2015.10.23
Fri

弓調整

来月のオーケストラ本番を前に今週、弓の毛替えと楽器の点検をしてもらった。

弓を手に取った職人さんがすぐに、弓に本来ではない反りがあると言う。 毎日手に取っていても、その場で改めて見てみても全くわからなかった。ごくわずかなものらしい。

職人さんが言うには、この反りのせいで弓先が駒方向に流れる力が働いていたはずだという。 実際にはまっすぐ弾くために右手で支えていたはずで、そのぶん無駄な力が入ってはずだと。

どのような反りがあると弓先が流れる力が働くのか、にわかには理解できなかったが(今もまだよく理解できてない)、指摘された問題には思い当たるところがあって、他の弓で弾かせてもらったときに比べると、自分の弓は弓先が重いのではないかと思っていた。 ただ、ほんのわずかのことだし、自分の技量やその日の調子によるものなのかも知れない、 テニスのラケットにもトップヘビーとトップライトとがあってそれぞれに一長一短や好みがあるようなものかも知れないと思って、あまり気にしないようにしていた。

職人さんが測りに乗せてみると、とくに弓先が重いことははないという。 一日預ければ調整できるというのでお願いすることにした。 おそらく熱や力を加える、あまり時間は掛からなくとも微妙な作業だったのではないかと思う。

調整してもらった弓で弾いてみると、確かに弓先が軽くなった気がした。 実際の効果はもう少し弾き続けてみないとよくわからないが、何しろ毛替えをしてもらったばかりでもあり、楽器も健康であることがわかり、とにかく今のところ大変調子がいい。 bow.jpg

右が現在の弓。調整前は、極端に言えば "(" のような方向にわずかな反りがあったのではないかと思う。

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実は今回、初めての弦楽器店を訪ねた。 従来お世話になっていた楽器店も良くしてくれて(購入した楽器店はまた別)大きな不満はなかったのだが、 電車を乗り換えなければならなかったし、職人さんとあまり直接話すことができなかった。職人の高い技術を提供することと接客との間で、お店ごとにそれぞれの考え方があるのだと思う。

今回の弦楽器店は、そう遠くないところにあって、ベテランの職人さんが直接説明してくれたり相談できたりするところに安心感があった。

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タグ : チェロ道具 

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