2013.03.12
Tue

ビブラート改良

このところ改良に取り組んでいるビブラートについて。

きっかけは1ヶ月前、「チェロの日」に一緒に参加した方の一人が、指揮の山本祐ノ介さんが練習のとき皆を止めて指示を出しながらする、左手を胸(または、おなか)のところに当ててユラユラとさせていた動き…あれこそが正しいビブラートの動きなんじゃないだろうか?と言ったこと(正確にはFacebookに書き込んでいたこと)だった。

同じ場で同じ光景を見ていたから、その一言でピンとくるものがあった。そのようにすると、左手親指の支点に頼らずに大きな振幅で揺らすことになるから、ハイポジションでのビブラートがうまくできそうな気がした。

それからというもの、思い出しては左手を胸やおなかのところに当ててユラユラと動かしてみていた。周りで気づいた人は、どこか痒いか具合が悪いのかと思ったかも知れない。

はじめの1週間位は、胸のところでならできても、チェロを構えると指板の上で指がずれてしまいそうな気がしてうまくできなかった。
ヒジの角度や姿勢を少し変えて、D線のCを2で押さえたときなら、できるような気がしてきた。
やがてその周辺のポジションでならできるようになってきた。
2の指ができると3もスムーズにできる気がしたが、1のときはほんの少し手の角度を変えないといけないようだった。
運指の流れや速さによっても、できる場合とできない場合があるような気がした。
4~6ポジション周辺ばかりを意識していたから、それより高いところはまだこれから。
それよりも、逆に1ポジションに下りたときの左手の動きがおかしくなった日もあった…

今はそうやって少しずつ、できる場所と指とを増やしていっているところ。

効果のほどは、この前のレッスンでベートーベンのソナタ冒頭のアダージョを弾いたとき先生に「あったかい音」と言ってもらえたのが、効果の一端だったかも知れない。何より、ゆっくりしたフレーズを弾くのが楽しみになった。振幅の大きいビブラートができれば、小さなビブラートと使い分けられるかも知れない。

おとといの室内楽コンサートの曲でも使った。本番を意識して緊張すると振幅が小さく速くなりがちなのもわかったが、以前よりずっと大きく振れるようになった。

以上は、ビブラートを習得・改善しようとしている人の直接的な参考にはならないかも知れないけれど、友だちのちょっとした一言でイメージができて、少しずつそのイメージに近い動きができるようになってきた、そのプロセスが面白いと思ったので。

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