2011.04.01
Fri

再会

2月のチェロコングレスでご一緒した方たちと突発的な再会パーティ。都内某アイリッシュ・パブにて。

コングレスでのこと、チェロとのかかわり、そして3月のあの震災とのかかわり…話は尽きず。
こうして夜に集まる機会もひさしぶりという方も多かった。

ツイッターで近況を知っている人とは、会うのは久しぶりでも「それであれはどうなったの?」というところから話が始まるから、なんだか不思議。

最後はやっぱり、また集まって一緒に弾きたいね、ということでお開き。
おいしかったアイリッシュ・ウイスキーの銘柄は、何度も聞いたのに、結局忘れた。

[追記: チェロコングレスのレポートが雑誌ストリング4月号に載った]
弦楽専門誌 ストリング 2011年4月号

タグ : チェロコングレス 

2011.02.22
Tue

鳥肌が立つ

チェロコングレスのコンサートで感動したことをあちこちで語っているうち、ふと「鳥肌が立った」という言葉を使いそうになった。しかし、これは「誤用」ではなかったか?

「鳥肌が立つ」は、本来、恐怖などを感じたときにもっぱら使われた言葉。これが感動したときにも使われるよう変遷してきていることがはじめて(?)世間で話題になったのは文化庁の平成13年(2001年)度の「国語に関する世論調査」で、 若い世代ほど「鳥肌が立つ」を恐怖・感動どちらの場合でも使う人が多く、高齢者ほど感動の意味では使わない傾向が明らかになった。「本来ではない」「昔はその使い方をしなかった」というのが「誤用」の根拠。

ところが、近年「感動の鳥肌」が、国語辞典などでも認知されるようになった。 広辞苑 第六版

広辞苑第六版(2008年)では第五版(1998年)になかった下記の記述が追加されている。

○鳥肌が立つ 寒さや恐怖・興奮などの強い刺激によって、鳥肌が生ずる。総毛立つ。肌に粟を生ずる。仙源抄「いららき。さむくて鳥肌のたちたるけしき也」。「数学と聞くだけで鳥肌が立つ」 ▽近年、感動した場合にも用いる。「名演奏に鳥肌が立った」 [広辞苑 第六版 2008年]

「感動の鳥肌」を擁護する論拠には大きく下記がありそうに思える。

  1. 言葉は変遷するもの。使う人が十分増えればそれが正しい。「すごい」の使われ方の変遷と同様。
  2. 事実だから正しい。「だって私ほんとうに感動すると鳥肌が立つもん!」。医学的にも、感情が動けば交感神経が反応することで説明がつくらしい。

また、英語でも goose bump を恐怖と感動、両方の意味で使っているのを見るから、言語を問わず人間の“自然”な表現だという主張も成り立つかも知れない。英語ではじめから両方の意味で使われていたのか、それとも日本語と同じように変遷があったかどうかは知らない。

それでも「感動の鳥肌」を誤用だとする主張が根強いのには、感動を個人の身体感覚で安易に表現してしまうのは「ちょっとはしたない」という感覚もあると思う。あまりにも使われすぎて陳腐化しているから嫌い、という感覚もあるかも知れない。

かといって別の言葉があるかというと、「感動した」「胸がおどった」「涙がこぼれた」「ぞくぞくした」「ぞわぞわした」....などありそうにも思えるが、「鳥肌が立った」に適切に置き換わる言葉を見つけるのは難しそうに思える。

そういうわけで、先週のサントリーホールのステージに百数十名のチェリストがずらりと並び、音が重なり合ったときのあの感動を表す言葉には困っているのだが、あのときいっしょにステージにいた人が「鳥肌が立ったね!」と言うのには「そうだよね!」と百パーセント共感してしまうのだ。

タグ : チェロコングレス 

2011.02.14
Mon

堤剛さんとお話する

おととい12日のチェロアンサンブルコンサートの出番前、前半第一部のプログラムをサントリーホール1階最後列の席で聴いていたときのこと。 開演からずっと左隣の席が空いていて「誰の席だろうな?」と思っていたら、曲と曲の間に入ってきた紳士が「ふー」と席に腰を下ろす....

