レッスン #275

花を散らす強風の中、レッスン。

シュレーダー158番。Berteauとあるのは、チェロのフランス楽派の開祖ベルトー(Martin Berteau, 1691-1771)の作で、デュポールの「21の練習曲」の6番に収録されているもの。 ずいぶん古いエチュードだけど、今われわれが習っているのと同じ親指ポジションの4の指まで含むシステムが、この頃すでにできあがっていたのがよくわかる(ただし、親指を表す丸印の下に縦棒がついたあの記号に統一したのは少し後、ドイツのロンベルグらしい)。難しくはないものの、歴史的な味わい。後半の指番号に2でなく3と思われる箇所(ミスプリント)が4箇所あった。

ブラームスのソナタ1番3楽章の仕上げ。初めに1度通し。C線の上り下りで音程が少し高めになる傾向。

最後に先生のピアノと合わせ。初めの数小節、ブラームス特有の8分音符と3連符とがぶつかるところに戸惑ったけど、やがてフーガの掛け合いが楽しめるようになり気持ち良く弾けた。この曲を習い始めてちょうど3ヶ月で区切り。この曲を全楽章勉強できたことに充実感がある。

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