2016.05.24
(Tue)

ソング・オブ・ラホール

衰退の危機に立たされたパキスタンの伝統音楽の演奏家たちが、インターネットにアップした動画をきっかけに世界中から注目され、ニューヨークでデビューする… というドキュメンタリー映画がこの夏、公開されるらしいです。 「ソング・オブ・ラホール(Song of Lahore)」という、昨年作られたアメリカ映画[公式映画.com]。

知らなかったのですが、実際に5年前の2011年にYouTubeにアップされたこの動画がすべての始まりだったらしい。 パキスタンの伝統音楽の演奏家たちがデイヴ・ブルーベックの「テイク・ファイブ」をカバー…

音楽を禁じるイスラム原理主義的な考え方が広がったパキスタン社会で肩身が狭くなった彼らは、世界に聴衆を求めてこの動画をアップしたところ、 再生回数100万回を超える大ヒットとなり、それがジャズ奏者ウィンストン・マルサリスの目に留まり、ついにはニューヨークのリンカーン・センターに招かれる…映画はこのときの演奏家たち、リハーサルの様子を追ったものだそうです。

実はこの映画はまだ見ていないのですが、試写を見てきた娘から話を聞き、上の動画と予告編を見て、がぜん興味を引かれました。 一度は自信を失った演奏家たちの表情が、大きな舞台が近づくにつれて変化していくさまは見てみたい。

気になっているのは、伝統音楽独特のシタールやタブラの奏者はともかく、後ろにずらりと並んだ弦セクションのヴァイオリンやチェロの奏者たちで、 パキスタン伝統音楽の中にあっては本来の楽器でなく、国外に出ればもしかしたら交替が利いてしまいそうな、微妙な立場の彼らはどうなってしまうのだろうか? ということが、ちょっと気になりました。

予告編。

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