2015.10.31
Sat

ピアッティ2番

シュレーダーの教本の166番にあるピアッティ「12のカプリース」の2番を譜読みし始めたら、これがとても面白くて、すっかり夢中になってしまった。 レッスンでこのエチュードをやるのは“次の次”以降でまだ先だし、当面はオーケストラの本番が迫っているし、レッスンで弾く曲もまだ途中なのに、今週はこの曲のことばかりが気になって仕方がない。

(スイスのSebastian Diezigさんという方の演奏。ピアッティのカプリース全12曲の演奏をアップするシリーズを継続中)

美しい重音で奏でる部分と、細かい移弦で和声を奏でる部分とがあって、Andante Religiosoとあるように、ゆっくりと教会の聖歌のようにおごそかに、ということだろうか。クリスマスツリーが飾ってある時期に弾きたくなった気持ちはとてもよくわかる。

これを今年のクリスマスくらいまでに美しく弾けたらどんなにいいかと思ったけど、弾いてみるとこれが難しい。

ピアッティの12のカプリースのことは以前からたびたび書いているけど、単にチェロを学ぶためのエチュードというだけでなく、きちんと弾ければ人に聴いてもらってもよさそうないい曲ばかり。 ただその「きちんと弾ければ」がとても難しく、その曲がテーマとする技術要素を高いレベルでクリアしていなければ「いい曲」に聴こえてこない。そこがたまらなく面白いところでもあり、時にその壁にぶつかって落ち込んでしまうところでもある。

これまでシュレーダーの教本で1,4,5,7,9番を弾いた。 4番を弾いたときには、そればかり練習していたら右手が痛くなった。

他のエチュードの作者には申し訳ないけど、エチュードでこれほど夢中になることは他にない。 何かピアッティには「麻薬的」な力があるような気がする。

***

今は細かい移弦の部分(上の動画で1:33~)が特に難しく感じる。こんな楽譜[IMSLPから]。

1拍が付点8分音符と3連符から成るので、16分音符分の長さにこの3連符を詰め込まなければならない(しかも移弦あり)、これは相当ゆっくり弾いても至難のわざに思える。 これをどれくらい「楽譜通り」に弾かなければならないものか?… espressivoなので、多少のテンポの伸び縮みは許されると思うのだが。

さらに当惑するのは、上のように付点が1つ(付点8分音符)だけでなく、 ところどころに付点が2つ(複付点8分音符)、あるいは3つもついている(複々付点…)ところがあるのだ。
piatti2-3.png
これはさすがに楽譜のミスプリントではないか?…今度、出版されている別の楽譜を確かめてみるつもり。

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コメント

ピアッティ、一味ちがいますよね。
特に、そう、2番は絶品の美しさで大好きです。が、弾けないのでキライです(苦笑

2015/11/01 (Sun) 18:41 | たこすけ #vkcXtX9g | URL | 編集

> 弾けないのでキライです(苦笑

いやいや、たこすけさんなら弾けるでしょ^^;....
僕の場合、「いい曲だ」と思っただけでチャレンジしても熱意が続かないと思いますが、エチュードとして「やるしかない」と思って取り組めるのが、ある意味、ありがたいことかも。まあ、やってみます。

2015/11/02 (Mon) 11:29 | yoshi #ZQHR2uUw | URL | 編集

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