2017.09.04
(Mon)

ジャン=ギアン・ケラスのバッハ組曲全曲+ダンス

なんだかこのところ、チェリストがダンサーとコラボレーションするのが目につくなと思っていたら、ジャン=ギアン・ケラスはきのう3日、ドイツ・ハンブルクのエルプフィルハーモニーホールでバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を弾き、その周りでコンテンポラリー・ダンサー・振付師アン・テレサ・デ・ケースマイケル(Anne Teresa de Keersmaeker, 57)とそのカンパニーRosasが踊る、という公演を行ったらしいです[ケラスのFacebookページより]。

この公演は午後8時開演、バッハの組曲全曲を弾いて(休憩なし)22時15分終演の公演だったそう。

この公演にあたって、ケラスとケースマイケルの2人の共同インタビュー記事があって、ダンサー・振付師のケースマイケルはケラスにバッハの組曲の和声構造(ケラスの言葉では和声の流れ harmonic flow)を説明され、それを人間の体の動きにどう反映させるか、と考えたのだそう。

また、2人とも、バッハの組曲は1つ1つの曲名にアルマンド、クーラントなど舞曲の名前がついているものの、実際のダンスとの結びつきは薄い…という見解を語っていました。

ジャン=ギアン・ケラスはこのケースマイケルとのコラボレーションをブリュッセルでも今月23日から27日まで行い、その後、いよいよ来日する予定になっているようです。

[追記] ケラスとケースマイケルの公演について10日、ニューヨークタイムズでも記事になっていました→A Cellist’s Challenge: Playing Bach, Surrounded by Twisting Bodies[NYTimes 17.09.10]

[追記09.23] ブリュッセル公演に向けた予告動画。

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2017.07.29
(Sat)

ヨーヨー・マと弾ける会

フィラデルフィア管弦楽団は昨年に続いて今年もアマチュア・チェリストがヨーヨー・マと一緒に弾ける Cello PlayIN というイベントを開くそう。8月9日、ニューヨーク州のサラトガ・パフォーミング・アーツ・センター(SPAC)で。

Calling All Cellists! [SPAC]

ヨーヨー・マがフィラデルフィア管弦楽団とドボルザークのチェロ協奏曲を弾く公演の昼間のイベントとして、90人ほどのアマチュア・チェリストが、ヨーヨー・マと同管弦楽団のチェロ奏者たちと一緒に演奏するというもの。曲目は、鈴木の教本の1~6巻からのものらしいので幅広く参加できそう。

***

そういえば、日本でもジャン=ギアン・ケラスにアマチュア・チェリストが直接チェロ・アンサンブルのレッスンを受けられるイベントが10月8日、浦安であるらしいですね。

ジャン=ギアン・ケラス スペシャル・チェロ・ワークショップ [浦安音楽ホール]

こちらは、友だちが何人か参加すると思うので、話が聞けるのを楽しみにしたいと思います。

タグ : ヨーヨー・マ  ジャン=ギアン・ケラス 

2017.05.01
(Mon)

ケラスinフィンランド

クラシック音楽がオンデマンドで楽しめるサイトはいくつかありますが、今回初めて知ったClassicLiveというフィンランドのサイトで、ジャン=ギアン・ケラスが3月にフィンランドで弾いたコンサートの動画が見られるようになっていました[オーケストラオンデマンドより]。

3月23日、フィンランド・ラハティのシベリウスホールでのラハティ交響楽団の公演で、この日はケラスがハイドンのチェロ協奏曲第1番とリゲティのチェロ協奏曲の2曲を弾くプログラム。

Haydn: Cello Concerto No. 1 in C Major [classicLive]
Ligeti: Cello Concerto [同]

若々しく見えるケラスもこの3月に50歳になったところ。ようこそ50代へ!

