2015.02.01
(Sun)

マイスキーの無伴奏リサイタル

1日午後、上野・東京文化会館小ホールでミッシャ・マイスキーの無伴奏リサイタル。演目はバッハの無伴奏チェロ組曲から1番、4番、休憩をはさんで5番。

演奏前にマイスキーは英語で話し始め「このコンサートを(この日早朝、イスラム過激派組織に殺害されたと伝えられた)ジャーナリストの後藤健二さんに捧げたい」。客席から拍手。

事件はこの日の朝のニュースで大きく伝えられたから、会場にいた皆が、心のどこかに暗いものを抱えていたはずだった。このような日にホールに足を運んだ聴衆の気持ちを、こうして引き受けることができる音楽家はそうはいないと思われ、さすがはマイスキーだと思った。また、このような日に聴くことになっても、"相応しい"といっては何だけど、少なくとも"許される"のではないかと感じられるところが、バッハの無伴奏チェロ組曲の偉大さでもあると思った。

アンコールは、3番のブーレ、2番のプレリュードの後、なお粘り強く続く拍手に応えて1番プレリュードをもう一度、今度は超速で。

※後日加筆しました。

関連記事

タグ : ミッシャ・マイスキー 

コメントの投稿


非公開コメント

トラックバック