2015.09.25
Fri

香港の地下鉄でチェロの持ち込みに罰金?抗議行動の呼び掛け

香港の人の生活を支える地下鉄路線MTRで今週、チェロを持った音大生が大囲(Tai Wai)駅から乗車したところ、 次の九龍塘(Kowloon Tong)駅で係員に呼び止められ、チェロケースのサイズが持ち込み手荷物の上限130センチを4センチ超えているので持ち込めないと言われたのだそうです。

このことを香港の新聞South China Morning Postが24日に記事にし、これを引用するかたちで弦楽専門誌Stradが伝えたので知ったのですが、学生は乗車した駅から私服の係員に尾行されていたと感じており、制服の係員に駅事務室に連れて行かれると、30分に渡り尋問された上に、次に規則を破ったら2千香港ドル(約3万円)の罰金を科すという警告書まで手渡されたのだそう!

元になった記事によると、このところ香港のMTRでは、大きな楽器を持った乗客が職員に注意されたり、乗車を断られたりするケースが相次いでいるのだそうで、 それがプロの演奏家でなく学生ばかりなこと、また、大きな荷物を運んでいる他の乗客(香港で旅行客を装って日用品や家電製品などを“爆買い”し、関税なしに中国本土に持ち込む、いわゆる「水貨客」─英語ではparallel trader─たちを含む)は見逃しているのに…という不公平さに怒りの声が挙がっているようです。
The Adventures of a Cello

さらに、South China Morning Postの最新25日の記事によると、 香港の音楽家たちの間で、10月3日土曜日の19時からMTRに一斉に楽器を持って乗車して抗議しようという計画が進行しているようです。一種のフラッシュモブのようなものでしょうか…。これを呼び掛けるフェースブックのイベントページには、すでに2千人以上が「参加する」という意志表示をしているのですが、どういうことになるのでしょうか?…

[追記] 9月30日時点で参加の意志表示をした人は3,600人以上にまで。この雰囲気はあの1年前の「傘の革命」当時の雰囲気がまだ続いているのかなと思わせますね。

***

チェロを持って公共交通機関を利用する人は、他のお客の邪魔にならないよう、なるべくすいている車両をさがしたり、混雑する時間帯を避けて(どうしても仕方がないこともありますが)乗るようにしていると思うので、ひとつ寛大な目で見てやってほしいですね。

[追記: 参考過去記事→チェロケースは網棚にのるか]

関連記事

タグ : チェロ事件簿 

コメントの投稿


非公開コメント

トラックバック