2016.10.24
(Mon)

第7回「チェロの日」

国際「チェロの日」という話があるなら当然、日本の「チェロの日」は?という話になりますが、来年も日本チェロ協会(堤剛会長)主催の第7回「チェロの日」が、2017年1月28日(土)と29日(日)の両日開催されます。来年は例年のサントリーホールから場所を変えてJTアートホールアフィニスで。

実は、2012年の第2回から毎年参加して、チェロを弾く上で大きな励みの一つにしていたこの「チェロの日」、今回は参加を見合わせました。

場所がいつものサントリーホールでないことは、30周年に伴う改修といった事情もあるらしいのですが、それに伴ういろいろな変化が、ああいつもの雰囲気と変わってしまうのかな?…と勝手に思ってしまった、ということはあります。 「チェロの日」でつながった仲間とならまたいつでも別の場で会える、というのもあります。 それなら今年の冬はチェロで何か違ったことに挑戦してみよう…と思っているところです。

それでも、来年の「チェロの日」のプログラムや出演されるプロのチェリストの方々のお名前を見ると、悔やむ気持ちが湧いて来ないでもないのですが…聴衆としてコンサートは聴きに行こうと思っています。

タグ : チェロの日 

2016.03.23
(Wed)

「チェロの日」のいろいろ

「チェロの日」2日目、リハーサルが終わって本番前の1時間ほどの間、参加者が倉田澄子先生と宮田大さん師弟に直接お話が聞けるゼミナール。 「チェロの日」では毎回こうしたセミナー形式のイベントもあるのが楽しみなのですが、今回ゲストがこのお二人とわかったのは数日前のことで、びっくりしました。

お二人の話は、出会いからレッスンの思い出話、演奏家・音楽家としての考え方など、どの言葉も貴重で、その全てをメモすることはできませんでしたが、中でも印象に残ったのは、出したい音のイメージを持って、その音を探す、というお話。 倉田先生は、練習のときまず満足のいく音が出るまで開放弦のロングトーンを弾くということをおっしゃっていたし、 宮田さんもどう弾きたいかのイメージを持つこと、擬音語で歌ってみる、といったことをおっしゃっていました。

お二人共、一つ一つのエピソードを話す言葉から素晴らしい人柄が溢れていて、この二人が師弟として出会ったことが一つの奇跡なのではないかと思えました。 お二人のお話を聴いてすぐコンサート本番のあるブルーローズに入った参加者は皆、少し特別な気持ちでチェロを手に取ったのではないかと思います。

***

話は戻って、初日のコンサート。ブラームスのソナタ2番を弾いた黒川実咲さんは、以前聴かせてもらった時よりずっと大人っぽくなって堂々とした演奏。 後で懇親会でお話させていただいたら、やっぱりまだ可愛らしい娘さんといった風情で、演奏のときとギャップがあるのがまた魅力だと思いました。

髙木慶太さんはバンドネオン(鈴木崇朗さん)と二人だけで、ピアソラとバッハを組み合わせたプログラム。 チェロとバンドネオンだけでバッハを聴くと、バンドネオンが小さな教会の足踏みオルガンのような懐かしく親密な空間の響き。 でも、この日一番熱狂的な拍手を集めたのは、ピアソラの「ル・グラン・タンゴ」の熱演。 髙木慶太さんはオーケストラでも室内楽でもマルチに活躍していますが、おそらく日頃から「『好きにやっていいよ』と言われたらこんなことやってやろう」と思っておられるんだろうということが、客席にいるこちらにも伝わってくる痛快な演奏でした。

(なお、黒川実咲さんも「ル・グラン・タンゴ」はレパートリーに入れていて、今回の候補に考えていたけれど髙木慶太さんと「かぶって」しまったのでブラームスにした、という話を本人にうかがいました、って言っていいのかな?… 黒川実咲さんの「ル・グラン・タンゴ」も聴いてみたい!)

