2017.06.23
Fri

レッスン #327

ポッパー33番。親指ポジションの頻繁なシフト。これは、ポッパーのエチュードの中でも最も難易度が高いとされる4曲の1つ(他は13,29,38番)。

ただ、よく見ると、ずっと親指と3の指とでオクターブの形をキープしたままシフトを繰り返せばいいわけで──まあ、それが難しいといえば難しいのだが──13番や29番ほど難しいとは思わなかった。手の忙しさほどには頭に負担がかからない、というのか。

7月の集まりで弾くことにしているチャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」(第3変奏まで)をあらためて見ていただく。きちんとピアノをつけてもらうのは7月の集まりのときが初めてなので、先生にピアノを部分的に鳴らしてもらって。第3変奏の強弱についていくつか。2回目にようやくミスが減り、音が出るようになるのはあいかわらず。

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2017.06.16
Fri

チェロカルテットレッスン

平日夕方からFさんのチェロカルテットレッスン(ヨンゲン「2つの小品」Op.89)。 これまで教わってきたことをふまえてもう一度第1曲から弾くと、いつものように少し褒めてくださった後、細かな遅れと音程のずれの指摘。 それから後は、個々のフレーズのつながりを一つ一つ。

たとえば、ある箇所はシフトがあるからといってグリッサンドにしないこと、でも音を「抜か」ないこと… また、弓を返した瞬間に現実的にならないこと、そのための弓の角度、奏点、圧力… またあるところでは、左手のフィンガリング、押さえの強さ…

それらを一つ一つ目の前で弾いて見せてくれるのを、あとちょっとで種が見えそうな手品を見る思いで見たのだった。

レッスンの後、仲間と一緒にチェロ弾きが集まる会に参加。久しぶりに会う方もいて、そこでもFさんのレッスンの素晴らしさを大いに語らずにはいられなかった。

新妻聖子さんの結婚、野際陽子さんが亡くなったニュースは、移動中のスマートホンで知った。

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2017.06.09
Fri

レッスン #326

ポッパー32番。長いスラースタッカート。これは練習で音程を取るのにしばらく苦労した。 前半ページの6-7段目、後半ページの3-4段目など。前半ページ6段目にある11小節:
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赤い矢印(↑)を記したところは、♭をつけるべきミスプリントと思われた。

ブラームスのソナタ2番Op.99。1楽章を1度通し。 2弦のトレモロは、高いA-D線のときには楽器を少し右に、反対に低いG-C線のときには左に傾けるようにしてみた。 右手の肘の高さだけで調節してもうまくトレモロにならないと感じたからだ。R子先生「それ、わたしもやります」。

譜読みしてきた2楽章も1度聴いてもらう。 この楽章は、チェリストで藝大准教授の中木健二さんが、以前インタビュー[過去記事]で「20年間ため込んだラブソング」と表現していた、とても美しい楽章。 ただし、その美しいラブソングは、シャープ6つの茨に覆われていて(嬰へ長調)、安易に近寄られるのを拒んでいるかのよう。 譜読みでいくつか思い込みで間違えて弾いているところを指摘された。 次回以降も1,2楽章を引き続き。

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2017.05.26
Fri

レッスン #325

ポッパー31番。3連符系の長いスラーで細かいシフトと大きな跳躍、それに重音。練習では最後の3度重音の上りに苦労した。跳躍の音程がよく取れていることを褒められたけど、これが実戦だとどうか。

新しくブラームスのソナタ2番Op.99。まずは1楽章の最後まで譜読みの確認。 頻繁に出てくる2弦のトレモロを何度も。手首を小さく使うだけで滑らかに弾けるように。

この曲を譜読みするだけでピアノパートのすごさに圧倒される思いがして、まだこの曲でピアノに合わせてもらう自分を思い浮かべることができないのだが、少しこの曲に近づけたような気がした。

***

教室のカウンターのところでは、JASRACが音楽教室から演奏著作権料を徴収すること[過去記事]に反対するポスターが貼られ、署名を集めていた。

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2017.05.23
Tue

アンドレイ・イオニーツァのロココ変奏曲

2015年チャイコフスキー・コンクールの覇者で、昨年と今年来日したアンドレイ・イオニーツァ(23)が今月12日、ドイツ・ミュンヘンで弾いたチャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」Op.33の演奏が medici.tvで見られるようになっていました。

Valery Gergiev conducts Ravel, Tchaikovsky, and Rimsky-Korsakov – With Andrei Ionita [medici.tv 17.05.12]

