2012.08.19
(Sun)

ステージマナー

先日のアンサンブル発表会を聴いた弦指導のS先生の講評メモがメールで送られてきた。メモには全体的な感想が述べられた後、ステージマナー上の注意点に触れられ、そのあとに
「チェロのY氏の出入のいさぎよさはステキでした」
とあった。チェロで「Y氏」といえば僕しかいない。なぜかここだけ名指し、しかもなぜかイニシャル…

S先生がどうして僕の出入り(業界用語では「出捌け」というのだろうか)を殊更に褒めてくださったのかわからない。ただ、ステージで演奏するときには、プロの演奏家の中でもステージ上の所作がいいなと思ったひとを、なるべく真似しようとは思っている。

「ステージで演奏する」というのは何かを「演じる」ことで、袖から出て下がるまでがひとつの「ゲーム」だと思っている。そこでは自分の「素」やそこにある緊張や不安や恐れは、まるで客席に見られていないかのようにふるまわないといけない。たぶんそれが「ゲーム」の「ルール」というものだ。

気をつけていることといえば…

  • 袖からイスまで速やかに移動する(チェロはステージの下手から上手まで移動距離が長いので、ゆっくりしているとバイオリンを待たせてしまう)
  • 女性の共演者を先に行かせる(こうすると「こんなときにも落ち着いてる」と思われる)
  • きちんと揃ってお辞儀をする(でないと拍手も揃って起きない)
  • 演奏が終わったら少し微笑む(聴衆が曲が終わったとわかる。ただし、舌を出したり照れ笑いしたりしない)
  • また女性を先に行かせて、速やかに袖に下がる…

いつか「演奏」も「ステキでした」と言われるようにしたい。

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コメント

いいお話をありがとうございました。

これを読んで、我が身を振り返り、ハッとしました。
仕事では、講義や講演は一つのshow、と考えてやっていたはずなのに、、、演奏ではそんなことを考えるゆとりを失っていました、と言うよりは音楽はアマチュアなのよという甘えがあったんだと思います。
これからは、気をつけて振る舞ってみたいと思います。

2012/08/20 (Mon) 16:30 | そると #- | URL | 編集

> そるとさん
どうも。ま、笑って受け流してくださっても…(^^;)
日曜日の練習のあと、仲間同士でこの話題になったのですが、ステージマナーがどれくらい大事と考えるかは人それぞれのようでした。「プロじゃないんだからさ」という台詞も幾度か出ました。
僕はS先生に褒めてもらえたので余裕でニヤニヤしながら聞いてました(^^;)

2012/08/21 (Tue) 20:14 | yoshi #mQop/nM. | URL | 編集

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