2017.10.25
(Wed)

ガラスのチェロ

アメリカのチェリストJesse Ahmann氏が弾いているのは、ガラスでできたチェロ。

[ClassicFMより]

アンプとループペダルを使った演奏は、なんとも不思議な音色…ちょっと前にあった北欧の氷のチェロを思い出しました。

ガラスの弦楽器というと、日本のガラスメーカーHARIOが、2004年にすでにガラスのチェロを製作・発表していますが、 今回のチェロを製作したのはアーティストのGary Wordという人。他にもガラスの弦楽器を製作しているのだそう。 彼のサイトでは$32Kドル という値段をつけていましたから、販売する気があるようです(3万2千ドルは約364万円...うーん)。

なお、通常の木のチェロの重さが約3キログラムなのに対して、今回のガラスのチェロは約15キログラム。HARIOのも約11キログラムということでしたから、ガラスのチェロは持ち運びに適さないようです。

2017.10.23
(Mon)

ディジュリドゥ

前の記事で「最も人の声に近い楽器」とされたオーストラリアの先住民アボリジニの楽器ディジュリドゥというのが、どういうものだか調べたら、この楽器を紹介した講演の動画がありました。

そして、なんとこのディジュリドゥを使った研究が、今年のイグ・ノーベル賞「平和賞(Peace Prize)」を受賞していたことを知りました。

受賞したのはスイスの研究チームで、日常的にディジュリドゥを吹くことが中等度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の患者に効果的な代替治療法になることがわかった、という研究[swissinfo.ch]。楽器を吹くことで上気道の筋肉が鍛えられ、閉塞することが少なくなる、ということのよう。この治療が進めばいびきに悩まされる人が少なくなることから「平和賞」ということのようです。

(なお、今年もイグ・ノーベル賞では日本人が受賞していて、雄雌が逆転する虫の生態の研究が「生物学賞」を受賞。)

今年9月のイグ・ノーベル賞の授賞式のようす。「平和賞」の授与とディジュリドゥの実演は16分過ぎから。


あと、このディジュリドゥ、アマゾンでも売っているんですね。

2017.10.18
(Wed)

プレリュード+白鳥

チェロの2大名曲、バッハ無伴奏チェロ組曲第1番プレリュードとサン=サーンス「白鳥」とを同時に聴けるアンコール…

弾いているのは、編曲したアメリカのチェリスト、ブルックス・ホワイトハウス氏(左)とシカゴ交響楽団のブラント・テイラー氏。先月、ウィンストン・セーラム交響楽団と2本のチェロのための協奏曲で共演した後のアンコール演奏だそう。題名の"The Ugly Bachling"は童話「みにくいアヒルの子(The Ugly Duckling)」とバッハ(Bach)とを掛けたのでしょう。

ホワイトハウス氏は彼のサイトから連絡をくれたら楽譜をくれるそうです。今からなら忘年会に間に合うかも…bach_swan.jpg

2017.10.14
(Sat)

「走るビオラ」がフルマラソン挑戦

ビオラのコスプレで走ることで今年春から注目していたイギリス・王立バーミンガム音楽院の音大生(21)が、いよいよ今週15日の日曜日、バーミンガム国際マラソンで「楽器の扮装でのフルマラソン完走」の世界記録に挑戦するそうです[theStradより]。

彼の目的は、アフリカの子どもたちに音楽教育の機会を提供するプロジェクトARCOへの募金を呼びかけること。

これまでの世界記録は、去年アメリカのマラソン大会をカウベルの扮装で走った男性の4時間14分18秒とのこと。 この写真も見つけましたが、申し訳ないけどカウベルだか何だかよくわからないし、今回の「走るビオラ」はハーフマラソンを1時間19分台で走るほどの実力者ですから、 コスプレのクオリティでも、またマラソンの記録でも上回ることは間違いないと思います。 コスプレも今年春よりバージョンアップして、ビオラというよりチェロかコントラバスのサイズになったよう。

後で気づいたのですが、彼の学ぶバーミンガム音楽院は、学長で元チェリストのジュリアン・ロイド=ウェバーが手腕を発揮して、この9月に新校舎をオープンさせ、合わせて「王立」(Royal)の名がつくことになったばかり。この「走るビオラ」のおかげで、ますます注目されそうです。

[追記15日] 「走るビオラ」Alistair Rutherfordは、3時間20分33秒の記録で完走!

