2015.03.19
Thu

ジャズチェロによるロココ変奏曲

チャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」のエレキギターによる演奏から、「ロココ」つながりで見つけた、もう一つの大真面目な演奏[ICS CelloChat経由]。無伴奏のジャズチェロによるStephan Braunという人の演奏。2014年10月29日ドイツ・ルーテスハイムのチェロアカデミーで。

面白いと感じる人とそうでもない人とに分かれるかも知れませんが…。

私が面白いと感じたのは、まずあの「ロココ変奏曲」を、同じチェロでもこのようにジャズ風にくずすことができるんだ、という驚きです。 1分20秒過ぎから始まる主題などは、リラックスしてウィスキーでも傾けながら聴きたくなる曲に思えてきました。 これは、元々ジャズアレンジで有名な「私のお気に入り」「いつか王子様が」の演奏では、それほど感じることがなかった驚きでした。

もう一つは、チェロの色々な奏法を駆使してチェロの可能性を拡げてくれているのではないか?という興味ですが、どこかの瞬間で、ギターの領域に踏み入ってしまっているのではないか?という危惧を感じなくもありません。チェロでここまでできるというアピールにはなっていると思うのですが、「このサウンドが欲しいんだったらギターでいいよね」とならないか?という危惧です。これは、この同じイベントに出演していたという 2 CELLOS の演奏を聴いていても、時々感じることではあります。

もちろん、このように感じることができるのも、実際にチャレンジして見せてくれる人たちがいるからで、こうした人たちのことは尊敬してやみません。

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コメント

こんにちは、実は同じような思い「この音域を弾くならチェロでなくヴァイオリンでいいじゃない?」と思うことがよくあるのが、チェロアンサンブル、特にアマチュアさんのです。私は元々がバイオリン弾きなので、特にそう思うのかもしれません。プロの場合は高音がきれいで、それはそれで素敵と思いますが、アマチュアさんのではなかなか苦しそう<m(__)m>で、つい思っちゃいます。

2015/03/21 (Sat) 12:16 | 楽音 #- | URL | 編集

No title

こんばんわ。
また面白いものを紹介していただきありがとうございます(^^)
ジャズは詳しくないのですが、僕にはギターよりもサックスとかの方のフレージングだなと思いました。ジョン・コルトレーンとか好きでコピーしてチェロで弾いたりしているんじゃないかな、と。ギターでやるには結構難しいフレーズのような。
いずれにしてもとても羨ましい限りの自由な世界です。
あと、どうやって音を録っているのか気になりました。マイクどりしていると思うのですが、結構生音というか自然なチェロの音に近い音なのが驚きでした。

2015/03/21 (Sat) 23:46 | たこすけ #vkcXtX9g | URL | 編集

> 楽音さん
あー、私もこの前チェロアンサンブルでト音記号ばかりの楽譜を弾きましたが、チェロアンサンブルの場合は、たいてい編曲したのもチェリストの方だったりするので、楽譜は同じチェリストからの「これくらい弾けるよね?」というチャレンジだと思って、何とかして応えなきゃという気になりますね。

2015/03/23 (Mon) 00:20 | yoshi #mQop/nM. | URL | 編集

> たこすけさん
僕もジャズには詳しくありませんが、サックスのフレージングというの、なるほどと思うところがありました。
ギターといったのは、ピチカートやパーカッションの比重が大きすぎでは…という印象に過ぎなかったかも知れません。
そういえばもう一人パーカッションがいるのではないか?と思った部分がありましたが、足のタップか何かの音をマイクがちゃんと拾っているんでしょうね。

2015/03/23 (Mon) 00:21 | yoshi #mQop/nM. | URL | 編集

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