧州デモでバッハ

ドイツのチェリスト、アルバン・ゲルハルト(47)が26日日曜日ベルリンで、EUを中心にヨーロッパが連帯しようという親欧州派(Pro-European)の運動「欧州の鼓動(Pulse of Europe)」の集会に登壇し、 広場に集まった約7,000人を前にバッハのチェロ組曲6番プレリュードを演奏したそうです。

このデモのことは、きょう28日付の朝日新聞でも記事になっていました。
「親欧州」広がるデモ 独の集会きっかけ、11カ国4万人に [朝日 17.03.28]

 「親欧州」を掲げるドイツ発の市民デモが欧州各地に広がっている。今年1月にわずか200人で始まった集会には26日、11カ国で約4万人が参加し、「市民の手で欧州連合(EU)を守ろう」と訴えた。
 ベルリン中心部ではこの日、約6500人が集まった。1カ月前からほぼ5倍に膨らんでいた。希望者が次々に壇上に立ち、欧州への思いを語っていく。
(中略) きっかけは、英国のEU離脱に続く、米トランプ大統領の誕生だった。4~5月のフランス大統領選、9月のドイツ総選挙への影響が心配だった。いずれも自国第一を掲げる右派政党が台頭している。…

アルバン・ゲルハルトのフェースブックには、彼が演壇で行ったスピーチについても書いてあり、「世界で最も力のある国の大統領に邪悪な道化師が就き、悪夢が現実のものになりつつある世の中を、自由でオープンなヨーロッパで育つ息子たちに見せたくない」などと語ったそうです。

彼のほか、チェリストではジャン=ギアン・ケラスやヨハネス・モーザーらもよくアメリカのトランプ大統領を批判する発言をSNSでしているのを見かけます。

個人的には音楽家が政治に関わる発言をすることにはあやういものを感じ、ヨーヨー・マのように距離を置く姿勢の方がいいのではないかと思っているのですが、とりあえずこれは、春の日差しを浴びながら野外で7,000人がバッハに聴き入るというのがなかなかいいな、と思ったので。

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タグ : アルバン・ゲルハルト 

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