2016.06.21
Tue

カザルスのチェロ、エア・カナダに乗る

カザルスのチェロを受け継いで弾いているアミット・ペルドが、 エア・カナダの飛行機に搭乗するとき係員がチェロを丁重に座席に固定してくれる様子を動画で投稿していました。

飛行機でチェロは、航空会社や係員の対応によって機内持ち込みを拒否されることがあったりして、チェリストにとっては従来から不安の種。 aircanada.jpg

エア・カナダでも、2年前、楽器の機内持ち込みについておかしな規定を作ったりチェロの持ち込みを断ったりして批判を浴びていましたが、 その反省から去年、楽器を持った乗客に配慮するよう規定を大幅に改善していました。 このビデオは新規定がきちんと現場に浸透していることの証明といえましょう。

偉大なカザルスが弾いたゴフリラー1733年作のチェロが、アマチュアでも多くの人が使っているBamのチェロケースごと座席に逆さまに縛り付けられる様子は、それでいいの?と思ってしまいますが、まあいいんでしょう。

もしかしたら、従来の飛行機でのチェロの問題を知らないと、彼が特別な待遇を受けているのを自慢しているだけのように見えてしまうかも知れませんが、彼としては、音楽家に配慮するようになったエア・カナダの企業姿勢を高く評価し、これを音楽家仲間や他の航空会社、そして世に広く知らしめたいという意図に違いないと思います。

[※後日加筆訂正]

関連記事

コメントの投稿


非公開コメント

トラックバック