2012.06.12
Tue

盗難チェロ、16年ぶりに帰る(LATimes)

路上のソリスト

映画「路上のソリスト」の元になったコラムを書いた筆者の同じロサンゼルスタイムズのコラム。16年前に車上荒らしで盗まれたチェロが楽器店で売られようとしていたところ、チェロ教師の鋭い観察眼のおかげで友人のチェリストのものとわかり、ぶじ元の持ち主の手に戻った…という話。

Finding stolen cello after 16 years was music to his ears [LA Times 12.06.09]

盗難にあったチェロとの16年ぶりの再会、それと気づいたチェロ教師の観察眼──ロサンゼルスだけあって「刑事コロンボ」にたとえられている──と売約済みだったのに取り下げた店主の善意、というあたりをからめて「ちょっといい話」にまとめられていて、ツイッターなどでも「すばらしい」「心温まる話」などと反響が。

しかし考えてみれば、専門家が楽器を見分けるの(それも親しい友人の)はさして驚きではない気がするし、それよりも16年も──いまちょうど17年も逃亡している犯人の行方が話題ですが── 同じロサンゼルス近郊に「潜伏」していたらしいチェロがどうして見つからなかったのか、犯人の手がかりは得られたのかどうか…のほうが気になりました。もし「映画化」するならそのあたりを補ってくれないと…(もう持ち主のかたにとってはどうでもいいことかも知れませんが)。

もしかしたら、ロサンゼルスあたりでは「盗まれたものが見つかる」ことじたいが、他のディテールを忘れさせるほどの「驚き」なのかも知れない、と思いました。

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タグ : チェロ事件簿 

コメント

ヴァイオリンも

本が手元にないので、正確な内容は忘れましたが、著名ヴァイオリニストのストラドが楽屋から盗まれ、たしか38年後に届け出があったそうです。
その名器はしがない酒場で届け出たおばあさんの伴侶が弾いていたとか、オレが死んだら売り払えば相当の金額になると言われ、売りに行ったおばあさん、盗品を届け出たと言うことで何%かの礼金、と言っても値段が値段だから相当の額、をゲットしたとか。
でも、かけがえのない名器が戻って来て本当に良かったです。

2012/06/14 (Thu) 23:41 | そると #- | URL | 編集

Re: ヴァイオリンも

> そるとさん
へえ、そんな話があるんですか!38年は長い....なんだかそのままドラマになりそうな話ですねえ。

2012/06/15 (Fri) 00:05 | yoshi #mQop/nM. | URL | 編集

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