2016.08.29
Mon

堤剛さん「軽井沢で入魂のバッハ」

8月15日、チェリストの堤剛さんが、軽井沢大賀ホールで開いたバッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会の様子とインタビューの動画が、日経のサイトで公開されていました。

チェリスト堤剛さん 軽井沢で入魂のバッハ [日経スタイル 16.08.27]

チェリストの堤剛さん(74)がバッハの「無伴奏チェロ組曲第1~6番」の全曲演奏に取り組んでいる。8月15日には軽井沢大賀ホール(長野県軽井沢町)で全曲公演を開いた。同ホールはソニー元名誉会長の故・大賀典雄氏が私財を投じて建設し、先日亡くなったピアニストの中村紘子さんが開館当初から公演を重ねたことでも知られる。両氏と親交が深かった堤さんに、バッハ演奏の極意や2人の思い出などについて聞いた。

動画のみのリンクからインタビュー書き起こし全文を含む上の記事にリンク変更。 バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) Original recording
堤剛(チェロ)

バッハ無伴奏組曲全曲の録音を3回出しておられる堤剛さんが、演奏会で弾かれるときは、3番を最後に置かれるのだそう。その理由も上のインタビューの中で。

15日の大賀ホールでの公演は、2回の休憩をはさんで、1日で全曲演奏するというもの。

2016年08月15日[月] 開場14:15、開演15:00、終演予定18:30
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲
 第1番 ト長調 BWV1007
 第5番 ハ短調 BWV1011
(休 憩)
 第2番 ニ短調 BWV1008
 第6番 ニ長調 BWV1012
(休 憩)
 第4番 変ホ長調 BWV1010
 第3番 ハ長調 BWV1009

7月に亡くなった中村紘子さんについて、堤剛さんは、8月1日付の日経でも追悼文を寄せておられました。

中村紘子さんを悼む 華やかさの裏の努力と情熱 チェリスト・サントリーホール館長 堤剛 [日経 16.08.01]

(全文を読むためには会員登録が必要ですが、登録だけなら無料。)

いつも控えめに話される堤剛さんのことだから、言葉にならない思いがたくさんあるに違いない、と思いながら読みました。

タグ : 堤剛 

2016.03.03
Thu

サラサーテ4月号

サラサーテ 2016年 04 月号

2日発売の弦楽器専門誌「サラサーテ」4月号がチェロの特集。存じ上げているチェリストの記事が、プロ・アマとも多数。

なんといっても一番のインパクトは、表紙の堤剛さん。

右のイメージはamazonへのリンク、より大きな写真と内容の紹介はサラサーテのFacebookページで。

堤先生に師事されたチェリストの水野由紀さんもツイッターで:

インタビューと連載記事とで協力されている長谷川陽子さんも

堤剛先生のちょい悪オヤジ風表紙もチェロファン必須の一冊です^^ 先生、照れながらも決まってます♡
[Facebookページ長谷川陽子とチェロ好き広場 “ひまわり”]

おそらく堤先生もみんなをちょっとびっくりさせてやろうと思われたのだろうと思います。

堤先生、長谷川陽子さんには20、21日の「チェロの日」でお会いできると思うので、楽しみにしています。本番の衣装を「全員ちょい悪風で」と言われたらどうしよう!

タグ : 堤剛   

2016.02.09
Tue

サントリーホール30周年にヨーヨー・マがメッセージ

今年、サントリーホールが開館30周年を迎えるのだそうで、サントリーホールの特設ページには世界のアーティストからお祝いのメッセージを寄せられる中、ヨーヨー・マのメッセージもありました。

サントリーホールは世界でも有数の格式あるコンサートホールでありながら、館長の堤剛さんのおかげで「チェロの日」などのイベントに毎年参加させてもらえ、私にとっては身近で親しみやすい場であり、一流の音楽家の方々と同じ空気を吸うことができる場なのが、とてもありがたいことだと感謝しています。舞台裏の楽屋に続く階段や通路を歩くとき、ああここをヨーヨー・マも歩いただろうなと思うとうれしくなります。今年も3月に「チェロの日」に参加します。

