2013.09.26
(Thu)

新国立劇場「OPUS」

弦楽四重奏団を描いた演劇「OPUS」を新国立劇場で観てきました。

リーダーで第1バイオリンの段田安則、少し調子者の第2バイオリンの相島一之、 天才肌で最も厳しい耳を持つが精神が不安定なビオラの加藤虎之介、 何かにつけ丸くおさめようとするチェロの近藤芳正、そこに新しく加わる若いビオラの伊勢佳世という配役と、そこで展開される人間関係のもつれは、いかにもそんな弦楽四重奏団がありそうな感じ。

キャストはこの5人だけ。舞台は四方を客席が囲む舞台に4人のイスと譜面台があるだけのシンプルなもの。

場面は4人が揃った練習風景が中心で、ここで交わされる音楽の専門的な台詞が妙にもっともらしいと思ったら、作者のマイケル・ホリンガーという人はビオラ奏者として音大を出た人なのだそう。

俳優たちもまた、楽器をケースから出したり演奏したりする仕草が手慣れた感じ。 演奏シーンでは、左手はほとんど動かしていないのですが、右手の弓の動きが音楽に合っていて、それだけでも相当リアリティが出るものだと思いました。

同じように弦楽四重奏団の人間模様を描き、偶然にも(?)ベートーベンの作品131が重要な意味を持ち、女性の新メンバーが現れ、 チェロ奏者が病気(?)…といったところで映画「25年目の弦楽四重奏」との符合がありますが(僕はこの映画、結局観に行っていないのですが…) この舞台は5人の会話のやりとりやちょっとした表情にも大人の笑いがあり、楽しめました。

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タグ : カルテット  ドラマのチェロ 

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