2013.05.18
Sat

クレジットは大事

愛と喝采の日々 [DVD]
シャーリー・マクレーン, アン・バンクロフト 第二楽章 オリジナル・サウンドトラック

NHKのドラマ「第二楽章」は、羽田美智子、板谷由夏、谷原章介(元チェリスト!)らが熱演していて楽しみに見ているのだが、これがアメリカ映画「愛と喝采の日々」(1977年)とストーリーがよく似ていることが、きのう17日の朝日新聞朝刊「記者レビュー」で指摘されていた。 「第二楽章」はバイオリニスト、「愛と喝采の日々」はバレエダンサー、仕事と家庭それぞれを選んだ女性2人の再会、衝突、友情… 「ここまで似せるならクレジットが必要では?」という指摘はその通りだと思った。

クレジットというのは、ようするにこの場合「作 だれそれ」というところにほんの一言、こういう作品をベースに焼き直しましたと書き添える、というほどの意味で、それがベースにした作品を作った人と見る人に対するマナーというものだろうと思われ、その一言がないとちょっといやな気分になる。

***

藁の楯 わらのたて Original Soundtrack クレジットといえば今ちょっと気になっているのは、現在上映中でカンヌ映画祭にも出品されている日本映画「藁の楯」のクライマックスシーンに流れる音楽でチェリストのナサニエル・ローゼン氏(64)[過去記事]がチェロを弾いているらしいけれど、そのことはきちんとふさわしくクレジットされているのだろうか?ということ。ローゼン氏(の奥様)のブログにちらりとだけ書いてあったことで知った。

サウンドトラックCDは右リンク先のアマゾンのページでちょっとだけ試聴できる。最後の21曲目にあるHUMANS BEINGという曲がそうではないかと思う。

このことは映画の公式サイトや関連の広報を見ても特にとりあげては紹介されていない。映画を見ればきっとエンドロールくらいには名前が出てくるのだろう。映画というのは多くの人がかかわる巨大なプロダクションだから、ひとりひとりの働きを十分にクレジットすることは難しいのかも知れない。

しかし「1978年のチャイコスキー・コンクールで優勝し、今は日本に住む64歳のチェロ奏者がクライマックスシーンでソロを弾いている」というのは、受け取るひとによってはこの映画に何かしらの深みを感じさせ、観てみようかという気にさせる一言になりうると思うのだけれど。

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コメント

記事読みました

あ~、吉岡さんもはまってるのですね、第二楽章(*^^*) 私も火曜日10時だけはTVの前にスタンバってます。
確かにあの映画にヒントを得たのかもしれませんが、よくある話と言えなくもなく。「愛と喝采の日々」の詳細は忘れてしまったのですが、周りがうるさければ今後の展開を変えることは可能かと…私は毎回泣けてしまいます(>_<)

2013/05/22 (Wed) 16:14 | natasha #3gnf69lI | URL | 編集

Re: 記事読みました

> natashaさん
21日第6回までの放送を見て、やはり俳優それぞれの熱演の光るいいドラマだなと思いました。ただ、いいドラマなだけによけいにきちんとするべきところはしてほしいな、と思いましたが…まあ細かい話なのかも知れません。
「愛と喝采の日々」(1977)は、そういう作品があったことは覚えていましたが、たぶん見ていないと思います。「第二楽章」に対する息子たちの反応を見てわかったのですが、この設定とストーリー、それなりの人生経験を経てはじめて共感できるっていうところがあるのかも知れませんね。

2013/05/22 (Wed) 21:05 | yoshi #mQop/nM. | URL | 編集

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