2012.11.05
(Mon)

耳栓をしたチェリスト

hideoさんがブログで紹介していた動画に耳栓のようなものをしているチェリストが映っていて、写真からこのチェリストがドイツのアルバン・ゲルハルトであることはわかったのですが、その後あらためて彼について調べてみたら、どうやら彼は本当にチェロを弾くとき耳栓をしていることがわかりました。

アルバン・ゲルハルトの公式サイトにあるブログの2年前の記事にこの理由といきさつが書いてありました。これによると彼が耳栓をするようになったのは、友人のピアニスト、スティーブン・オズボーンが耳鳴りの症状の悪化を防ぐために練習中に耳栓をつけていたことからで、試しに耳栓をしてチェロを弾いてみたところ、狭い練習部屋やホテルの一室や楽屋でも余計な音の反響が聞こえなくなり、コンサートホールで弾くのに近い音で聞こえると感じたのだそうです。

さらに彼は、あるときハイドンの協奏曲の本番でも耳栓をしたまま弾いてみたところ、自分では満足のいく音が出ていないと感じた割に、聴衆の反応は良く、後で録音で聴いてみても演奏の出来が良かったので、以後ステージでも耳栓をして演奏をするようになったとのこと。 耳栓をすることで、かえって自分の音に敏感になり「音の中心」が聴こえるようになった、おまけに客席の咳払いや雑音も聞こえずに集中できるのだそうです…

わたしも自分の音が客席でどう聴こえるのだろう?と知りたくなることがありますが、「耳栓」がその答えになり得るのかどうか?…いつか試してみたいと思います。

ただ、うかつに人のいるところでやると「自分のひどい音に耐えられなくなった?」というイヤ味を言われるのが容易に想像できるので気をつけたいと思います。

追記:
YouTubeにあったアルバン・ゲルハルトのベルリン中央駅での演奏。たしかに耳栓のようなものが見える気がします。

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タグ : アルバン・ゲルハルト 

コメント

謎が解けた

yoshiさん、詳しく調べていただいてありがとうございます。今度、耳栓つけて弾いてみたくなりました。確かに狭い部屋では、音がうるさすぎるので、効果があるかも知れませんね。

2012/11/05 (Mon) 23:32 | hideo #2HuVxrcU | URL | 編集

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2012/11/06 (Tue) 13:33 | # | | 編集

面白そうな

面白そうなのでやってみようかな。まずはカナル型ヘッドホンで代用します。

2012/11/06 (Tue) 18:23 | ダンベルドア #- | URL | 編集

> hideoさん
いえいえ、hideoさんが「耳栓」に引っ掛かっておられなかったら私も見過ごしていたかも知れません。ありがとうございました。動画に映っていた他のチェリストも気になりますね…

> 鍵コメさん
メール差し上げました(^^)

> ダンベルドアさん
そういえば、耳栓の種類にこだわりがあるのかどうか、知りたいところですね。「○○ホールの響きが再現できる耳栓」なんてあったら欲しいです。

2012/11/06 (Tue) 21:27 | yoshi #mQop/nM. | URL | 編集

演奏家用の耳栓

こんばんは。
スティーブン・オズボーンも耳鳴りもちなのですね。私もそうなので、ちょっと親近感が湧いてきました。
彼の耳鳴りは、狭い部屋で大きな音でピアノを練習していたのが原因だそうです。
そういえば、オーケストラ奏者の方は難聴になりやすいと聞いたことがあります。

耳栓にもいろいろ種類があり、コンサート用や演奏家用の耳栓というのがあります。
ゲルハルトの耳栓は、”余計な音の反響が聞こえなくなり、コンサートホールで弾くのに近い音で聞こえると感じた”ということなので、普通の耳栓ではないでしょう。

オズボーンについて調べてみると、カスタマイズした特殊な演奏家用耳栓を使っています。ゲルハルトも同じものを使っているそうです。
http://www.wbez.org/sections/culture/classical-musicians-use-surprising-device-silence-sound-100043

ちなみに、「ライブ用耳栓」というのが販売されています。聴衆だけでなく、演奏家にも適しているそうです。
英国・米国の耳鳴協会でも、騒音外傷(大音量による耳の損傷)防止のため、同種類の耳栓が販売されていますので、効果はあるようです。
http://sounds-lab.com/blog/music

2012/11/08 (Thu) 12:02 | yoshimi #ZJc/.M/s | URL | 編集

Re: 演奏家用の耳栓

> yoshimiさん
ありがとうございます!
演奏家用の特殊な耳栓があるとは知りませんでした。値段も一般のものとは全然違いますね…
yoshimiさんのブログは医療・聴覚関係にもくわしいですよね。
たしかにバンドやオーケストラの奏者は(音楽にもよるのでしょうが)「電車の通るガード下」くらいの「騒音レベル」で長時間働いていることになるので、耳へのダメージも大きいと聞いたことがあります。

2012/11/08 (Thu) 20:07 | yoshi #mQop/nM. | URL | 編集

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