2016.03.12
Sat

東京チェロアンサンブルVol.8

160311.jpg

金曜日、レッスンの後、紀尾井ホールで東京チェロアンサンブルのコンサート。

宮田大さん、新倉瞳さんらこの世代のチェリストたちが集まったのを初めて聴かせてもらったのは、たしか皆まだ学生だったか卒業したかという頃だったはずで、 それが10年近くたった今でもこうして、仲間同士の打ち解けた雰囲気はそのままに、高度なアンサンブルを聴かせてくれるのが客席にいるこちらも本当に楽しい。 自分にとってはちょうどチェロに目覚めた時期が、この世代が次々とプロデビューした時期と重なるので、とくに応援したくなるのかも知れない。 すでにそれぞれの場で活躍しているメンバーばかり、忙しい中この顔ぶれがよく集まれたものだと思うけど、これからも時々こうして揃ったところを見せて欲しい。

5年目の3.11ということで、拍手なしの「G線上のアリア」で幕を開けたコンサートは「イタリアとフランス」をテーマにしたふだんあまり聴くことのない新鮮なプログラムで、「大人」の雰囲気。 曲目毎にパートを入れ替わり、それぞれの違った音色を聴かせてもらえる楽しみを堪能した。 最後の「ボレロ」は、10番に座った髙木慶太さんから宮田さん、新倉さん…と順に全員が、あの旋律を音域と音色を変えて奏で、クライマックスに向けて盛り上がる、という鮮やかな編曲(小林幸太郎さん)。

アンコールは、ミシェル・ルグランの「キャラバンの到着」。テレビCMなどでもよく聞く曲で、これを全員で楽しそうに、最後は演奏しながら歌まで歌い出したので、会場も大いに盛り上がった。歌ではドボコンの後のソリスト・アンコールでも歌ってしまう新倉瞳さんの声に一日の長があったかも?

東京チェロアンサンブル vol.8
2016年3月11日(金) 開演:19時 [紀尾井ホール]
出演者: 荒井結子,清水詩織,髙木慶太,中 実穂,新倉 瞳,堀 沙也香,宮田 大,三宅依子,宮坂拡志,横山 桂
曲目: J.S.バッハ:G線上のアリア,コレット:不死鳥,ヴィヴァルディ:コンチェルト・グロッソOp.3-11,ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」より 序曲,タンスマン:4本のチェロのための二章,フォーレ:パヴァーヌ,ラヴェル:ボレロ
関連記事

タグ : 宮田大 

コメントの投稿


非公開コメント

トラックバック