顔をちらりと見たら、なんと堤剛さんでした!もうこれにはびっくり!背筋が伸びました。 アンコール~演奏活動60周年記念~堤剛

実はこの日、堤剛さんが午後のゲネプロのときにも姿を見せなかったことが、本番までずっと気になっていました。堤さんが10日(現地時間)までワルシャワのコンクールで審査員をつとめておられたのを知っていたし、スタッフの方が「まだ飛行機が....」と言うのを耳に挟んでいたので、もし悪天候や航空会社の不手際でもあれば、本番に間に合わないのではないか?仮に間に合うとしても、体力的に相当きついのではないか?....第一部のステージに堤さんが拍手を受けながら登場したので、そこではじめてどうにか本番に間に合ったことを知って安堵したような次第でした。

客席に堤剛さんが現れたのは、その第一部の演奏後のこと。堤さんと隣合わせで座ったまま、長谷川陽子さんらの「アンダンテ・カンタービレ」など残りの2曲を聴きました(「贅沢だ....」というサントリーBOSSのCMのような状態。サントリーホールも贅沢だ....)。

曲の合間に思い切ってお話をうかがいました。
「おつかれさまです、あの、先生、後半は?....」
「あー、もちろん弾きますよ、後ろのほうでね、いっしょに弾かせてもらいます」
「そうですか!光栄です....あの、きのうまでワルシャワと....」
「えー、ふふ、1時に成田にね....これはだいじな“大イベント”ですから....」。

はからずも堤さんのお人柄にふれ、このイベントにかける思いをうかがうことができ、より一層感激を深くしました。

このあと本番のステージで堤さんは、若手チェリストたちに押し出されるようにして、結局、最前列で演奏されたのでした。

* * *

なお、懇親会のときにもう一度、堤さんとお話できるチャンスがあり、そのときにワルシャワのチェロコンクールで前回優勝したチェリストらがマイケル・ジャクソンの曲をカバーしたユーチューブの動画がいま大評判なんですけど、先生ご存知ですか?とおたずねしたら、
「ほー、ユーチューブで?それはそれは、ふっふっふ....」
と笑ってらっしゃいました。どうやらご存知なかったようでした。

タグ : チェロコングレス  2CELLOS  堤剛 

2011.02.13
Sun

チェロコングレス終わった…

3日間のチェロコングレスが、きょう最終日のリレーコンサートと、それに続く参加チェリスト全体の懇親会で幕を閉じました。

きょうのリレーコンサートも豪華な顔ぶれが次々とサントリーホール・ブルーローズ(小ホール)で熱演[プログラム]。堤剛さんはバッハ「シャコンヌ」を、宮田大さんはポッパーのハンガリー狂詩曲で大喝采を受けると、「リクエストをもらいまして…」と言って(だれのだろう?)なんとプログラムにはなかった「おくりびと」を!

出演したプロ・アマ揃っての懇親会では、有名チェリストの方たちがあちこちで大勢の輪に囲まれながら、ビール片手に気さくに話をしてくれました。

やはり一番印象に残ったのは、きのうの大ホールでのチェロアンサンブルコンサート、百数十名のチェリストがプロもアマもほんとに真剣な表情でひとつの同じ音楽を奏でていたこと、その中に自分もいたことが、今もまだ信じられない気持です。

今はとにかくこのイベントを実現してくれたスタッフのみなさん、すべての出演チェリスト、とくに忙しい中スケジュールを割いてアマチュアに歩み寄ってくれたすばらしいプロのみなさんに感謝の気持でいっぱいです。

タグ : チェロコングレス  宮田大 

2011.02.12
Sat

チェロアンサンブルコンサート@サントリーホール

本番終わりました!

2月12日(土)18:30 サントリーホール 大ホール
チェロ・アンサンブル・コンサート

第二部
クレンゲル:ヒムヌス(讃歌)op.57
ゴルターマン:レリジオーソ
パーセル:シャコンヌ ト短調 Z.730
カザルス:サルダーナ
フォーレ:ラシーヌ讃歌op.11

アンコールで弾いたのは、スーザ:行進曲「雷神」でした。
最後はパイプオルガンと客席の手拍子つき!

タグ : チェロコングレス 

2011.02.09
Wed

あと2日

サントリーホールで行われるチェロコングレスまでいよいよあと2日。予報では東京は雪ということだけどどうなるか。

チェロアンサンブルコンサートは12日。少し緊張した顔でみんなが同じステージに並んでいるところを想像するとなんだかおかしい。

11日の前日リハーサルの時からプロの方たちと一緒に弾くので、まずはそこでどんな響きになるのかが今は一番楽しみ。

タグ : チェロコングレス 

2011.02.02
Wed

ルトスワフスキ国際チェロコンクール

先日、二人のチェリストがマイケル・ジャクソンをカバーした動画で弾いていたルカ・スリッチ(Luka Sulic)というチェリストについて調べていたら、2009年の第7回ルトスワフスキ国際チェロコンクールという国際コンクール[公式HP - 英語]で優勝した2位入賞したほどのチェリストだということを知りました。

このコンクール、折しも第8回があす2月3日から10日までワルシャワで開催されるんですね。日本からも1人参加しているようなのでがんばってほしいです...

