2016.05.20
(Fri)

ピアティゴルスキー・アーカイブ

チェロとわたし (新装版) 単行本 – 2009/1/31
グレゴール ピアティゴルスキー  (著), 村上 紀子 (翻訳)

アメリカのロサンゼルスでは現在、世界的なチェリストが集まるピアティゴルスキー国際チェロ・フェスティバルが開催中ですが、 これに合わせてロサンゼルスのコルバーン音楽院では、グレゴール・ピアティゴルスキー(1903-1976)の遺品である楽譜や書簡、写真、コンサートのプログラムなどの資料を分類・整理しデジタル化したアーカイブがインターネット上に公開されていました。

Piatigorsky Archives [米Colburn School of Music]

これは、2012年ジャクリーヌ夫人が100歳で亡くなり、 2014年にはロサンゼルス郊外にあるピアティゴルスキーの旧居が売却・取り壊されたのに伴い、 100箱にものぼるピアティゴルスキーの遺品を寄贈されたコルバーン音楽院が専門家の助けを借りて整理していたもの。

アーカイブには、ピアティゴルスキーが保管していた写真、楽譜、録音、プログラム、書簡など3千点の資料がデジタル化してあるそう。写真には、ハイフェッツ、アイザック・スターン、ロストロポーヴィチなど交流のあった巨匠たちとの写真も。

1956年にピアティゴルスキーが来日したときの公演プログラムというのもありました。 ピアティゴルスキーは同年の9月から10月にかけて、9月15日の日比谷公会堂を皮切りに広島、下関、福岡、大阪、神戸、富山、名古屋、横浜で計12回のリサイタルをA~Dまで4種類のプログラムで行っているのです。このプログラムがなかなか盛りだくさん。

Aプログラム
エックレス ソナタ ハ短調
ブラームス ソナタ ヘ長調(作品99)
ウェーバー 主題と変奏
ミロー 協奏曲 第1番
ガーシュイン 前奏曲 第2番
プロコフィエフ 行進曲
ファリャ 恐怖の踊

Bプログラム
ハイドン 喜遊曲 ニ長調
バッハ 無伴奏組曲 ハ長調
フランクール ソナタ ロ長調
バーバー ソナタ 作品6
ショパン 夜想曲 嬰ハ短調
ピアティゴルスキー パガニーニの主題による変奏曲

Cプログラム
ベートーベン ソナタ イ長調 (作品69)
バッハ 無伴奏組曲 ト長調
シューベルト 序奏と変奏 
コープランド 円舞曲と祝賀会
ドビュッシー ソナタ
フォーレ 悲歌
サン=サーンス アレグロ・アパッショナート イ短調(作品43)

Dプログラム
ブラームス ソナタ ホ短調(作品38)
ベートーベン 「魔笛」の主題による変奏曲
シューマン 幻想曲集 (作品73)
サン=サーンス 協奏曲 第1番 イ短調(作品33)
ブロッホ 祈り
ファリャ 火祭の踊

ピアノ Ralph Berkowitz
[曲名の表記は原文のまま]

今からちょうど60年前…プログラムからも時代が感じられて興味深いです。

貴重な資料がこのように世界中から見られるようになって良かったと思います。

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