ヨーヨー・マは今年も9月に来日して、このサントリー・ホールで公演を行うようですね。

タグ : ヨーヨー・マ  堤剛 

2015.12.19
Sat

メルボルン・チェロ・フェスティバル

今年9月にオーストラリアのメルボルンで4日間にわたって開かれたメルボルン・チェロ・フェスティバル2015の動画が公開されていました。

このフェスティバルはメルボルン大学音楽学部に日本の堤剛さん、ニュージランドで教えるInbal Megiddo、香港のRay Wangらのチェリストが招かれて、連日マスタークラスやコンサートが行われ、最終日には100人超のチェロ・アンサンブルが行われたようです[プログラム - メルボルン大学]。動画には、堤さんの演奏やマスタークラスの様子、インタビュー、チェロアンサンブルの様子なども。

途中に出てくる、このフェスティバルのために書かれたGatheringという委嘱作品は、歴史のありそうなホールの客席や2階席にまでチェロを配置して演奏していて面白いですね。

タグ : 堤剛 

2015.07.12
Sun

チェロがゆるキャラに

ついにチェロが「ゆるキャラ」にもなったらしい…

→霧島「チェロまろ」お披露目 [NHKニュース 鹿児島放送局 15.07.11※現在はリンク切れ]
cellomaro.jpg

霧島市の霧島国際音楽ホールのキャラクターで、女性職員がデザインし、去年12月からパンフレットやホームページで使用されていたのが11日、着ぐるみでデビューしたとのこと。

チェロがモチーフになったのは、このホールを中心に毎年開催される霧島国際音楽祭の音楽監督がチェリストの堤剛さんだということも大いに関係あるでしょうね。

チェロの姿がそのまま「ゆるキャラ」になるところがおもしろいです。

(もしかしたら、この「チェロまろ」、数年前に東京マラソンで走ってた?…)

[後日追記]
霧島国際音楽祭に出演したチェリストの上村文乃さんがツイッターに「チェロまろ」とのツーショット写真をアップ。「実は堤先生がモデルらしい」とのこと。



タグ : 堤剛 

2014.02.09
Sun

第4回「チェロの日」終了

140209.jpg

きのうの記録的な積雪のため、参加チェリストの足も相当乱れたよう。2日目のきょうは空も晴れ、チケット完売の聴衆の方たちに"熱い"響きを聴いてもらえたのではないかと思います。

本番ではなんと長谷川陽子さんのすぐ後ろで弾かせてもらうという光栄!すぐそばで聴く長谷川陽子さんのソロにはしびれました。

チェロ・アンサンブル・コンサート 2014年2月9日(日) 14時開演 サントリーホール ブルーローズ
■プログラム

ゲスト演奏
ジュニアチェロ奏者による演奏

第1部 若手チェロ奏者によるチェロ・アンサンブル(Paulownia Cello Quartet
フレスコバルディ:トッカータ HMV130(チェロ四重奏版)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番フーガ(チェロ四重奏版)
ドビュッシー:月の光
モリコーネ:ニューシネマパラダイス
クレンゲル:4つの小品
大野雄二:ルパン三世のテーマ
スパーク:イナの歌
サラサーテ:カルメン幻想曲(チェロ五重奏版) 

第2部 『チェリストの集い』参加者によるチェロ・オーケストラ
ワーグナー:「タンホイザー」より巡礼の合唱
クレンゲル:ヒムヌス
ブリテン:「シンプル・シンフォニー」よりセンチメンタル・サラバンド
ヴィラ・ロボス: ブラジル風バッハ第1番

アンコール
カザルス:鳥の歌(堤剛さん、山崎伸子さんとアマチュアチェリスト2名によるチェロ四重奏版)
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス K618

(以下後日追記)

なお、堤剛さんがこの日チェロオーケストラに加わって弾いたチェロは、昨年10月ヨーヨー・マが弾いた被災地の流木のチェロであったことが、アンコール「鳥の歌」の前に披露されました。

最後に、たくさんのチェロ奏者がプロ・アマ分け隔てなく交流できるという、アッコルドでのインタビューにもあるように、すばらしい場を今年もつくってくださった堤剛会長はじめ日本チェロ協会の委員・スタッフのみなさんに感謝いたします。ありがとうございました!