Ave Maria (アヴェ・マリア)堀了介&堀沙也香 堀了介先生と堀沙也香さんの父娘デュオは、親しみやすい曲のプログラムで、多くは右のCDに所収。 一緒に聞いたチェリスト仲間は皆、自分も弾いて堀先生(か沙也香さん)になりきってみることを妄想したのではないかと思います。

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「チェリストの集い」を指揮・指導して下さった山本祐ノ介さんは、今年は少し厳しくなったねという声。 第6回と回を重ねて「ようやく厳しく言ってもらえるレベルになったということだよ」という声も。

メインのヴィラ=ロボス「ブラジル風バッハ第1番」は4年連続。 この曲が弾きたくて参加したというチェリストもたくさんいて、中には4年間毎年違ったパートを希望してついに「グランドスラム」を達成した人も(私は3と1)。

今後もこの曲を弾き続けるのかどうかわからないけれど、チェロが大勢集まったコンサートのメインに据えられるだけのスケールの曲が他にあるか?というと中々難しく、クレンゲル「賛歌」やカザルスの「サルダナ」他、何曲かはあるけど、そうたくさんはない。 編曲ものなら色々な可能性があるけど、やはりチェロのために書かれたオリジナル曲を大事にしたい、という思いもあるでしょう。

世界各国にチェロ協会(Society)やチェリストが多数集まるイベントはたくさんあって、このブログでも見つけると時々話題にしていますが、プロや音大生ではないアマチュアがこれだけの数集まってブラジル風バッハほどの曲を弾くのはあまり見たことがありません。こんなところは日本のアマチュア・チェリストの真面目さ、勤勉さかも。

そのイベントのために作曲された委嘱作品というケースもよく見かけます[過去記事]。 たとえば若い小林幸太郎さんのような方が、チェロがたくさん集まったときに弾く「チェリストのチェリストによるチェロのための曲」を書いてくれたら、ぜひ弾きたいと思ったりもします。

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2016.03.22
(Tue)

第6回「チェロの日」終了

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20、21日の両日サントリーホール・ブルーローズで開かれた第6回「チェロの日」(日本チェロ協会主催)が終わりました。 「チェリストの集い」には堤剛先生、堀了介先生、堀沙也香さん、黒川実咲さんら、それに第1部で素晴らしい演奏を披露してくれた若手の森田啓佑さん、佐藤晴真さんも最前列に加わってくださり、 この響きの中に自分もひとつになって演奏できることが本当に幸せだと感じました。

毎年このチェロ・オーケストラに参加して一番グッとくる瞬間は、ブラジル風バッハ2楽章のコンサートマスターによるソロなのですが、今年は堀了介先生のソロが胸に迫りました。 このソロを聴くとプログラムも大詰め、このコンサートのために集まり幾度も練習してきた"仲間"と過ごせる時間も残りわずかなんだ、という思いが重なるせいもあるかも知れません。

今年もたくさんのチェロ仲間のつながりができました。このような場を作ってくださった日本チェロ協会のみなさんありがとうございました。

第6回チェロの日 チェロでひとつになるコンサート
2016年3月21日(月・祝) 14時開演 サントリーホール ブルーローズ

第1部 若手チェロ奏者による演奏
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番より 佐藤晴真
黛敏郎:BUNRAKU 森田啓佑
バリエール:2つのチェロのためのソナタ第4番 森田啓佑/佐藤晴真

第2部 『チェリストの集い』参加者による、チェロ・オーケストラ
指揮 山本祐ノ介
バッハ:羊は安らかに草を食み
グリーグ:2つの悲しい旋律
フランク:天使のパン
滝廉太郎:荒城の月
松任谷由実:春よ、来い
ヴィラ・ロボス:ブラジル風バッハ第1番
《アンコール》
マスカーニ:オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
杉真理:ウイスキーがお好きでしょ

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2016.03.19
(Sat)

あすあさって「チェロの日」

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いよいよ明日から2日間はサントリーホールで第6回「チェロの日」(日本チェロ協会主催)。

明日20日はリハーサルの後、黒川実咲さん、髙木慶太さん、堀了介先生と沙也香さんらの演奏が聴ける「チェロと仲良くなるコンサート」。こちらは当日券もあるようなのでぜひ(15時開演)。 あさって21日がチェロ・オーケストラに加わって参加する「チェロでひとつになるコンサート」本番(14時開演)。

きょうはチェロ・オーケストラ参加者による最後の自主練習会。寒い頃から練習を重ねてきて、気がつけば小雨模様も春はもうそこまで。山本祐ノ介さんの厳しくも楽しく具体的な指導。手元で 9 + 10 + 12 + 14 = 45名?

