2016.07.20
(Wed)

ポッパーのエチュードの難易度

ポッパー : チェロ奏法のための上級教本 Op.73/インターナショナル・ミュージック社

ポッパーのエチュードの「次の次」の13番を先読みしていたら、これが8度から始まってずっと重音のシリーズで難しい…

ポッパー「チェロ奏法のための上級教本」Op.73をここまでやってみて気がついたのだが、どうやら1番から40番までの順番と難易度とには関係がなさそう。

ポッパーの教本については、アメリカのチェロの先生が考察した記事があって、 この教本が単に左手のテクニックを鍛えるだけではなく、右手も含めた技術要素、ポジション、調性まで含めてバランス良く網羅されていることが示されているのだが、この記事で1番から40番までの40曲の難易度は以下のように分類されている。

Relatively easy[比較的易しい] -- 1,3,6,11,16,19,27(if spiccato),36
Moderately demanding[やや難しい] -- 2,5,8,10,15,17,18,21,22,23,25,26,30,31,34,35
Difficult[難しい] -- 4,7,9,12,14,20,24,27(if sautillé, presto),28,32,37,39,40
Very Difficult[非常に難しい] -- 13,29,33,38(if presto)
※出典: A Player's Guide to the Popper Etudes, Richard Slavich, 初出 ASTA Journal, 2001. Internet Cell Societyより. [ ]内は筆者注

大きく前半と後半とに分ければ「後半の方が難しい曲が多い」とは言えそうなものの、 番号が進めば難しくなるわけではなく、難しい曲と比較的易しい曲とが入り混じっているのがわかる。 いま練習中の12番までやってきて感じた難易度の感覚ともほぼ合っている。

[※後日追記] なお、教本全体としての難易度がどうかというと、以前書いたチェロ・レパートリーの難易度表によれば、
シュレーダーの1巻とドッツァー1,2巻とデュポール(21の練習曲)がレベル5-6で同程度、
シュレーダーの2巻がレベル7-8、
シュレーダーの3巻とピアッティ(12のカプリース)、そしてこのポッパーの教本はだいたい上の2段(「比較的易しい」「やや難しい」)がレベル9で同程度と分類されている(下2段については言及がない)。

そして、次の13番が、初めて出てくる「非常に難しい」レベルの曲なわけ。

どうもこれは、練習し続けようにも「心が折れそう」な気がしてきた。 おそらくシュレーダーを全巻やってきたときと同じように、最初はテンポを落とし、弓を切り、毎日少しずつ練習すれば「弾ける」ようにはなるのだろう、と思う。でも、その根気と集中力を発揮できる自信がない。

それは、このところの「けっこう難しい曲が"弾ける"ようになったのに、依然として"下手は下手"じゃないか…」という気分のせいでもあるのだが、それはあまり深く考えると暗くなるので、このへんで…

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タグ : チェロレッスン 

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