2017.08.09
(Wed)

レッスン #330 「最後」のレッスン

思うところがあって、チェロを始めてからこれまで13年余り続けてきたレッスンを、これで「最後」とさせて頂くことにした。

きっかけはこのところ指を痛めていたことで、現状の自己評価も踏まえて、これからどのようにチェロと付き合っていくかを考えたとき、一度このあたりでチェロへの取り組み方を見直した方がいいのではないか、と考えたようなわけ。

チェロを初めて触った日から13年と8ヶ月の間、チェロが次第に自分の大切な部分になり、 チェロを通じて友だちが増え、アンサンブルやオーケストラにも加わって弾けるようになり、 ソナタやコンチェルトといった名曲まで自分の手で弾いてみることができるようになり...一言でいえば、チェロを通して世界が広がったのも、すべてR子先生のおかげと感謝しています。 これからもR子先生に導かれて多くの生徒の世界が広がりますように!

***

最後に弾いたのは、ポッパーの36番。ハ長調の速い3拍子。 ポッパーのエチュードらしく不均衡なボウイングや転調や跳躍が出てくるものの、これはバッハの組曲3番ジーグのオマージュに違いない。

ポッパーの40番まであるエチュードをあと4曲やり残してしまったのは少し口惜しいけど、ここまでやってきたことは“財産”になると思う。

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2017.07.28
(Fri)

レッスン #329

ポッパー : チェロ奏法のための上級教本 Op.73/インターナショナル・ミュージック社

ポッパー35番。Des-dur(♭5つ)で次々変わる親指ポジション。 14小節最後の16分音符Gは♭を付けるべきミスプリントと思われる(3小節、35小節と同様なので)。 これまで書き留めているポッパーのミスプリントと思われる箇所には、ミスプリントと断定していいのかどうか微妙なものもあったけど(例えば15番)、これはわりあい明らかなミスプリント。

人差し指は痛むけど、高いポジションだとあまり痛まない。エチュードだとビブラートを意識しなくてもいいというのもある。

先生も指の痛みについては「とにかく休ませるしか…」。

チェロ名曲31選 (Doremi cello album (No.7003)) 藤沢 俊樹 少し楽に弾ける曲ということで、フォーレのシチリアーノを弾かせてもらう(楽譜は名曲31選)。 実は今年オーケストラでこの曲が入った組曲「ペレアスとメリザンド」をやることになっていて、美しい旋律はフルートに持っていかれがちながら、チェロのソロもあるのだ。

弓のスピード重視で。オケでは音量も求められそうなので、そのときは弓を返すんでしょうね、などなど。

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2017.07.14
(Fri)

レッスン #328

ポッパー34番。重音の美しいエチュード。40番まであるポッパーも大詰めを前にして「一服の清涼剤」あるいは「箸休め」。冒頭の2つめの重音C-Aへの跳躍がカギ。時々、左手のあいた指でのピチカートあり。

あとは時間いっぱいまで、七夕の会で弾いた反省と課題についてあれこれお話しする。「太くて大きな音を出せるようにする」のが課題というところまでは、どうやらそういうことのよう。これはチェロをやっていてずっと言われ続けていること。R子先生「左手はけっこう大胆なんだから、右手も左手くらい大胆になればいいのに」。

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2017.06.23
(Fri)

レッスン #327

ポッパー33番。親指ポジションの頻繁なシフト。これは、ポッパーのエチュードの中でも最も難易度が高いとされる4曲の1つ(他は13,29,38番)。

ただ、よく見ると、ずっと親指と3の指とでオクターブの形をキープしたままシフトを繰り返せばいいわけで──まあ、それが難しいといえば難しいのだが──13番や29番ほど難しいとは思わなかった。手の忙しさほどには頭に負担がかからない、というのか。

7月の集まりで弾くことにしているチャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」(第3変奏まで)をあらためて見ていただく。きちんとピアノをつけてもらうのは7月の集まりのときが初めてなので、先生にピアノを部分的に鳴らしてもらって。第3変奏の強弱についていくつか。2回目にようやくミスが減り、音が出るようになるのはあいかわらず。

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2017.06.09
(Fri)

レッスン #326

ポッパー32番。長いスラースタッカート。これは練習で音程を取るのにしばらく苦労した。 前半ページの6-7段目、後半ページの3-4段目など。前半ページ6段目にある11小節:
popper32-2.png
赤い矢印(↑)を記したところは、♭をつけるべきミスプリントと思われた。

ブラームスのソナタ2番Op.99。1楽章を1度通し。 2弦のトレモロは、高いA-D線のときには楽器を少し右に、反対に低いG-C線のときには左に傾けるようにしてみた。 右手の肘の高さだけで調節してもうまくトレモロにならないと感じたからだ。R子先生「それ、わたしもやります」。

譜読みしてきた2楽章も1度聴いてもらう。 この楽章は、チェリストで藝大准教授の中木健二さんが、以前インタビュー[過去記事]で「20年間ため込んだラブソング」と表現していた、とても美しい楽章。 ただし、その美しいラブソングは、シャープ6つの茨に覆われていて(嬰へ長調)、安易に近寄られるのを拒んでいるかのよう。 譜読みでいくつか思い込みで間違えて弾いているところを指摘された。 次回以降も1,2楽章を引き続き。

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2017.05.26
(Fri)