公開期間はハイドンが6月20日、リゲティが6月26日まで。アンコールはリゲティの後、クルターグの「影」。

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2017.02.08
(Wed)

ジャン=ギアン・ケラスのハイドンC@パリ

ジャン=ギアン・ケラス(49)が7日、フランスのフィルハーモニー・ド・パリでハイドンのチェロ協奏曲第1番ハ長調を弾いた演奏会が見られるようになっていました。

YANNICK NÉZET-SÉGUIN CONDUCTS HAYDN AND BEETHOVEN – WITH JEAN-GUIHEN QUEYRAS [medici.tv]

フィルハーモニー・ド・パリのライブ放送サイトでも。
HAYDN, BEETHOVEN PAR LE CHAMBER ORCHESTRA OF EUROPE... [Philharmonie de Paris Live]

ヤニック・ネゼ=セガン指揮のヨーロッパ室内管弦楽団の演奏会で、1曲目のハイドンの交響曲44番のあと、開始30分すぎくらいからケラスが演奏するチェロ協奏曲第1番。アンコールはバッハ無伴奏チェロ組曲の2番プレリュード。後半はベートーベンの交響曲第6番「田園」。

[8日追記訂正] この記事で当初、フィルハーモニー・ド・パリのフェースブック・ページのライブ動画をリンク/埋め込みしていましたが、より画質・音質の良さそうな動画が上のリンクに公開されたので変更しました。
medici.tvの抜粋映像。


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2017.01.16
(Mon)

ジャン=ギアン・ケラスの三重協奏曲

ジャン=ギアン・ケラス(49)がゲヴァントハウス管弦楽団とベートーヴェンのトリプル・コンチェルトOp.56を弾いたきのう15日の公演がarte.tvで見られるようになっていました。指揮は今年90歳を迎えるヘルベルト・ブロムシュテット。ヴァイオリンはイザベル・ファウスト、ピアノはマーティン・ヘルムチェン、チェロが今年50歳を迎えるジャン=ギアン・ケラス。

Herbert Blomstedt und Isabelle Faust spielen Beethoven [arte.tv 17.01.15]

トリプル・コンチェルトのときのアンコールはどうするんだろう?…と思っていたら、ソリスト3人でベートーヴェンのピアノ三重奏曲第4番「街の歌」Op.11の2楽章アダージョ(44分頃から)。後半はベートーヴェンの交響曲第5番。 tripleconcerto.jpg

さすがにテレビ局が配信しているだけあって画質・音質はいいように思います。数か月は公開されていると思うのでお時間のあるときにどうぞ。

[オーケストラオンデマンド経由]

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2016.07.03
(Sun)

チェロ・ビエンナーレ2016

今年もアムステルダムでチェロ・ビエンナーレが10月20日から10日間にわたって開催されるそうで、プログラムと予告動画が公開されていました。

チェロ・ビエンナーレは、オランダのアムステルダムで2年に1度開催されるチェリストのお祭りで、世界的なチェリストたちのコンサートやマスタークラス、それにオランダ国内のチェロ・コンクールやその他の関連イベントが連日繰り広げられるもの。

今年参加するチェリストは、ミッシャ・マイスキー、ジャン=ギアン・ケラス、アントニオ・メネセス、タチアナ・ヴァシリエヴァ、ダニエル・ミュラー=ショットらの他、 前回に引き続き2CELLOS、それにベルリンフィルの12人のチェリストたちも!オランダからはもちろんアンナー・ビルスマ、ピーター・ウィスペルウェイも。

2CELLOSは、22日土曜日の何と夜12時から "Late Cello Night - 2CELLOS Unplugged"と題して、弦楽アンサンブルと共演するコンサート。アムステルダムの人たちは皆自転車に乗るから最終電車を気にしなくていいのでしょうか?…

ベルリンフィルの12人のチェリストたちは最終29日に公演があるよう。

前回2014年にマイスキー、ソッリマと2CELLOSの共演があったように、今回も意外なチェリストの共演があるのを楽しみにしています。

タグ : ミッシャ・マイスキー  ジャン=ギアン・ケラス  2CELLOS  ピーター・ウィスペルウェイ 

2016.04.06
(Wed)

ケラスのコンサートが中止

スイス・ローザンヌで昨日5日夜、ジャン=ギアン・ケラスが出演することになっていたコンサートが、ホール天井からステージに複数の「石」が落下したため、安全上の理由から中止となったそうです。幸い負傷者は一人もいなかったそう[ケラスのFacebook投稿より]。

