2017.02.16
(Thu)

ゴフリラーのネックが壊れたとき

アメリカのチェリスト、マット・ハイモヴィッツ氏(46)が今月2日、誤って愛用のゴフリラーのチェロを壊してしまったときの苦い経験を米Strings誌のインタビュー記事で語っていました。

今月2日、カナダのモントリオールで若手チェリストにレッスンをしていたときのこと。スコアを見ようと立ちあがったハイモヴィッツ氏は、ゴフリラー1710年作のチェロを手にしたまま体のバランスをくずしてしまった…

このときハイモヴィッツの氏の頭の中では、とっさにこのままチェロの上に倒れ込むか?それともチェロを投げ出すか?の二者択一をしなければと考えたのだそう。 ハイモヴィッツ氏がしたのは後者で、投げ出されたチェロはネック部分が外れてしまったものの、もしチェロの上に倒れ込んでいたらチェロがバラバラに壊れていただろうとのこと。

その直後のハイモヴィッツ氏のFacebookの投稿。

もちろんハイモヴィッツ氏は大いにショックを受けるのですが、レッスンは最後までやり終え、ウィスキーを2杯ほどあおると、少し胸の傷みが和らいだのだそう…

その後、ゴフリラーのチェロはニューヨークの工房で半年間かけて修理されることになり、その間に使う代わりの楽器も見つかったのだそうです。

楽器の価値がだいぶ違うとはいえ、チェロを持って体のバランスを崩した瞬間の心の動きが、とてもよくわかる気がしました…気をつけないといけません。

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タグ : チェロ事件簿 

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