2015.10.06
(Tue)

ヨーヨー・マがサンデル教授のパネル討論で熱く語る

ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上)

4日、アメリカ・ボストンのハーバード大学とMITなどが共催したイベントで、「白熱教室」で有名なハーバード大学のマイケル・サンデル教授が司会するパネル討論が開かれ、ハフィントン・ポストの創設者アリアナ・ハフィントンや作家、MITの教授らと共にヨーヨー・マも参加して議論を交わしていました。下がその2時間ほどの動画。

HUBweek Fenway Forum [YouTube]

ボストンということで、開会前にレッドソックスの応援歌「スイート・キャロライン」の合唱…

サンデル教授の授業がいつも善か悪かの判断が難しい二択の質問を投げかけるように、この日のテーマは「コンピューターはどこまで人間に取って代わってもいいか?」という問題。 ザ・セカンド・マシン・エイジ

ヨーヨー・マが熱く語ったハイライトの一つが、「学生のレポートを自動採点するアプリがあってもいいかどうか?」という討論(1時間20分過ぎくらいから)。

これについて、MIT教授でコンピューターが世の中に与える革新について書いた本"The Second Machine Age"の著者アンドリュー・マカフィー氏が、
「学生百人分ものレポートを同じ集中力で読めないからね」
と全面的に賛成すると、ヨーヨー・マは真っ向から反論。
「学生が何人いても同じ集中力で向き合うのが教師の仕事じゃないの? あなたの言っていることは、医師だったら“ヒポクラテスの誓い”(医師の倫理)に反するように思う」
と人間と人間が向き合うことの重要性を主張し、会場からも「そうだ!」とばかりに拍手が起こっていました。

(内容についてはボストングローブ紙のこの記事も参照)

ハーバード大学の卒業生でもあるヨーヨー・マが、あくまで音楽家という立場からではあるものの、 こうした知的な討論でも聴衆を引きつけられるところはさすがだと思います。

[後日追記] ヨーヨー・マと反対の立場で論じたマカフィー氏は、分が悪かったと見たか、この約2週間後にハフィントン・ポストに弁明の記事(「人間同士が向き合うことは重要だが、人間の判断は時と場合によって変わるので、コンピュータと人間の能力をうまく組み合わせることが必要…」というようなこと)を寄稿していました。

ヨーヨー・マは最後にシルクロード・アンサンブルのメンバーとカタロニア民謡/カザルス「鳥の歌」ともう1曲の演奏(1時間54分ころから)。

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