2016.01.04
(Mon)

新年はエルガーのチェロ協奏曲

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年末から三箇日にかけて、レッスンで次に教えてもらうエルガーのチェロ協奏曲を譜読み。年末にR子先生にメールでお願いをして快く承諾して頂いた。

この曲、もちろんチェロ協奏曲の中で最も有名なもののひとつ(エルガーの母国イギリスではダントツで一位の演奏回数を誇るという話は前に書いた通り)。この曲については、どうも感傷的な語られ方をすることが多いけど、弾くつもりになって譜読みをしてみると、細かなところにいろいろな面白さがある。 例えば1楽章冒頭の、いきなりカデンツァのような重音やそれに続く9/8拍子の主題は誰でも印象に残るだろうけど、 その後に出て来る第2主題、オーケストラと掛け合いをしながら短調と長調の転調を細かく繰り返すところなどは、こんなに美しかったのかと初めて気づいた。

また、大変な難曲だと思っていたけど、意外とチェロの弾き易さを考慮してくれているようなところもある。 速い2楽章も練習すれば弾けなくはなさそうな気がしてきた。そう思ってみると2楽章もユーモアや親しみを感じる。

楽譜はシュタルケル編(Master Music Publications)で表紙がちょっと面白い。フィンガリングが参考になる。

ちょうど昨年、新倉瞳さんが出したCD[amazon]。 今エルガーのチェロ協奏曲を勉強するとなれば、これを聴かないわけにはいかない… 新倉 瞳/エルガー:チェロ協奏曲

これまでに聴いて知っているつもりになっている曲が、弾く立場になって譜読みをしてみるととても面白く見えてくるという楽しみは、 遠くから見ても美しい神社仏閣のような建築に近寄って柱や壁の造作を見てあらためて感心するようなものかも知れない。

同じことは今年オーケストラで弾くので譜読みを始めたブラームスの交響曲第1番でも感じる。 ブラームスの第1番というと1,4楽章が印象に残りやすいかも知れないが、2,3楽章がまた美しいのだ。

今年の前半はこの2曲で夢中になれそう。

今年もよろしくお願いします。

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