コンサートは、ローザンヌのホール Salle Métropoleで開かれる予定だったローザンヌ室内管弦楽団の演奏会で、ケラスはこの中で作曲家トーマス・ラルヒャーの新作チェロ協奏曲を初演することになっており、演奏会のもようはスイス公共放送RTSでライブ中継されることになっていました[追記: RTSでのインターネット放送は前日の4日の収録分が公開されていました。] ロベルト・シューマン : チェロ協奏曲 イ短調 op.129 | ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.63 (Robert Schumann : 3 / Jean-Guihen Queyras

RTSのニュースにあるホールの写真をみると、そう古い建物ではなさそうに見えますが…。とにかくケガ人がいなかったのが何よりですし、石が落ちたのがケラスが演奏しているときでなくてよかったです。

ジャン=ギアン・ケラスは、今年6月に来日して各地で公演予定。右は6月に発売のシューマンのチェロ協奏曲とピアノ三重奏曲のCD+DVD[amazon]。

タグ : チェロ事件簿  ジャン=ギアン・ケラス 

2015.02.24
(Tue)

ケラスのショスタコーヴィチ協奏曲2番

ジャン=ギアン・ケラスが、今月14日にアムステルダムで演奏したショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第2番の演奏がオランダRadio4のサイトで聴けます。

NTR ZaterdagMatinee Reinbert de Leeuw ... [Radio4.nl オーケストラ・オンデマンド経由]

ラインベルト・デ・レーウ指揮のオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団との共演で、プログラムの3曲めがケラスの演奏。期間はたぶん3ヶ月間。 演奏時間は35分間くらい。アンコールはなし。

この曲を前に演奏会で聴いたときは、なんともとらえどころがなくて、聴いていてちょっとしんどかった記憶がありますが、 ケラスの演奏だと現代音楽に近いこの曲も、またよくリサイタルでバッハの無伴奏組曲と組み合わせて弾く現代曲も、少し印象が違って聴ける気がするのが不思議です。

このコンサート、先日ケラスがチェロを背負ってバイクにまたがる写真といっしょにツイートしていたものですね。


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2014.12.01
(Mon)

ケラスのベートーベン全曲ライブ放送

ジャン=ギアン・ケラスがロンドンのウィグモア・ホールで11月30日と12月1日の2日間、ベートーベンのチェロとピアノのためのソナタと変奏曲全曲を演奏するコンサートの、BBC Radio 3によるライブ放送が聴けるようになっていました。放送後も4週間は下記のリンク先で聴けるようです。

Jean-Guihen Queyras and Alexander Melnikov play Beethoven - Episode 1 [BBC 14.11.30], Episode 2 [同 14.12.01]
ベートーヴェン : チェロとピアノのための作品全集 (Ludwig Van Beethoven : Complete Works for violoncello & piano / Jean-Guihen Queyras | Alexander Melnikov) (2CD) [輸入盤・日本語解説付]
ジャン=ギアン・ケラス

30日がソナタ1番から3番まで、きょう1日が4番と5番。ピアノは右のCDでも共演しているアレクサンドル・メルニコフ。

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2014.11.12
(Wed)

ケラスのインタビュー

先日来日していたジャン=ギアン・ケラスのインタビューが朝日新聞に載っていました。

楽譜開くたび発見の喜び チェロのケラス、時代・地域を自在に [朝日 14.11.10 ※全文読むには登録要]

自在なテクニックと精密な楽曲解釈、そして端正な容姿と何拍子もそろったチェロ奏者、ジャンギアン・ケラス。ベートーベンからベルク、シェーンベルクの20世紀曲、そして現代曲まで、時代の空気を鮮やかに再現するようなアルバムや、アルカント・カルテットやソロでの来日公演でも気を吐いている。....

この記事の中にも出てくる、アルジェリアで過ごした幼い頃親しんだ地中海音楽にも取り組んでいるという話は、何かあのヨーヨー・マがシルクロード・プロジェクトにも力を入れていることとの共通点を感じます。

先月アムステルダムのビエンナーレでもケラスは、そうした地中海音楽のコンサートをしており、下はその予告にあった動画。

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そういえば、今年9月ケラスが来日していたとき、NHKで収録があったことを彼のフェースブックで知りましたが、いつどんな番組で放送されるんでしょうね?

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