2015.02.02
Mon

ニュー・シネマ・パラダイス

先週の金曜日深夜、NHK BSで「ニュー・シネマ・パラダイス」が放映されているのを見た。 1989年の公開当時から名作との評判高く、エンニオ・モリコーネ(1928-)の美しい音楽をヨーヨー・マがカバーしたので知ってはいたけど、映画そのものを見たのは初めて。 実は3月1日サントリーホールの「チェロの日」コンサートで弾く曲の中に、このモリコーネの「ニュー・シネマ・パラダイス」がある。 ヨーヨー・マ プレイズ・モリコーネ

イタリアの片田舎の村に住む人々の唯一の娯楽であり、世界に通じる窓が、村の教会を兼ねた映画館「パラダイス座」(Cinema Paradiso)。 そこで村人たちは、映画を見て熱狂し、銀幕に向かってヤジを飛ばしたり拍手したりする。 そこの映写技師の男を慕う少年は、映画館とともに成長し、恋もするが、やがて村を離れる。 映画はその30年後、映画監督となったかつての少年が、男の訃報を聞き、なつかしい村に帰って当時を回想するところから始まる…

映画館は一度火事が起こり(それが元で少年は男に代わって映写技師をつとめるようになる)新装されるから「新パラダイス座」(Nuovo Cinema Paradiso, New Cinema Paradise)。

「(新)パラダイス座」のスクリーンに次々と実際の名作映画が映るところは映画通にとってはたまらないだろうと思うが、映画通でなくとも、人生の記憶の中に「パラダイス座」にあたる"場所"を持っている人なら、誰にとっても懐かしさや郷愁の甘さ・ほろ苦さを呼び起される映画で、作られて25年を経ても古びない名作だと思う。

こんな映画を作れるのはそれなりの年を経た人に違いないと思ったら、トルナトーレ監督(1956-)が30歳そこそこで作った作品だと知って驚いた。 ニュー・シネマ・パラダイス

全編でモリコーネの甘く切ない音楽が何度もくりかえされる。 「チェロの日」のコンサートでは、映画の中で流れる旋律がメドレーで次々と押し寄せるような編曲になっていて、これから弾くたびに映画のシーンが目に浮かびそうだし、聴いてくれる方にも楽しんでもらえるんじゃないかと思っています。

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タグ : チェロの日 

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