レッスン #325

ポッパー31番。3連符系の長いスラーで細かいシフトと大きな跳躍、それに重音。練習では最後の3度重音の上りに苦労した。跳躍の音程がよく取れていることを褒められたけど、これが実戦だとどうか。

新しくブラームスのソナタ2番Op.99。まずは1楽章の最後まで譜読みの確認。 頻繁に出てくる2弦のトレモロを何度も。手首を小さく使うだけで滑らかに弾けるように。

この曲を譜読みするだけでピアノパートのすごさに圧倒される思いがして、まだこの曲でピアノに合わせてもらう自分を思い浮かべることができないのだが、少しこの曲に近づけたような気がした。

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教室のカウンターのところでは、JASRACが音楽教室から演奏著作権料を徴収すること[過去記事]に反対するポスターが貼られ、署名を集めていた。

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2017.05.12
(Fri)

レッスン #324

ポッパー30番。Ges-dur(♭6つ)という調性もさることながら、中間部の何調だかよくわからない箇所の音程に苦労した。4分音符60くらい(楽譜指定はAllegretto)。R子先生「すごい!こういうのが弾けるなら現代っぽい曲だって…」。 そういうものでしょうか…

ショパンのノクターンOp.9-2(ポッパー編)。一度通したあと細かく。出だしのBb-Gのつながり。16分音符、32分音符をはっきり。 重音の箇所もまたはっきり...と色々指摘されてみると、楽譜に記されたアーティキュレーションやボーイングもそういう意図があったのか、と納得がいくところがあった。 また、6/8拍子にあまりとらわれず揺らせてというのを(ルバートというのだろうか)ピアノ伴奏で引っ張ってくださった。 ラストのカデンツァっぽいソロは最後の下りでよくつまづいた…

この曲は仕上がりというのにはまだ少しだけど、ここまでにして、次回からブラームスのチェロソナタ2番を教えて頂くことにした。

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2017.04.21
(Fri)

レッスン #323

ポッパー29番。重音の難しいエチュードで、これは苦労した。難易度では13番に次ぐくらいというのが実感。 ダウンとアップとが不均衡な長いボウイングや、fis-moll(♯3つ)からFis-dur(♯6つ)へ、といった調性も難しい。

3週間くらい弾いてきて、ある程度曲が流れるようになったのは今週に入ってからだったか。 レッスン直前の待合室で楽譜を見ていて、練習で間違って弾いていたところを1箇所見つけてあわてた。 Piatti/Duport/Popper: Capricci Import
Antonio Meneses

それでも楽しんで練習してこれたのは、ポッパーにしてはめずらしく─というのは個人の感想です─美しい旋律があるからで、 前に書いたアントニオ・メネセス氏のCDには (後で気づいたのだが)ポッパーからはたった1曲だけ、この29番が選ばれているほどなのだ。

2回弾き終えるとR子先生「がんばりました…表彰状をあげたいくらいです」。

ショパンのノクターンOp.9-2(ポッパー編)。この曲を選んだのは、元々このピアノ曲が好きなのと、 耳に馴染んでいる曲を楽譜から読み起こすのも勉強になると思ったから。 ポッパーの教本もだいぶ進んできたので挑戦できるかも知れない、というのもあった。

(もちろん浅田真央選手がこの曲で滑ったことも印象深い。この曲に決めたのは浅田真央選手が引退を発表するほんの少し前だったわけだけど…)

1回目は譜読みの確認。2回目は後半のハーモニクスなど技巧的なところ。最後のカデンツァっぽいソロは、タテを気にせず音のかたまりでとらえて、もっと弾き込む必要あり。

[追記] 指の痛みはだいぶ和らいだものの、まだたまに少し痛む。

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2017.04.07
(Fri)

レッスン #322

ポッパー28番。親指ポジションの広い形と、跳躍。

ロココ変奏曲の仕上げ。主題を弾いてから、あとは第1、第2変奏を細かくおさらい。 結局この曲は、一見難しそうだった第7変奏とコーダよりは、この第1、第2変奏に苦労した。 まあ、第7変奏から後は勢いにまかせて…というところはあるが。 それに1-2-3-7変奏にしぼったのも結果的によかった。

最後に通すのはやめて、今後取り組む曲の相談。チェロソナタはピアニストが…などと言っているとチェロの相当なレパートリーをあきらめなければならず、それはもったいない、とにかくやってみましょう…などなど。それはそれで検討するとして、次はショパンのノクターンOp.9-2 (ポッパー編)にチャレンジしてみることにした。

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2017.03.24
(Fri)

レッスン #321

ポッパー27番。速いスピカート。速くなければ難しくはないのだけれど…4分音符70くらい。 最後2段のC-G線の8度は少しテンポを落として。

ロココ変奏曲。やはり初めに通し。なんと、今ごろになって第1変奏8小節目で音を1つ間違えて弾いていることを指摘された。いつから間違えて覚えてしまっていたのだろう…

また、その流れで9小節目、ローズ編IMC版のパート譜にダブルシャープが1つ欠けているミスプリントがあることに気づいた(スコアにはついている)。今まで何か月もこの楽譜と向き合ってきたはずなのに、何を見ていたのだろう…とちょっと情けなかった。

第1変奏出だしの移弦は大げさなくらいはっきり。第2変奏の上りを何度も。

第7変奏のテンポを刻むR子先生の靴音で、もうブーツの季節ではなくなっていることに気づいた。

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