2012.11.28
(Wed)

指揮者は必要か?

オーケストラが演奏するのに本当に指揮者が必要なのか?…あの中に入ってみないと、だれでも疑問に思うことだと思いますが(僕も以前は思った)、オーケストラにはやっぱり指揮者が必要だということを科学的な実験で裏付ける研究があったらしいです [NPR 12.11.27]。

イタリアとアメリカの認知科学分野の研究者らの研究で、プロのオーケストラと指揮者が演奏するとき指揮棒とバイオリニストの弓とにセンサーを付けて両者の動きを数値化し、ノーベル経済学賞を取った、2つの時系列データの因果関係を測る手法で分析したところ、確かに指揮者の動きが奏者の動きを指示しているととれることがわかったのだそうです [論文 PLOS ONE]。 また、プロとアマ、二人の指揮者が同じオーケストラを指揮した演奏を、どちらか知らせずに専門家に聴かせたところ、 プロが指揮したほうがたしかにいい演奏と判定されたのだそう。 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」小林研一郎

ただ、指揮者が出すサインというのは、指揮棒や手の動きだけでなく、体全体の使い方だったり呼吸だったりもするし、 そのサインも練習のときから積み重ねた関係があってはじめて伝わることもありそうだから、この研究だけで指揮者の必要性が証明されたといえるのかどうか、ちょっとよくわからないですね。

(まあ、疑い深いひとに「そういう研究があって証明されてるんだよ」と話を打ち切るネタには使えるかも)

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タグ : オーケストラ 

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