ミュンヘン・ガスタイクでのミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の公演で、指揮はヴァレリー・ゲルギエフ。 前半はラベルの「クープランの墓」、後半はリムスキー=コルサコフ「シェエラザード」Op.35というプログラム。公開期間は3ヶ月間[オーケストラオンデマンド経由で知りました]。

イオニーツァのアンコールは、今年2月来日のときにも弾いたプロコフィエフの「子供のための音楽」Op.65から「マーチ」(ピアティゴルスキー編)とバッハの無伴奏組曲3番ブーレ。アンコール1曲ではすまないところも来日のときと同じだな、と思いました。

2017.05.21
Sun

弾き合い会

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去年から仲間と練習してきたヨンゲン「2つの小品」Op.89も、そろそろひとつ「本番」で試してみようか、ということで20日、 空音舎主催の会「弾き合ゐの空」で弾かせていただいた。

定期的に開かれているというこの会、小規模で和気藹々とした中にもちゃんとした演奏会としての緊張感もあって、 初本番の腕試しとしてはまことに程よい場を提供してくれているわけ。

会には弦楽器を中心に10組ほどで、聴衆は出演者を入れて30名ちょっとだったか。 変わったところでは、テルミンという楽器[Wikipedia]を初めて生で見て聴いた。

リハーサルの前にロビーで小さな円陣を組んで、「推進力」を持って少し前に行こう、と話し合い。これは賛成だった。あとは冒頭のハーモニー。

本番では、練習してきたことはかなり出せたのではないかと思うけど、どうだったか。 「推進力」を意識した反面、仲間の一人は「急ぎすぎたかも」と言ったけど、録音を聴いてみたらあまりそうは思わなかった。 前に行こうとした3連符がほんの少しかすれたか、というようなことはあったかも知れない。

聴いてくれた人たちからは「おもしろい曲ですね」「不思議な曲ですね」など。 できれば、聞きたいのはそのもう少し先の「で、私たちの演奏はどうでしたか?」ということなのだが、本番というものは聴衆にそういうことを言ってもらえるのを期待しても仕方のないことで…

自分としては、この仲間4人でこの難しい曲を深く読み込んで、ここまでのアンサンブルができるようになっただけでも、けっこう満足感・達成感を感じてしまっているかも知れない。しかも第一人者のプロにレッスンしてもらう機会だってもらうことができたのだ。

ただ、まだ本番1回だけだし、今回は「2つの小品」のうち第1曲だけだったし、4人が全パートを弾くという目標もまだ3巡目の途中ではある(今弾いているのはVc3)。 何より、これだけ「楽譜通り」に弾けるようになったのに、もっと本来のいい曲に聴こえるにはどうしたらいいいんだろう?…というのは、もう少し4人で探究してみたいと思っているところ。

2017.05.12
Fri

レッスン #324

ポッパー30番。Ges-dur(♭6つ)という調性もさることながら、中間部の何調だかよくわからない箇所の音程に苦労した。4分音符60くらい(楽譜指定はAllegretto)。R子先生「すごい!こういうのが弾けるなら現代っぽい曲だって…」。 そういうものでしょうか…

ショパンのノクターンOp.9-2(ポッパー編)。一度通したあと細かく。出だしのBb-Gのつながり。16分音符、32分音符をはっきり。 重音の箇所もまたはっきり...と色々指摘されてみると、楽譜に記されたアーティキュレーションやボーイングもそういう意図があったのか、と納得がいくところがあった。 また、6/8拍子にあまりとらわれず揺らせてというのを(ルバートというのだろうか)ピアノ伴奏で引っ張ってくださった。 ラストのカデンツァっぽいソロは最後の下りでよくつまづいた…

この曲は仕上がりというのにはまだ少しだけど、ここまでにして、次回からブラームスのチェロソナタ2番を教えて頂くことにした。

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2017.04.30
Sun

駒寄り論

連休二日目はテニス。よくテニスの解説で「コートの内側に入る」ことができるから錦織選手は強いのだ、というようなことが言われる。 コートの内側、つまりネットに近いところまで前進するから、相手にとっては構える時間がそれだけ奪われることになり、こちらは効果的なショットが打てる。

ただ、コートの内側に入ることにはそれなりの「代償」もある。 前に足を運んで、まだ勢いのある速い球に打ち負けないことが必要で、それができないとミスにつながることもある。 だからなかなかできない。

