2017.11.04
(Sat)

Le coeur en braille

チェリストになる夢を持つ少女と落ちこぼれの少年の恋を描いたフランス映画(原題"Le coeur en braille")が12月16日から日本で公開されるそうです。

「はじまりのボーイミーツガール」 [公式サイト]

友だちがFacebookでシェアしてくれていたので知りました。下が予告編。

原題の"Le coeur en braille"(「点字で描いた心」?)のニュアンスが邦題では消えている気がしますが、それはともかく…

これを見て、遠い昔見た映画「小さな恋のメロディ」(1971,イギリス,原題"Melody")を思い出しました。幼い恋、女の子のほうが少しだけ大人っぽい、その女の子の家に訪ねていくプロット、大人の世界への反発…などなど。

そういえば、「小さな恋のメロディ」のヒロイン、メロディがチェロを弾くシーンもありましたね。[追記: これは記憶違いで、チェロを弾いていたのはマーク・レスター演じるダニエルのほうで、トレーシー・ハイド演じるメロディはリコーダーを吹いていたのだった!]

タグ : ドラマのチェロ 

2017.10.12
(Thu)

チェリストのステージ・フライトを描いた映画

ソロを弾くチェリストが本番で失敗しないかと過度に緊張してしまう、いわゆるステージ・フライト(stage fright、あがり症、本番恐怖症)と闘う姿を描いた映画がネットで公開されていました。2016年にオランダで製作された"Hold On"という20分ほどの短編映画で、シャルロット・スコット=ウィルソン監督作品。昨年のトライベッカ映画祭で最優秀短編作品賞に選ばれた作品だそうです[IMDb]。 holdon.jpg

若く才能あるチェリスト、キラ(Kyra)はオーケストラでソロを弾く本番で弦が緩むトラブルに見舞われてから、ステージ・フライトに襲われるようになってしまう。 苦しんだ末に彼女がした決断とは…

HOLD ON [vimeo]

主役のキラを演じる女優(チャーリー・デージレット)の演奏する演技が見事だと思ったら、母親がビオラ奏者で、彼女自身も実際にチェロが弾けるようです。 同じチェリストを描いた映画でも"CELLO"のリン・ハレルのように「演技のできるチェリスト」が演じるケースもあれば、この"Hold On"のように「チェロの弾ける女優」が演じるケースもあるわけですね。

彼女が弾いているのはリムスキー・コルサコフ「シェヘラザード」Op.35。私も、この曲ではありませんが、今度のオーケストラの本番でフォーレの組曲「ペレアスとメリザンド」に少しだけあるチェロのソロを弾くことになっているので、まんざら他人事というわけでもありません。

本番が近い人は、あまり感情移入して見ないほうがいい映画かも知れません。

タグ : ドラマのチェロ 

2017.09.14
(Thu)

「過保護のカホコ」の結婚行進曲

連続ドラマ「過保護のカホコ」[日本テレビ]が昨日13日最終回。 めでたく結ばれた主役二人のために、それまでチェリストになる夢をあきらめかけていた従妹・糸がワーグナーの結婚行進曲(歌劇「ローエングリン」第3幕)をチェロ独奏したのは、見事な演出だったと思います。

ワーグナーの結婚行進曲のチェロ独奏(ピアノ伴奏)による演奏例。

ドラマではこれより5度高い変ロ長調(♭2つ)で弾いていたように思われ、確かめてみたら、それがまさに原曲の調でした(原曲では女性合唱)。

糸役・久保田紗友さんへのチェロ指導とドラマの中の演奏は、チェリストの飯尾久香さんだそう[Facebook]。

タグ : ドラマのチェロ 

2017.09.08
(Fri)

リン・ハレル主演映画「CELLO」主題歌

アメリカのチェリスト、リン・ハレル(73)が主演するということで何度かとりあげている映画「CELLO」の主題歌が発表され、主題歌はベルギー生まれの歌姫、ララ・ファビアンが歌う"Remember Me"という曲だそう。サウンドトラックのレコーディングには、もちろんリン・ハレルも参加。予告編映像を織り込んだクリップ映像は以下。


