2017.02.08
Wed

JASRACの管理楽曲

JASRACが音楽教室からも著作権料を徴収する方針というニュースについて、自分が習っている曲は著作者の死後50年以上が経って権利が消滅したクラシック音楽ばかりだから関係ないだろうと思いながら、いちおうこれまでレッスンで習った曲をざっと調べてみた。

JASRACが管理している楽曲は作品データベースで確認することができる。

そうしたら、1曲だけ、レッスンで1回だけ見てもらったプーランクの「愛の小径」だけは、JASRACが(おそらくフランスの管理団体の信託を受けて)管理している楽曲だということがわかった。 プーランクの没年は1963年で、死後54年が経っているものの、戦時加算とか50年を70年にしようという動きとかが関係あるのかも知れない。

最近弾いたポンセ(1948年没)の「エストレリータ」はすでに権利が消滅しているよう。 また、レッスンではないが教室のクリスマスパーティで弾いたモリコーネの「ガブリエルのオーボエ」もJASRACの管理楽曲で、 パーティでの内輪の演奏はともかく、パーティ前のレッスンで先生のピアノと合わせてもらったのは、JASRACの主張するところの「演奏」にあたるのかも知れない。

音楽教室でチェロを習っている人は、同じようにほとんどクラシック音楽を弾いているとは思うが、近年で言えばピアソラ「リベルタンゴ」、久石譲「おくりびと」、そして溝口肇さんの「世界の車窓から」といった曲が弾きたくてチェロを習い始め、実際に習った方も多いと思う。 そうした楽曲のおかげで生徒が増えたのだったら、それであげた売り上げの一部を作曲者に還元してもいいのではないですか?…というのがJASRACの主張だとすると、わからなくもない。

今回の件で少し驚いているのは、日本の音楽産業を支えてきた大手企業と法人とが、こんなこともきちんと合意していなかったのか、ということ。この際、裁判でも何でもして、はっきりさせたらいいんじゃないか、というのがこの件についての今のところの感想。

関連記事

コメントの投稿


非公開コメント

トラックバック