2016.02.18
Thu

シュレーダー回顧

シュレーダー「170の基礎的な練習曲」全3巻が終わって、毎日この1冊を手に取って開く習慣がなくなったのは、なんだか不思議な感じがする。いまだに棚から楽譜を引っ張り出すとき、シュレーダーも一緒につかんでしまう。

新しくポッパー(「チェロ奏法のための上級教本」)を始めたけど、これまでのシュレーダーのような「習慣」にまでなるかどうか…。 ポッパーについては追々書くとして、シュレーダーについていくつか。

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シュレーダーの教本3巻の中で個人的な「ベスト」は、何と言ってもピアッティ「12のカプリース」のシリーズ。難しいから苦労もしたけど、兎にも角にもレッスンで弾き通せたときの達成感・充実感があった。 記憶に新しい170番(ピアッティ12番)、166番(同2番)といったところが好き。147番(同4番)も好きだが、練習していて右手を痛めた。

R子先生「振り返って弾いてみる曲がいくつかあってもいいかも知れませんね」。ウォーミングアップやセルフチェックにという意味だろうと思う。 日々のエクササイズとして良さそうだなと今思い浮かぶのは、161番(コスマン)だろうか。1巻の頃の51番(C.シュレーダー)も良かった。

一番苦労して「できれば二度とやりたくない」エチュードというと、2巻114~116番のグリュッツマッハーが思い浮かぶ。 技術的にも難しかったが、それよりあの長さ、楽譜の「黒さ」…。でも、あの頃から集中力・スタミナがついたような気がする。

「気になる」作者としては、1巻70,71番、2巻87~90番と6曲が収録されていたフランショーム。 ショパンの親友だったチェリストで、エチュードにも何となくショパンと同じ香りが漂う。 もしかしたらフランショームは他にもいい曲を書いているのではないか?…いつか探してみようと思いながらそれっきりで気になっている。

全3巻を今ざっと眺めて見ると、ブッフラー(Büchler)、メルク(Merk)といった人のエチュードを数多く、しかも結構力がついたと思う時期にやっている。 個々のエチュードであまり印象に残っているものはないけど、きっとずいぶんお世話になったのだと思う。高い所まで含めたポジション感覚、横の関係、といったことだろうか。

シュレーダーは「170の…」となっているが実は171曲ある。出版当時の何かの都合だったのか、3巻の最初の138番が138aと138b、2曲ある。このため、3巻に入って「あと33曲か」と思って開いたらいきなり1曲多い34曲だとわかって、ちょっとだけショックを受ける。

エチュードをやってきて、いつも心に引っ掛かったのはテンポの問題で、レッスンでは楽譜指定の(例えば)AllegroよりもずっとゆっくりAndanteで弾いても正確に弾けさえすればマル、ということが多かった。 これは先生が「マル」の基準をどこに設定するかということだとは思う。もちろん練習するときは、ゆっくりのメトロノームを鳴らし、そのテンポを楽譜の隅にメモしておくようにした。

他にも、また何か思い出したら追記するかも。

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タグ : チェロレッスン 

コメント

No title

エチュードのテンポのこと。私も疑問に思っていました。やっぱり指示記号通りにはなかなかですよね。私の先生はあんまり長いスラーも「途中で切っていいよ」と言われます。

2016/02/29 (Mon) 22:47 | 楽音 #- | URL | 編集

> 楽音さん
ありますね、長いスラー、苦労しました...なるべく弓を返さないでがんばったと思いますが、どうだったかな?^^;

2016/03/01 (Tue) 00:03 | yoshi #ZQHR2uUw | URL | 編集

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