タグ : リン・ハレル  ドラマのチェロ 

2017.09.02
(Sat)

映画「CELLO」のエルガーの協奏曲

チェリストのリン・ハレル(73)が主演した、その名も「CELLO」という映画が製作された話は前に書きましたが、その中で使われているエルガーのチェロ協奏曲から4分間を抜粋したサウンドトラックで、リン・ハレルとダンサーとのコラボ…

難病ALSに冒された老チェリスト、アンセル(リン・ハレル)が尊厳死を選ぶという重いテーマの映画で、映画の中では、主人公アンセルが、ラスト・コンサートでこのエルガーの協奏曲を弾くシーンに使われているのだそうです。予告編は過去記事に。右はサウンドトラックCD。

タグ : リン・ハレル  ドラマのチェロ 

2017.04.09
(Sun)

映画「ジャッキー」にカザルス

鳥の歌-ホワイトハウス・コンサート カザルス(パブロ)

現在公開中の、ナタリー・ポートマンがジャクリーン・ケネディ大統領夫人を演じた映画「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」には、 あのパブロ・カザルスがホワイトハウスに招かれて「鳥の歌」などを弾いたコンサートのシーンが描かれているらしいですね。

J.F.ケネディ大統領暗殺(1963年)の前後を描いた映画で、"ジャッキー"と呼ばれアイドル的な存在だった彼女がいかにして夫J.F.ケネディを「偉大な大統領」にしたかを描いた映画。

カザルスのホワイトハウス・コンサートのシーンはオリジナルの予告編でちらっとだけ見ることができます(1:33くらい. 日本版の予告編ではカットされているよう)。

カザルスを演じているのは実際のチェリスト、ローラン・ピドゥ(仏1946-)[IMDb]。

カザルスのホワイトハウス・コンサート(1961年)について、 カザルスはスペインの独裁政権に抵抗し、若いケネディ大統領の自由主義的な考え方に共鳴した、というような背景から語られることが多いように思うのですが、この映画では、一流の音楽家をホワイトハウスに招くことによって、文化的にも夫ケネディ大統領とアメリカとを偉大に演出しようとしたジャクリーン夫人、という側面を描いているようです。

対して、今の大統領は、という目でも当然、見られるのだろうと思います。

予告編を見ると、ローラン・ピドゥの姿がカザルスに生き写しのような気がします。映画をご覧になる方はカザルスの演奏シーンもチェックしてみてください。

[追記] この映画出演についてローラン・ピドゥのインタビューがフランスLa Depeche紙の2月の記事に載っていました。それによると出演のきっかけは、この映画の監督がカザルス役を探していることを、やはりチェリストの息子が知り、頭が禿げていて似ていたことから。映画の中ではもちろん実際にチェロを弾いているそうです。
撮影中のエピソードとしては、演奏の終わりのシーンでナタリー・ポートマンが近づいて手を差し出したので、台本にはなかったが、すっかりパブロ・カザルスになりきってその手にキスをした…ということです。

タグ : パブロ・カザルス  ドラマのチェロ 

2017.03.15
(Wed)

「カルテット」の演技指導したチェリスト

放映中で最終回を残すのみとなったTBSのドラマ「カルテット」で満島ひかりさん演じるチェリストの演技指導をしているチェリスト、上地さくら(うえち-)さんが沖縄タイムスで紹介されていました。

クラシック・テレビ・舞台と幅広く活躍 満島ひかりら俳優に演技指導も [Yahoo!News経由沖縄タイムス]

そういえば、満島ひかりさんも上地さくらさんも同じ沖縄県出身。 カルテット DVD-BOX(オリジナルコースター4枚セット)

このドラマ、初回からずっと、登場人物の交わす会話に引き込まれながら見ているのですが、 4人が演奏するシーンでは特にチェロの満島ひかりさんがちゃんとブレスをする姿がすばらしいと思っていて、これは満島ひかりさんの演技力もあるでしょうが、指導をされた方の功績も大きいだろうと思っていました。

