2016.07.01
(Fri)

米空軍がチェロを調達

アメリカ軍の音楽隊にも弦楽合奏団がありチェリストがいることは、以前、米空軍のフラッシュモブで知りましたが、 その米空軍が新たにチェロを購入することに対して、TIME誌のウェブサイトの30日付けの記事で国防問題専門のジャーナリストが疑問を呈していました。

軍が何かを購入するときは戦闘機や弾薬と同様、「調達」という手続きを踏むものですが、 今回、空軍が調達するチェロは、公開された入札要件によると「ジョバンニ・ガリアーノ1787年作」という特殊な指定付き。 入札方法はオンライン競争入札で、軍関係者によると落札見込み額は7万5千ドル(約772万円)とのことですが、 そもそも軍の音楽隊のチェロが「ガリアーノ1787年作」でなければならないのかどうか?それを税金でまかなわれる国防予算で購入する必要があるだろうか? …というのが記者の疑問です。

(それから、記者ははっきり言っていませんが、このように特殊な指定付きの調達のやり方は、「必要性」からでなく「はじめに提供者ありき」だったのではないか?という疑念を持たれても仕方がないように思います。)

ただしこの記者は、軍の音楽隊が儀式で演奏したり市民に向けた演奏活動を行うことの意義は認めています。 Greatest Video Game Music

記事によると、米軍全体では137の音楽隊に4,350人の隊員がおり、年間約450億円の国防予算が支出されているものの、 これは米軍の年間国防予算のわずか0.09パーセントに過ぎないのだそうです。 また、現在米軍の音楽隊にチェロ奏者は5人ほどいるそう。

記事を読んで、軍にチェロ奏者がいることはともかく、軍が高価なオールド楽器を購入することの必要性は、確かにちょっと理解されにくいだろうな…と思いました。

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