2013.04.15
(Mon)

将棋電王戦

将棋はたまに見て楽しむ程度だが、このところコンピュータソフトと現役のプロ棋士とが5番勝負を戦う電王戦というイベントに注目している。 ここまで4戦して、コンピュータが2勝1敗1引き分け。コンピュータが中盤から終盤にかけて驚異的に強く、文字通り疲れ知らずで粘り強く的確な手を繰り出してくる。 解説するトッププロ棋士のコメントが微妙に揺れ動くさまを見ても、ついにチェスだけでなく将棋でもコンピュータが人間を超える日が来たのかという実感が湧いてくる。

どうしてこんなことが可能になったのか?と技術開発への興味も尽きないのだが、なんでもコンピュータには「良い手」が教え込んであるのでなく、「『良い手』を学ぶ学び方」が教え込んであって、そこに過去の膨大な棋譜を学ばせたのだという。何を言っているのかわからないと思うが(僕もよくわかってない)…つまりそういうことらしい。

人間に勝つコンピュータ将棋の作り方 ひとつ感心するのは、コンピュータソフトという「よそ者」を迎えた将棋界のオープンな対応で、将棋界全体がこれを少なくとも見かけ上は一丸となって歓迎し、インターネット生中継含むショウアップした催しでファンサービスし、対局者は人間対人間と同じ真剣さで勝負に臨んでいる。対局を終わった棋士の憔悴しきった表情を見ても本気の対局だったことがわかる。

今回のイベントを見て新たに将棋というゲームやプロ棋士たちに関心と尊敬を寄せるようになった人も多いだろうと思う。今週土曜に行われる最終第5戦の結果がどうあれ、今回の将棋界の対応は見事だったと思う。

4.20追記: 最終第5局もコンピュータが勝って3勝1敗1引き分けと勝ち越した。終わってみると、全局通してプロ棋士側がコンピュータの強さを意識しすぎて消極的な戦い方に見えたのが少し気になった。

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