2016.08.14
Sun

アンコール

イギリスの音楽祭プロムスの5日の公演で、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾いたフィンランドのヴァイオリニスト、 ペッカ・クーシスト(39)のアンコールが、ユーモア溢れるトークあり、観客を巻き込んだパフォーマンスありで楽しい、と評判になっていたので [Slippedisc, Stradなどより]。

…4分半ほどお時間いただきます。フィンランドの伝統的な民謡で、カレリアという、フィンランドとロシアの間に位置する地方に伝わるものです。 1850年頃のフィンランドの民謡の一つで、この頃まだロシアはフィンランドの一部でした。[場内爆笑と拍手]  もちろん見方によりますが…[笑] 本当は、Brexit(イギリスのEU離脱)に関するジョークを言おうと思っていたんですけど…[笑]

この歌は4番まで歌詞があります。ある男が恋人の女性のことを歌った歌です。当時、痩せた女性は美人とはみなされていませんでした。
1番は、僕の彼女はとても美人、でも痩せっぽちだ…
2番は、彼女はきれいな青い目をしている、でも左右別の方向を見ている…
3番は、彼女の口はとても美しい、でもとても大きい…
4番は、彼女と市場に行ったら、馬までが笑い出した…という歌です。
[以下、2分過ぎから演奏と歌]

演奏にはコンサートマスターの女性を巻き込み、3分20秒くらいからは、聴衆に「ヘイ オリラ イララ」(?)という部分を一緒に歌うように"指導"。 意味はわかりませんが、合いの手みたいなものかも知れません。観客もノリが良く、楽しそうに声を合わせて歌い、最後は大きな拍手。

曲はフィンランドの"Minun kultani kaunis on"(僕の彼女は美しい娘、の意)という民謡だそう。 なんだかひどい内容の歌詞ですが、この歌のことを調べたら、フィンランドには「バラでなくともジャガイモにも美しい花が咲く」という諺があるらしいです。

***

この日、クーシスト氏が本編でまじめに弾いたチャイコフスキーの協奏曲の演奏は、音声だけですがこちら。 オーケストラは、トーマス・ダウスゴー指揮のBBCスコティッシュ交響楽団。会場はロイヤル・アルバート・ホール。

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