チェロで「駒寄りを弾く」というのにも似たところがある。 いざというときには大きく張りのある音を出すために駒寄りを弾かなければならない、と言われているのになかなかできない。 それができるようになるには、おそらくもっとたくさんの失敗と少しの成功の経験が必要に違いない。

テニスコートのネットがチェロの駒、指板のあたりがベースラインから3~4メートル後ろ、という感じだろうか。

チャンスボールなのにあいかわらずコートの後ろのほうでゆったりとボールを打っている人を見ていると、きのうのレッスンのとき、あるフレーズのところで「もっと駒寄り!」と言ってくれたFさんも、これと同じようなもどかしさを感じていたのだろうか、と思ったりしたのだった。

2017.04.29
Sat

チェロカルテットレッスン2

GW初日、去年から仲間と練習しているチェロ四重奏、ヨンゲン「2つの小品」Op.89 [楽譜@ELISE] をプロ奏者Fさんにレッスンしていただく。 去年の暮れに1度レッスンをしていただいて、今回はパートを入れ替えて2回目。 全員が全パートを弾く企みは、3巡目になった。

第1曲を弾き終わると、やや間をおいてFさんが「減点法で言うと…」、何を言われるのかと思ったら「かなり高得点です」。 しかし、要するに、タテは揃っている、でも聴くお客さんの立場になってみるとおもしろくない、あとは音色や雰囲気、この曲の表現の大半は「弓の返し」にあって…という調子で始まり、音を1つ1つ細かく、実際に弾いて見せながら、ときどき絶妙なたとえ話をまじえながら、レッスンして下さった。

たとえ話の例を1つ挙げると、車を30センチ動かすペダルしか持ってないから、駐車場であと10センチだけ壁に寄せたいというときにガンと壁にぶつけてしまう…という話は、弓のコントロールについて誰でもが身に覚えのあることだと思う。

Fさんにレッスンのスケジュールをもらう経緯の中でそういうものかと思ったのは、プロの方は本番のスケジュールが決まっていると、アドバイスしやすいもののよう。そりゃ、本番が来週なのか3ヶ月後なのかによってアドバイスすることが違いますよね。

われわれアマチュアは、曲や演奏技術を学ぶという「インプット」が目標なのに対して、プロは本番で人に聴いてもらうという「アウトプット」が目標、といえると思う。だからプロは、本番が決まっていなくても練習し続けられるアマチュアのことは、ちょっと理解に苦しむのかも知れない。

そういうわけで、この曲はもう一度レッスンを受けてから5月と7月の2回、本番─とはいえごく内輪の会─で弾かせてもらうことにした。

2017.04.21
Fri

レッスン #323

ポッパー29番。重音の難しいエチュードで、これは苦労した。難易度では13番に次ぐくらいというのが実感。 ダウンとアップとが不均衡な長いボウイングや、fis-moll(♯3つ)からFis-dur(♯6つ)へ、といった調性も難しい。

3週間くらい弾いてきて、ある程度曲が流れるようになったのは今週に入ってからだったか。 レッスン直前の待合室で楽譜を見ていて、練習で間違って弾いていたところを1箇所見つけてあわてた。 Piatti/Duport/Popper: Capricci Import
Antonio Meneses

それでも楽しんで練習してこれたのは、ポッパーにしてはめずらしく─というのは個人の感想です─美しい旋律があるからで、 前に書いたアントニオ・メネセス氏のCDには (後で気づいたのだが)ポッパーからはたった1曲だけ、この29番が選ばれているほどなのだ。

2回弾き終えるとR子先生「がんばりました…表彰状をあげたいくらいです」。

ショパンのノクターンOp.9-2(ポッパー編)。この曲を選んだのは、元々このピアノ曲が好きなのと、 耳に馴染んでいる曲を楽譜から読み起こすのも勉強になると思ったから。 ポッパーの教本もだいぶ進んできたので挑戦できるかも知れない、というのもあった。

(もちろん浅田真央選手がこの曲で滑ったことも印象深い。この曲に決めたのは浅田真央選手が引退を発表するほんの少し前だったわけだけど…)

1回目は譜読みの確認。2回目は後半のハーモニクスなど技巧的なところ。最後のカデンツァっぽいソロは、タテを気にせず音のかたまりでとらえて、もっと弾き込む必要あり。

[追記] 指の痛みはだいぶ和らいだものの、まだたまに少し痛む。

タグ : チェロレッスン 

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