2016.06.03
(Fri)

レッスン #303

ポッパー8番。親指の位置を少しずつ変えながら、長いスラーの中で移弦。 これを弾くときいつも第1小節の移弦でつっかえた(3拍目のG-C-E-F#のあたり)。
popper8.png

弾き進めて移弦の感覚を思い出すと少し滑らかになるという具合。脚注にはわざわざ「一定のボウイング(very steady bow)で、移弦にあたって手首の曲がりがわずか(light)で殆んどわからないよう(scarcely perceptible)に弾かなければならない」と書かれている。

スラーの中で1-1という指使いが出てくるのも独特。ポッパー先生がやれと言うからやりますけど…と言ったらR子先生がクスクス笑う。

終わりから5小節目の3拍目のドにはナチュラルがつくべきミスプリントであろうと思われる。

続けて次の重音のポッパー9番も。次のレッスンのための「先読み」のつもりで練習してきたら、弾けそうな気がしていたのと、この先さらに2週間もこの曲を練習したくないというのもあって。ゆっくりではあったけど音程が決まったのでOKをもらう。これにも、2段目の5小節、ハ音記号に変わってすぐの重音の指番号(親指と1)が上下逆に印刷されているミスプリントがある。

エルガーの協奏曲。4楽章を通し。戻って練習番号50からの難所のテンポ76くらいなら落ち着いて弾けることがわかった。練習番号55-57のアルペジオの音程を確認。 これでエルガーの協奏曲の区切りとさせていただく。

次の曲を相談した結果、ハイドンのチェロ協奏曲第2番にした。これまでのエルガーと違って、ニ長調の明るい旋律が楽しめそう。技術的にはもちろん難しいけれど…

楽譜は、よく知らずにInternational Music Company(IMC)の黄色い表紙のローズ編楽譜を買っていた。ところが、これはジュバール(Gevaert)版といって戦後ハイドンの自筆楽譜が見つかる以前に広まっていた、オリジナルに手が加わったものだということがわかった。

近年の巨匠たちによる録音はほとんどがオリジナル版による演奏で、道理で譜読みをしていても途中から(カデンツァでもない場所で)楽譜と演奏とが合わない。 数少ないジュバール版の演奏と思われるのにフルニエの演奏があった。

IMCのローズ編の楽譜を購入したのは「たまたま」で、なんとなくこれまで他の曲でIMCの印刷や紙質が気に入っていたのと、 ローズ先生のフィンガリングやボウイングが弾きやすかった印象があった、というくらいの理由。オリジナル版はヘンレか何かを買い直さなければならないようだった(このあたりの出版社と版の関係は、もう少し網羅的にわかったら、あらためてまとめるかも)。

ところがきょうR子先生の楽譜を確認させてもらったら、これがブライトコップで、ジュバール版だということがわかった。 先生もジュバール版で勉強されたらしい。ならば話は早い。このままIMCの楽譜でしばらく教えて頂くことになった。

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