2013.01.30
Wed

練習計画について

チェロ仲間と話していると、それぞれにレッスンやオーケストラやアンサンブルで弾かなければならない曲をたくさん抱えていて、どうやって練習してるの?というのがお互いの関心事だったりする。僕自身もここのところ何度か聞かれた。

練習時間の「量」の確保についてはそれぞれの事情もあるので、ここでは一定の(でも、限られた)時間はどうにか確保するとして、どのように練習を計画するか?新しい曲を引き受けるべきかどうか?そして今日は何を練習すべきか?...といったことについて日頃思うことをいくつか。

  1. 週単位で自転車操業。なんだ、と思われるかも知れないけど「次の週末に約束している曲を最優先」するというのが基本。これは「当面の曲に集中する」「その先の曲のことはとりあえず忘れるようにする」ということでもある。
  2. 可視化する。弾かなければいけない曲が「なんだかいっぱい」でなく「これとこれと...何曲」と(紙にでも書いて)わかっておくことが、これは仕事にしろ勉強にしろ、自己管理の基本。
    これと合わせて、手帳に前日練習したことを、シュレーダーならSCH、メンデルスゾーンならMEN、ブラジル風バッハならBRAというふうに略号でメモしておくようにしている。こうすると、「おっとしばらくこの曲を練習してないな」などとわかる。

    (僕の手帳をのぞいた人は、MENとかBRAとか書いてあるのを見て「この人は一体何を記録しているのか?」とあやしく思うことだろう)。

  3. すべての楽譜を手元に持つ。通勤の行き帰りなどにちょっと出して見られるように、今抱えている曲の楽譜をすべてA4の10ポケット式ファイル[過去記事]に入れて持ち歩いている。このファイルに入りきらなくなったり、厚さが厚くなりすぎてきたら、僕の場合ちょっと抱えすぎ。
  4. やっぱり経験が必要。自分が今の力でどれくらい曲をこなせるのかは、所詮やってみないとわからない。 もしかしたら前より力がついていて案外こなせるかも知れない。逆に、撃沈してみんなの前で申し訳なく恥ずかしい思いをするかも知れない。そのへんは、冷汗や脂汗をかく経験をたくさんしてみないとわからない気がする。
    以前、曲をこなす負荷をページ数とか小節数とかに難易度やもろもろを掛けて「数値化」できないか?と考えてみたことがあるけど(もちろん)うまくいかなかった。
  5. 直観を大切にする。「この曲のことが気になってしかたがない」「この曲があぶない」という直観はあんがい正しい。また「どんなに大変でもこの曲をやりたい!」という直観に素直に従ってみるのも、また正しい。

上は互いに矛盾する場合もあるし、僕もいつも一貫しているわけではないけど、今思いつくところ。また、「しょせん趣味」というのは大前提にあるとして、の話。

思うにチェロをやる上での不安の大きい部分を占めるのは、「アンサンブル仲間をがっかりさせてしまうのではないか」とか、「ファーストバイオリンからまた『まったくうちのチェロは…』と言われるのではないか」とかいった「人間関係の不安」なんですよね。このへんは同じ楽器でも、合奏の少ないピアノをやる人とは全く違うかも知れない(レッスンの先生や、もしいればライバルのような存在に対しては同じかも知れない)。曲を抱えすぎて不安になったときは、そのへんを意識してみると少し不安がやわらぎ、楽しみのほうをふくらませることができる、かも。

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コメント

こんにちは!いつも拝見しております☆
・・しみじみと、今回は読ませていただいてしまいました・・

自分が、抱えた新曲に対して、どのくらいの時間でどれくらいの状態までもっていけるか、という事をいつもいつも計っている自分を感じます。
一緒に合奏する人たちも「楽しい」と感じてもらえるチェロの「状態」が最低どの程度なのか、を考えながら、練習時間期間を逆算して練習していく、みたいな感じがありますよね~

最新のピンチは笑!ウェーバーのクラ5を二週間で。目標は自分が原因で止めないこと。二週間後に向けて、今日から頑張ってみます!!

ヨシさんもチェロの日をまずは、楽しんでくださいね!!
インフルエンザなど気をつけて☆

2013/01/31 (Thu) 07:49 | ひみゆ #rhqbw96k | URL | 編集

> ひみゆさん
ありがとうございます。ひみゆさんこそ毎週のように室内楽の新曲をこなしておられるわけで、この件、一度ひみゆさんをじっくりと問い詰めたいです(^^;)
ここまでは、という「状態」をイメージするというのはあるかも知れませんね...ここのフレーズだけは、と絞り込むのもあるのかも。

2013/01/31 (Thu) 20:49 | yoshi #mQop/nM. | URL | 編集

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