タグ : チェロの日  堤剛 

2013.04.28
Sun

シュタルケル氏死去

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
シュタルケル(ヤーノシュ)

偉大なチェリスト、ヤーノシュ・シュタルケル氏が28日アメリカ・インディアナ州で亡くなったらしいですね。享年88。

最後まで教えていたインディアナ大学が発表:

IU community mourns passing of Distinguished Professor, cellist Janos Starker [Indiana University]

偉大な演奏家としてだけでなく、日本の堤剛さんはじめ多くの演奏家を教えた名指導者として記憶されるはず。

コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(48年録音/Pacific 78rpm)/ファリャ:スペイン民謡組曲(Pacific 78rpm)/コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(50年録音/Period)
シュタルケル(ヤーノシュ) |

関連過去記事:
バッハ無伴奏組曲全曲を4回録音
コダーイ無伴奏組曲を初めて完璧に演奏
堤先生が語るエピソード
厳しい先生としての逸話

[以下追記]
いただいたコメントにあった「シュタルケル自伝」(2008年、愛育社)。
ヤーノシュ・シュタルケル自伝

ニューヨークタイムズ紙のおくやみ(Obituary)記事。教えを受けた演奏家の名の筆頭に堤剛さんのお名前が。

Janos Starker, Master of the Cello, Dies at 88 [NYTimes 13.04.29]
Janos Starker, one of the 20th century’s most renowned cellists, whose restrained onstage elegance was amply matched by the cyclone of Scotch, cigarettes and opinion that animated his offstage life, died on Sunday at a hospice in Bloomington, Ind. He was 88. ....

インディアナ大学の追悼サイト

タグ : シュタルケル  堤剛 

2013.02.14
Thu

第3回「チェロの日」参加記(第1日)

2月9日から11日までサントリーホールで開催された第3回「チェロの日」(日本チェロ協会主催)に参加した私的な参加レポート。少し長くなったので1日ごとに区切ってアップします。

****

第1日は、午前中リハーサル。ようやくほぼ全員のメンバーがブルーローズに揃って。やはりメインのヴィラ=ロボスが中心。 指揮の山本祐ノ介さんは、事前練習会のときの厳しさは少し影をひそめ、割り切りが早い印象。とにかく指揮を見て!難しい曲だからつい楽譜にかじりついてしまうが、テンポが頻繁に切り替わるのだ。

午後は「ラーニングセッション」。弦楽器製作の中澤宗幸さんのお話をうかがう。 中澤さんは、楽器づくりとその源になる木とが「好きで好きで仕方がない」ことが伝わってくるお話しぶり。こういう方の仕事のお話は、聞いてただちに「じぶんもやってみよう」とはもちろんならないとしても、聞いていて飽きることがない。 いのちのヴァイオリン: 森からの贈り物 (ポプラ社ノンフィクション) 中澤 宗幸

最先端の技術をもってすると、CTスキャンとNCルータ(これは最近話題の3Dプリンタというものと同じだろうか?)とで名器と寸分違わぬコピーを作ることはできるが(この話は前にニュースで見て書いたことがある)、音は"コピー"できない。やはり五感に頼り、手で叩いてみて、小さなカンナ(実物を見せてもらった)で削る、その繰り返しからでないといい音は生まれないのだという。

震災のがれきの流木バイオリンの話も少しうかがった。流木チェロも近く作られる予定だという。

続いて、堤剛先生、堀了介先生、倉田澄子先生のお三方のパネルトークをうかがう。

この「先生」という呼び方について、以前、堀先生が
「『先生』はやめようよ」
と言ってくださったことがある。確かに直接教えをもらっているわけではないし、こうした場では「同じチェロを弾く仲間」として交流してくださるのは大変うれしくありがたいのだが、みんながどこかでつながっているチェロ界にあって、このお三方のように指導的な立場からみんなをつないで下さっている方には「先生」と、もちろん大いなる親しみをこめて、呼ばせていただきたくなるのである。

