2017.01.04
(Wed)

ロンドンのチェロコンサートシリーズ

ロンドンのKings Placeというコンサートホールでは、今年2017年を「チェロの年」として、年間を通して49ものチェロのコンサートやイベントを開く Cello Unwrapped というシリーズを開催するそうです。

出演するチェリストは、7日のアルバン・ゲルハルト(ロココ変奏曲、コダーイ無伴奏など)を皮切りに、ピーター・ウィスペルウェイ、ジャン=ギアン・ケラス、アントニオ・メネセス、ナタリー・クラインらの他、現代的オリジナル曲を演奏するチェリストのゾーイ・キーティング、マヤ・バイザーなど。 チェロアンサンブルのコンサートやアマチュア向けのワークショップなんかもありました[一覧]。

Kings Placeというのは席数400ほどの室内楽ホールらしいので、独自の企画なども考え合わせると、東京で言えばトッパンホールというかんじでしょうか?… そのためドボコンやエルガーといった大がかりな協奏曲のプログラムはありませんが、いろいろな趣向でチェロの魅力が楽しめそうな企画だと思いました。 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ
クライン(ナタリー)

このシリーズを紹介するニュース記事でイギリスのチェリスト、ナタリー・クラインは 「『チェロの音は人の声に近い』というのは決まり文句だけど本当のこと」。また「チェリストに自己中心的な人はめったにいない。みんな社交的」。その理由として「音楽のベースラインを受け持つ」ことと、大きな楽器を持ち運ぶので「トラウマを共有している」ことの2つを挙げていました。

[追記] 7日のコンサートでアルバン・ゲルハルトは、ロココ変奏曲の演奏中にC線を切りながら、すぐにオーケストラのチェロ奏者の楽器を借りて最後まで弾ききったのだそう。アンコールにフィッツェンハーゲンの Resignation(Op.8)。9:45からの夜の部のコダーイ無伴奏のアンコールはロストロポーヴィチのModerato [Planet Hugill]。

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タグ : アルバン・ゲルハルト 

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