2015.10.14
(Wed)

香港の地下鉄の楽器持ち込み規定その後

先月、香港の地下鉄MTRで音大生がチェロを持って乗車するのを拒否されたことに端を発し、 今月初めには抗議デモまであった問題について、 13日香港MTRが手荷物の持ち込み規定の見直し方針を発表したそうです[South China Morning Post 15.10.14]。

ところがこの見直しでは、 「タテ・ヨコ・長さの合計が170センチを超えず、最大の長さでも130センチを超えない」という現行の規定自体はそのままで、 この規定を超える楽器類を登録制とし、しかもラッシュ時間帯以外のみ持ち込むことができる…というものになるとのこと。

(一般的なチェロケースの高さは約135センチ…)

音楽関係者からは当然、この見直しでは不十分だと不満の声が上がっているそうです。 MTRは11月から数か月間、この方針に沿った運用を試行するそう。

香港のチェリストの方たちの不便を思うと気の毒ですね…。

参考までに、日本の例えばJR東日本では「タテ・ヨコ・長さの合計が250センチメートル以内、最大の長さが2メートル以内」 (JR東日本 旅客営業規則第308条) となっていて、他の鉄道各社もだいたいこれと同様ではないかと思います。

[追記15.10.30]
MTRは規定見直し試行の詳細を27日発表し、11月2日から4ヶ月間実施するとのこと。
これによると、大きな楽器を持ち込みが制限されるのは、平日の8時15分から9時15分までの時間帯。
登録(無料)して持ち込める楽器のサイズには上限が設けられ、タテ・ヨコ・長さの合計235センチ、最大の長さが145センチを超える楽器は持ち込むことができない─したがってチェロは登録すれば持ち込めるけど、コントラバスや中国の伝統的な琴などは持ち込めない─とのこと[Strad経由SCMP, MTR報道発表 15.10.27 英語 PDF]。

関連記事

タグ : チェロ事件簿 

コメントの投稿


非公開コメント

トラックバック