パネルトークは、3人の先生のチェロに対するお考えや貴重な経験談をいろいろうかがえた。初めは何から話していいか戸惑っておられたふうだったのが、堀先生あたりが口火を切ると、「そういえばね」と堤先生も倉田先生も次々と楽器や道具のこと、演奏中のハプニングのエピソード、巨匠との思い出など、話してくださったのだった。

堤先生はまじめにお話されていて突然、冗談をおっしゃることがあるので油断がならない。

コダーイの無伴奏チェロソナタについて、作曲された1915年当時には演奏不可能な超難曲だと思われていたのが、堤先生が師事したシュタルケル(1924-)が1950年に完璧に演奏し、このとき初めて…
「ま、今は東急リバブルとかエイブルとかありますけど」
ここでみんなポカンとしてしまった。おそらくこのとき堤先生の頭の中には「playable(演奏可能)になった」という英語が浮かび、そこを飛ばしてlivable, ableとつながったのだろうと察しがついた。ダジャレとしては「高度」すぎて、結果的に「すべった」かたちだった。後でみんなに話したら「よくわかったね」と感心された。 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(48年録音/Pacific 78rpm)/ファリャ:スペイン民謡組曲(Pacific 78rpm)/コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ(50年録音/Period)
シュタルケル(ヤーノシュ) |

ピアティゴルスキーにボウイングのことを質問したときのエピソードを、英語の声色まじりで話してくださった時には、皆笑った。考えてみれば、ピアティゴルスキーが話す声を聞いたことがある人はいなかったと思うけど。

盛りだくさんのトークの中で実用的な「学び」を抜き出すとすれば、「スペアの弦は持っていましょう」ということか。

夜は、横坂源さん、上森祥平さん、上村昇さん、林裕さんという若手からベテランまで4人のトッププロによるソロ・コンサート。
横坂さんがペンデレツキと黛敏郎「文楽」、上森さんがコダーイといういわゆる現代もの。これらを続けて聴くのは、緊張感が高く正直言ってきつかったが、最先端のチェリストお二人の渾身の演奏を聞けたのは意義深かったと思う。

客席には、堤さんをはじめとする先生方や、西谷牧人さん、新倉瞳さんらのチェリストも耳を傾けておられた。演奏者も力が込もったに違いない。

後半は、上村さんがバッハ無伴奏組曲3番。アマチュア仲間の間では上村さんのバッハに感動した、と何度も話題になった。林さんの超絶技巧のポッパーのサービス精神には感服。聴きながらなんだか笑いがこみあげてきた。
(つづく)

タグ : チェロの日  シュタルケル  堤剛 

2013.01.25
Fri

インタビュー3題

最近みつけたインタビュー記事3つ。同じ日本のチェリスト3人それぞれ違った立場から、それぞれに味わいのあるインタビューだと思ったので。

  • 中木健二さん [王子ホールマガジン Vol.38 2013冬]
    (留学時代について)「基本的に1週間に1曲、コンチェルトだと2週間で1曲全楽章」「長いときは1日12時間以上も練習」

    (メネセス先生のレッスン)「初めて彼の前で弾いたとき、私が正確に音符を弾くことに満足している様子を見た先生から、『君は自分の演奏に満足しているかもしれないけれど、音楽から求められていることにまったく応えられていない』と実に厳しい言葉をもらいました。」

    (オーケストラでの活動について)「コンチェルトで出てくる一番難しいパッセージや一番美しいパッセージと、ハイドンの作品に出てくるチェロの刻みとで、音楽的な重要性はまったく変わらないと思っています」。