あすとあさって「チェロ漬け」になって楽しんできます。

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2016.03.13
(Sun)

練習会

いよいよあと1週間に迫った「チェロの日」の自主練習会。celloday2016.jpg

先週、オケの練習と重なったために欠席したところ、その日に山本祐ノ介さんが来て指導して下さったとのことで、仕方なかったとはいえもったいないことをした。今日はVc2の"ボス"が所属オケの本番のためお休みの代わりに、その席にとびきり若手の腕利きが参加して 8 + 10 + 11 + 8 + Iさんで38名だったか。

先週以降のボウイングの変更はメール連絡で把握していたけど、J.S.バッハのテンポが速く(というか軽やかに)なってちょっとびっくり。他の曲でもrit.のかけかたが少し変わっていた。

実は、ブラジル風バッハで3楽章のある小節が苦手なまま、指使いが定まっていないところがある。あと1週間でさらい直しておかないと。

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2016.02.28
(Sun)

練習会

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27日夜、来月に迫った「チェロの日」に向けた練習会。土曜日とあってか参加者は最多の 8 + 10 + 13 + 10 + 指揮者 + 見学者 = 43名。会場もにぎやか。

さすがに練習を重ねて来たおかげで、細かいことはさておき、だいぶ仕上がってきたような気が。

本番で指揮の山本祐ノ介さんがどのように振るか、練習指導のIさんのおかげで、いくつかのパターンの練習もできている。テンポの速いパターンと遅いパターンなど。 グリーグ「過ぎた春」のスルポンティチェロ指定などは、かなり極端と思われるパターンで練習しているが、どうだろうか。 意外と直前のリハーサルで「やっぱりこっちにしよう」と変更になったりして…。 そうなるとアマチュアはあたふたするかも知れないけど、それもまたプロの方と一緒に本番が迎えられる醍醐味というものかも。

個人的には、高い音域を弾くときA線で跳躍するかそれとも横のD線を使うか、近くの人もちらちら見て試行錯誤。この日Iさんから「A線で」と言われておおっとなったのは「傷ついた心」35小節アウフタクトからの6度上昇。

帰りの反省会も16名と盛会。

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2016.02.23
(Tue)

「チェロの日」コンサート

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第6回「チェロの日」(3/20~21)まであと1ヶ月を切りましたが、2日目は、70人のチェロオーケストラ参加者の家族・友人がつめかけるせいかチケットの出足が好調な一方、1日目午後のコンサートはまだチケットに少し余裕があるようです。

この20日の「チェロと仲良くなるコンサート」は、参加者の私たちも聴くのを楽しみにしていて…

2016年3月20日(日) 15時開演
サントリーホール ブルーローズ

プログラム

チェロ:黒川 実咲  ピアノ:江沢 茂敏
ブラームス:チェロとピアノのためのソナタ第2番

チェロ:髙木 慶太  バンドネオン:鈴木 崇朗
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ  ほか

チェロ:堀 了介・堀 沙也香  ピアノ:山崎 早登美
ピアッティ:セレナーデ
カッチーニ:アヴェ・マリア
山田耕筰:からたちの花
岡野禎一:朧月夜
ショスタコーヴィチ:5つの小品

黒川実咲さんは「チェロの日」2度目の登場。3年前にお会いしたときにはまだ「美少女」という感じだったけど、どんなふうに成長しておられるのか楽しみ。曲は情熱的なブラームスのソナタ2番。

髙木慶太さんは読売日本交響楽団のトップで弾いておられる奏者で、今回はその髙木さんがバンドネオンとの共演でピアソラを聴かせてくれるというのが、他ではちょっとなさそうな貴重な機会で楽しみにしているところ。

堀了介先生と堀沙也香さんは「理想の父娘」デュオ。曲は聴きやすいメロディーのものが多いけど、もちろん2人共に高い技巧がないととても真似できない…

こんな4人の演奏を一度に聴ける贅沢な機会はめったにないので、本当にチェロが好きな人には2日目より1日目のコンサートのほうをおすすめしたいくらいです。

(もちろん二日とも暇な人は両方来てください)

チケットのお申込みはこちらから。 個人的に声を掛けてくだされば会員価格で手配できます。

タグ : チェロの日 

2016.01.25
(Mon)

