2014.05.16
Fri

藝大チェロアンサンブル

東京藝大が月1回行っているコンサートでチェロアンサンブルを聴いてきました。出演は河野文昭さん、中木健二さんと大学院在学・修了のかたたち総勢8人。

プログラムはパブロ・カザルス(1876-1973)の特集。大学院の特別研究で昨年カザルスを取り上げて研究したのだそう。

前半はカザルス自身が作曲した「カニグーの聖マルタン祭」「すべての人よ」「鳥の歌」「東方の三賢人」(冒頭の2曲は初めて聴いた)。 後半はカザルスが編曲に携わったフォーレ「夢のあとに」を今年フランスから帰国し准教授に就任された中木健二さんのソロで、ワーグナー「夕星の歌」を教授の河野文昭さんのソロで。河野さんはトークにプログラムノートに演奏にと大忙し。 院生・修了生たちも多彩な人材が揃っていて面白い。

最後の「サルダーナ」は、3年前のチェロコングレスで百数十名の大アンサンブルで 弾いた記憶が新しいけど、名手8人の「サルダーナ」も実に楽しそうに弾いていておもしろかった。アンコールは「サルダーナ」のフィナーレをもう一度。 Pablo Casals Portrait [Box Set, Import]

カザルスはチェロ以外に指揮者としても活動しただけでなく、作曲家としても相当野心的だったのではないかと、「サルダーナ」を弾いたときから思っていたけど、カザルスにはまだ世に出ていない楽譜も多いらしい。このぶんでは没後50年にでもならないと――昨今の国際交渉では70年に統一という話もあるけど――われわれが「作曲家としてのカザルス」の全貌を知ることはないのかも。

会場の台東区ミレニアムホールは音のいい立派なホール。 このコンサート、従来は奏楽堂で行われていたところ、 改修工事のため平成30年まで使えないのだそう。そうと知っていれば一度奏楽堂でコンサートを聴いてみたかったと思った。

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タグ : パブロ・カザルス 

コメント

カザルスからは話がそれますが、、、今日、たまたま友人の絵の個展に行き、上野の奏楽堂の絵があって、とても惹かれました。買おうかどうしようか迷ったのですけれど、もう少しチェロが上達してから…と思ってやめました。それで、やはり奏楽堂のHPを見たら、平成30年とあって、もう少ししないと聴けないのだなと思っていたところでした。
ご存じかもしれませんが、森まゆみさんの『東京遺産』(岩波新書)に奏楽堂が明治村に移築されず、台東区に残された歴史が詳しいです。
私もいつか奏楽堂で聞いてみたいです。

2014/05/16 (Fri) 21:53 | mado #S1xi4FKw | URL | 編集

> madoさん
奏楽堂について、ありがとうございます。そうですか…歴史ある建物ですものね。
それにしても平成30年というと2018年、ずいぶんかかるものですね。

2014/05/16 (Fri) 23:31 | yoshi #- | URL | 編集

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