    5月には王子ホールでリサイタル[公演情報]があり、わたしも聴きに行く予定にしています。そのほか中木健二さんのプロフィールや出演予定は公式サイトから。

    (関連過去記事: 中木健二さんとお話する

  • 宮坂拡志さん [N響 楽員インタビュー 2012年7月取材とのこと]

    このかたも、実は一度お会いして言葉を交わさせていただいたことがあるのですが、「茫洋」というのか、スケールの大きさを感じる方でした。

    (音楽のためになったこと)「釣りとか川遊び」。

    (音楽観)「60歳でブラームスのピアノ四重奏曲第3番第3楽章や、シューマンのピアノ四重奏曲第3楽章といった曲をいい感じで理想的に弾ければ」。
    60歳になったときに「こうありたい」というイメージを「音楽」として持っているというのは、その数字がずっと近いところにある立場から、うらやましいと感じました。思わず上の2曲を探して、しばし聴き入ってしまいました。

    それにしても、まだ若いのに!

  • 堤剛さん [リサーチマップ 2013年1月] アンコール~演奏活動60周年記念 堤剛

    研究・教育分野に携わるかた向け、ということもありますが、堤先生のお話はさすがにテーマが大きい。演奏と教育、時代とのかかわり、シュタルケル、カザルスとのエピソードなど。一部を引用するにはあまりにも貴重な話ばかりなので、上のリンク先をどうぞ…

    (関連過去記事: 堤剛さんとお話する堤剛さん出演「徹子の部屋」


タグ : シュタルケル  堤剛 

2011.02.14
Mon

堤剛さんとお話する

おととい12日のチェロアンサンブルコンサートの出番前、前半第一部のプログラムをサントリーホール1階最後列の席で聴いていたときのこと。 開演からずっと左隣の席が空いていて「誰の席だろうな?」と思っていたら、曲と曲の間に入ってきた紳士が「ふー」と席に腰を下ろす....

顔をちらりと見たら、なんと堤剛さんでした!もうこれにはびっくり!背筋が伸びました。 アンコール~演奏活動60周年記念~堤剛

実はこの日、堤剛さんが午後のゲネプロのときにも姿を見せなかったことが、本番までずっと気になっていました。堤さんが10日(現地時間)までワルシャワのコンクールで審査員をつとめておられたのを知っていたし、スタッフの方が「まだ飛行機が....」と言うのを耳に挟んでいたので、もし悪天候や航空会社の不手際でもあれば、本番に間に合わないのではないか?仮に間に合うとしても、体力的に相当きついのではないか?....第一部のステージに堤さんが拍手を受けながら登場したので、そこではじめてどうにか本番に間に合ったことを知って安堵したような次第でした。

客席に堤剛さんが現れたのは、その第一部の演奏後のこと。堤さんと隣合わせで座ったまま、長谷川陽子さんらの「アンダンテ・カンタービレ」など残りの2曲を聴きました(「贅沢だ....」というサントリーBOSSのCMのような状態。サントリーホールも贅沢だ....)。

曲の合間に思い切ってお話をうかがいました。
「おつかれさまです、あの、先生、後半は?....」
「あー、もちろん弾きますよ、後ろのほうでね、いっしょに弾かせてもらいます」
「そうですか!光栄です....あの、きのうまでワルシャワと....」
「えー、ふふ、1時に成田にね....これはだいじな“大イベント”ですから....」。

はからずも堤さんのお人柄にふれ、このイベントにかける思いをうかがうことができ、より一層感激を深くしました。

このあと本番のステージで堤さんは、若手チェリストたちに押し出されるようにして、結局、最前列で演奏されたのでした。

* * *

なお、懇親会のときにもう一度、堤さんとお話できるチャンスがあり、そのときにワルシャワのチェロコンクールで前回優勝したチェリストらがマイケル・ジャクソンの曲をカバーしたユーチューブの動画がいま大評判なんですけど、先生ご存知ですか?とおたずねしたら、
「ほー、ユーチューブで?それはそれは、ふっふっふ....」
と笑ってらっしゃいました。どうやらご存知なかったようでした。

タグ : 2CELLOS  堤剛 

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