2015.12.03
Thu

チェロとテニス

ドイツのチェリスト、マリア・クリーゲルは30歳のときからテニスにも熱心なのだそうで、 Stradのインタビューで弦楽器奏者がスポーツをすることのメリットについて語っていました。

Classical musicians should play more sports [the Strad 15.12.02]

かいつまむと、弦楽器奏者は手を傷めるのを恐れてスポーツを避けがちだけど、スポーツで得られるメリットは大きくて
・反射神経、呼吸、スピード、予測と反応といったことについて学び直すことができる。「頭でわかるけどできない」という生徒の気持ちがわかるようになる。
(ということは、それまではわからなかった、ということですね?…)
・体のことがよくわかり、単なる「痛み」と治療が必要な「故障」との違いがわかるようになる。
・体が疲れてよく眠れる。
・音楽以外のことで達成感を得る喜び。
・自分の限界、自分に何ができるか、相手や仲間との人間関係を学べる(室内楽のように)。
・心と体と道具(ラケットや弓)の関係を学べる。
・勝つ喜びと負ける悔しさ(音楽と違って数字で決まる)。
ドヴォルザーク/エルガー:チェロ協奏曲

私はずっとテニスをやってきて、後になってチェロを始めたので、言ってみればマリア・クリーゲルさんとは逆の立場ですが、 両者の共通点や違いについて深くうなづけることばかりでした。

テニスをやっていたおかげでチェロをやるのに役に立ったことはたくさんあって、その一つは、できなかったことができるようになるには、いいお手本と時間、それに熱意と忍耐がいることが、予めわかっていたことでしょうか。

(あと、できるようになったからといって、どうやったらできるかを言葉で説明できるとは限らない…といったことですね)

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