ドラマの中での弦楽四重奏は実際に幅広いジャンルで活動しているクァルテットパパスだというのも、 番組公式サイトでクレジットされているのですでによく知られたところ。

クラシック界でやっていくだけではない、自分独自の居場所を模索する姿は、ドラマの中のカルテットドーナツホールと重なって見える部分もあります。

タグ : ドラマのチェロ 

2017.03.01
(Wed)

リン・ハレルの"主演"映画

一昨年から話があった、チェリストのリン・ハレル(73)の主演映画が完成間近なようで、予告編が公開されていました。

映画の題名はその名も"Cello"で、リン・ハレル演じる老チェリストが難病ALSに冒され、家族との絆や人生を見つめ直した末に、尊厳死を選ぶというという重いテーマの短編映画。

クラウドファンディングで支えられた小さなプロダクションであることや、テーマの重さなどから、一般の映画館で公開されるような映画ではないようですが、この予告編を見る限り、"俳優"としてのリン・ハレルがいい味を出しているように思いました。

タグ : リン・ハレル  ドラマのチェロ 

2017.01.18
(Wed)

ドラマ「カルテット」初回観た

松たか子、松田龍平、高橋一生、満島ひかりの4人が弦楽四重奏のカルテットを組むというTBSのドラマ「カルテット」の初回を観ました。 演奏する演技や音楽に関係した設定やセリフが、ドラマを楽しむじゃまになるほど不自然だったらいやだなと懸念していましたが、初回を観たかぎりそれほどではなく、しばらく楽しめそうだと思いました。

もちろん楽器を持ったり演奏する動きがある程度不自然なのはしかたがないとして、かなりがんばってはいる。 ちょっと感心したのは、満島ひかりさんがチェロを弾き始めるときにちゃんとブレスをしているところなどでした。

このドラマの設定でいいところは、この4人が演奏家としてコンクールや世界の舞台を目指すような若手ではなく、 おそらく一度は夢破れて挫折を味わった、若者というには少し年齢の行った4人だというところで、そんな4人の物語として見ると「共感」できそうに思いました。もちろんどう感じるかは人それぞれですが。

このドラマ、録画していなくてもTBSのサイトで1週間無料で見られるのですね。見逃した方はどうぞ。
カルテット 第1話 [TBS]

タグ : ドラマのチェロ 

2016.11.30
(Wed)

ドラマ「カルテット」

新年1月からのテレビで、カルテットの男女4人を描くドラマが始まるそうです。それも第一バイオリンが松たか子、第二バイオリンが松田龍平、ビオラが高橋一生、そしてチェロが満島ひかりさんという実力派のそろった豪華キャスト!脚本は"Woman"などの坂元裕二氏のオリジナルだそう。すでにツイッターで評判になっていたので知りました。

松たか子×満島ひかり×高橋一生×松田龍平、冬の軽井沢で四重奏! [シネマトゥデイ 16.11.30]
火曜ドラマ『カルテット』 [TBS公式]

ある日、4人は"偶然"出会った。女ふたり、男ふたり、全員30代。
4人は、夢が叶わなかった人たちである。
人生のピークに辿り着くことなく、ゆるやかな下り坂の前で立ち止まっている者たちでもある。
彼らはカルテットを組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることになった。
しかし、その"偶然"には、大きな秘密が隠されていた――。

(満島ひかりさんのコメントより) …私はチェロ弾きの役ですが、正直大変です。あと3年は練習したいし、どんなことになるのか未知です。ですが、ドラマを見た方が何だか癒される作品になるといいなと思います。

カルテットという特殊な人間関係の中で4人がどんな演技を見せてくれるのか、そしてチェリストとして満島ひかりさんがどんなキャラクターを演じてくれるのかが楽しみです。

タグ : カルテット  ドラマのチェロ 

old »