タグ : ジュリアン・ロイド=ウェッバー 

2017.09.12
(Tue)

指揮するロボット

イタリア・ピサの歌劇場で、プッチーニの歌劇「ジャンニ・スキッキ」から「私のお父さん」を指揮するのはロボット…

[New Atlas経由ABB]

このロボットは、スイスに本社を置くABBグループが開発したYumiというロボットで、今週ピサで行われているロボット関係の国際展示会でその指揮ぶりを披露することになっているのだそう。 yumi_robot.jpg

指揮をするだけなら、2008年にホンダのASIMOがデトロイト交響楽団を指揮した(その場にヨーヨー・マもいた)ことがありますが[過去記事]、このYumiは「リードスルー(lead-through)・プログラミング」という技術によって、特別な知識がない人でも動作を教えられるようになったところが進んでいるのだそうです。

[追記] 12日の本番の映像。歌うのはアンドレア・ボチェッリで、ヴェルディの歌劇「リゴレット」の"La Donna e'Mobile"(女心の歌)。目の不自由なボチェッリとロボットとで合わせるのには、実は苦労があったかも。

2017.07.10
(Mon)

歌うチェリスト

先月から話題になっていた動画。シューベルト「魔王」をチェロで弾き始めたと思ったら…

ナサニエル・ピアースさんという、チェリストでテノール歌手でもあるひとだそうです。

この人のことを思い出しました。イギリスのサイモン・ウォルフィッシュさんでプッチーニ「ラ・ボエーム」のデュエットをチェロと歌とで。(どの曲かまではわかりませんでした第4幕冒頭、ロドルフォとマルチェロが、お互いの別れた恋人を思って歌う二重唱"O Mimì, tu più non torni"「ああミミ、君はもう戻ってこない」という曲だとコメントで教えて頂きました。感謝!)

チェロでも、声でも歌えるのは、うらやましいです。

2017.07.03
(Mon)

チェロを弾くあやつり人形

イギリスでストリート・パフォーマーがチェロを弾くあやつり人形を使うようすを、先月末たまたま旅行で訪れたアメリカの女性が動画に撮ってFacebookに投稿したところ、あっという間に広がり、数日間で百万回以上も再生されて評判になったのだそう。

このストリート・パフォーマーは、Ettenoiram とだけ名乗るひとで(マリオネットの綴りの逆)、イギリス各地を旅して街角に立っているほか、フェースブックインスタグラムでも訪れた街での"演奏"のようすを投稿していました。自分で作った人形が本物のチェリストのように見えるよう、実際にチェロを習ったりもしたのだそうです[ClassicFMより]。どうりでこのように大きく柔らかなビブラートがかけられるわけですね…

2017.06.26
(Mon)

空飛ぶチェリスト

フランスのパラグライダーのインストラクター、アンリ・モンテル氏が、パラグライダーの魅力を広めるために、空の上でチェロ…

先週21日にFacebookにアップされたこの動画を、あのジャン=ギアン・ケラスが「いいね」していたので知りました。

モンテル氏は去年も、パラグライダーに乗りながらギターを弾く動画をアップしていましたが、その視聴回数をすでに軽く超えているから、こちらのほうがインパクトが大きいかも。

2017.05.28
(Sun)

犬がチェロ

毎回、人のように動く犬、耳につく歌で気になるCMを流している日清紡の企業CM。バッハのプレリュードかと思ったら…

今月からオンエアされているもののよう[日清紡ニュースリリース]。 バンドネオンの別バージョンも。

なぜ犬がチェロ?何のCM?そもそも何の会社?…と、見た人に疑問に思ってもらえれば成功、というCM。

タグ : CMのチェロ 

old »