…と、ここまでの話だったら別に書かなくてもよかったのですが、きょう「待てよ」と思ってコンクールの審査員(Jury)のところを見て「やっぱり」と思いました。

堤剛さんのお名前があるではありませんか!堤さんはワルシャワで10日決勝のコンクールで審査員を務めてから、2月11日からサントリーホールで開かれるチェロコングレスに戻って来られ、12日のチェロアンサンブルコンサートに出演されようとしているわけ(13日のリレーコンサートにも出演予定)。 シャコンヌ~無伴奏チェロ作品集~堤剛

「堤先生は忙しい方で…」と運営に携わっている方が言っていたわけがわかりました。確かに忙しい…

チェロアンサンブルコンサートで一緒にステージで弾かせてもらうことになっているアマチュアの一人として、奏者としても長年一線にあるのみならず桐朋の学長・サントリーホール館長など多くの役職をつとめられ、なおかつこうして国際コンクールの審査員といった重要な指導的立場でも活躍されている方に一緒に弾く機会がもらえるなんてありがたいことだとあらためて思いました。

なお、ルトスワフスキ国際チェロコンクールでは、2005年第5回に日本の中木健二さんが優勝しており、その中木さんもチェロコングレスのオープニングコンサートで、6人がバッハの無伴奏組曲を弾くお一人として、組曲第4番を弾くことになっています。

[後日加筆しました]

タグ : チェロコングレス  2CELLOS  堤剛 

2011.01.26
Wed

サルダナのフィンガリング

チェロコングレスで弾くカザルス「サルダナ」の担当パート5番(8パート中)のフィンガリングを書き出してみました。チェロコングレスに参加するアマチュアの間でフィンガリングなど情報交換したいね、という話があったから。

1231 32 321 123 3 3 3 1 13242 14214 41
[追記: 1123 31 212 123 ...のほうがより「基本」らしい]
A 4012412 444Q 2Q12 323Q21 Q3Q123 Q123Q1 23 1Q123 Q1233 32321 1132
[コメント: 2小節目のラで親指ポジションに入る。]
B Q32 Q Q2132 1213221 Q123 Q123 3Q123 1 3 332 3
[コメント: D線の高いGに親指を置く。D線のDフラジオ→3の位置のG。]
C 141 101012 24414012 4141 412420 121400 24 1
[コメント: ここは親指でQ3Q Q12123 .... とも考えたが、レミレシドレドラでQ1Q23Q31となって移弦が発生するのでやめた。]
D 1 12121212 42411212 4241114 41232
[コメント: 問題の箇所。1番パートと共通のはず。div.は下のパート。]
E Q3Q Q12123 Q1Q2Q123 Q213 Q23Q31 232Q11 Q1 1Q 31 3 1 1Q3
[コメント: 3Q31は弾きにくい(移弦)→3431?]
F 21Q2Q2 Q1Q12 Q2Q2 Q1Q12Q3231 2Q1 Q1232 2 2Q2Q 2Q2 Q Q Q3 3 3 31321
G 21Q2Q2 Q1Q12 Q2Q2 Q1Q12Q 32312Q 1Q123 2 Q 3
H 1 Q1 23 pizz. (113)1 arco. 24414012 41411241 1 2412122 33
I 23 13 31 3Q12 QQ 31 Q 2 14 2412 4
J 24 1114 13 41 3 3 324 1114 14 43 4 4 42 1 1 4 (sur D)2
K 21 14 42 1114 2 12 12 331 3142 1
L 21 4 4 Q3Q Q12123 Q1Q2Q123 Q
[コメント: Q3Q...高いDから弾き始める緊張。]
M 42 1114 12 12 331 3142 1
N 以降省略....
[Qは親指。0は開放弦。A,B,C,...は練習記号。空白は小節の区切り。]

書き込みした楽譜をスキャンすればいいのでしょうけど、楽譜そのものの権利もあると思うので。

蛇足ですが、フィンガリングといえば、オーケストラのチェロのトレーナーK先生が教えてくれるとき
「ここは、ニーヨンイチサン.... 引っ越しはゼロイチニーサン、うふふ....」
と毎回同じ冗談を言うのは、どうにかして欲しいなと思っています....

タグ : チェロコングレス 

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