練習会・オーケストラ練習

24日、日曜日、「チェロの日」に向けた自主練習会。文京区の新しい施設を使わせて頂く。地下鉄の江戸川橋という駅で降りたのは初めて。あの江戸川は遠いのになぜかと思ったら、付近の神田川中流をかつて江戸川と呼んだのだそう。

昨年オープンしたばかりの施設はきれいで設備も充実。ただ残響のない部屋だと、自分たちの音がシビアに聴こえてしまうようなところはあった。 そのおかげか気づいたのは、休符の前の音の長さが意外とまちまちなこと。気をつけないと。 ほぼ曲順に。出席は手元で 8 + 7 + 8 + 9 + 1 = 33名。

***

少し早めに抜け出して夜は久我山でオーケストラの練習。ドボルザーク「謝肉祭」と「野鳩」、それにブラームス1番の終楽章の初合わせと盛り沢山。

「野鳩」はチェコの民話をベースにした交響詩で、夫を毒殺して再婚した女がある日、野鳩の鳴き声を聴いて良心の呵責に苛まれ…という、ちょっとぎょっとするような話。 実にオペラ的というかミュージカル的な面白い曲で、葬送行進曲で始まり、結婚のお祝いのお祭り騒ぎもある。途中には「オペラ座の怪人」を連想させるようなフレーズもある。この曲でも、葬送行進曲の音符の長さを淡々と正確に、という注意があった。

「謝肉祭」は以前チェコ・フィルがプロモーション動画で弾いていた曲。チェコ・フィルは楽しそうに弾いているが、チェロはあまり聴こえないところで忙しくて、おふざけをしている余裕はない。

この日の朝、全豪で錦織選手がツォンガをストレートで破ってベスト8を決めたので、こちらも元気が出て、忙しい日曜を乗り切ることができた。

タグ : チェロの日  オーケストラ 

2016.01.11
(Mon)

練習会

3月の「チェロの日」に向けた自主練習会の新年初練習会。練習に向かう荻窪周辺や駅のホームで、成人式の晴れ着姿を多く見た。

そういえば3年前、2013年の成人の日も「チェロの日」の自主練習会があり、朝から都内に積もり始めた雪が記録的な積雪となったことを思い出した[過去記事]。今年はそんなことも忘れさせるほどの暖冬なのはどうしたことか。

午前中にパート練習があったこともあってか、早い出足。曲順はほぼ逆順。最後のブラジル風バッハも楽章の逆順、速い1,3楽章も速めのテンポで。

練習を進めるうち、毎年一緒に弾いているメンバーも多いのだから、このメンバーならもう少しできるのではないか、と少しもどかしい思いがしないでもなかった。

新しく加わったメンバーの方にしても「じゃまをしないように」「弾けるところだけ」と実に控えめな構えなのだが、それではいったいあなたは何のためにここに来ていて、それでいいんですか?…と問いたくなる。ただ、自分が過去まだ経験が浅かったときどうだったか?と問われると、ちょっと自信がないのだが…そのときはそのときなりに必死だった、とは言えると思うけど。

グリーグ「過ぎた春」にある sul ponticello (スル・ポンティチェロ)の指定で弾くのは初めて。それらしい音が出せないことはなかったが、元に戻しそこねてしまうことがあって、いやな音が耳に残った。

手元のカウントでは、6 + 12 + 10 + 10 + 指導者 = 39名ほどだったか。うち、まだお名前をうかがえていない方が6名ほど。

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2015.12.20
(Sun)

「チェロの日」練習会スタート

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今年も「チェロの日」に向けた自主練習会がスタート。きょう第1回。

初参加の方も加わって、参加者は1パートから順に 4+5+5+10+指揮・指導Iさんで25人ほどだったか。 初回ということもあって、全曲を曲順にサッと2度ずつ通して曲の雰囲気をつかみましょうというかんじ。

ブラジル風バッハ第1番だけは少し細かく。もう4年目になるので、さすがに最初から通るには通るものの、前年からまたパートの顔触れが入れ替わっているので、馴れるまでにはまだもう少し練習が必要かも。

最後にグリーグ「2つの悲しい旋律」をもう一度。 今年も1番パートを弾かせてもらって、もっと音程を安定させることと音色を良くすることが個人的な課題。

帰りは8人ほどで反省会。

タグ : チェロの日 

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