2015.08.28
Fri

全米オープン2015ドロー

31日から始まる全米オープン2015のドロー・セレモニーが27日(日本時間28日)に行われ、そのライブ中継によると、錦織圭選手の出場する男子シングルスのシード選手の配置は:

ジョコビッチ v ナダル
錦織 v フェレール
バブリンカ v マレー
ベルディヒ v フェデラー
[全体ドロー]

世界ランクどおり第4シードがついた錦織選手の対戦相手は、1回戦フランスのペール。以降ベスト4までは、ステパネク→ドルゴポロフ→モンフィス(またはツォンガ)→フェレール(またはチリッチ)と予想され、なかなかの曲者ぞろい。ベスト4まで勝ち抜けたときに、万全な体の状態で第1シードのジョコビッチと当たれるよう期待したいです。

タグ : 錦織圭 

2015.08.26
Wed

山荘でカルテット

伊豆の山荘で、カルテット三昧の3日間を過ごしてきました。

例年よくおじゃましている山荘で、オーナーの第1バイオリンに、オーケストラでご一緒している第2バイオリンとビオラ、それに私の4人。この組み合わせでのカルテットは初めて。

暑い東京を逃れたつもりが、今回は台風接近の影響もあってか、高原の上は肌寒い雨模様。聞けば都内も涼しかったよう。

いつものように、街に食料の買い出しに行き、みんなで料理と食事。 目玉はなんといっても近くでとれた新鮮な魚の干物をテラスの七輪であぶって、地元のお酒といっしょに。 夜は遅くまで音楽三昧。2日目は近くの温泉に浸かって、帰りに買い出し。戻ってまた練習…。

今回4人で主に練習したのは、メンデルスゾーンの1番Op.12と、シューマンの1番Op.41-1の2曲。 この2曲、超有名曲というほどではないけど、美しく楽しい旋律がちりばめられていて、 弾けば弾くほど、これらがどうしてもっと有名曲にならなかったのかと不思議に思えてくる。ところが、この2曲のことは、あの「クヮルテットのたのしみ」の中ですら、たった数行ずつ、ごくあっさりとしか触れられていないし、そもそもメンデルスゾーンとシューマンの2人の弦楽四重奏作品について1ページずつしか触れられていないのは、この2人の作曲家に対しては、不当な扱いではなかろうか?…

とにかく室内楽というものは、いい曲がいくらでもころがっているもののようだ。

それにしても、別荘というものは、自分のものにするのはもちろん大変なことなのだろうけど、 自宅とは別にもう一つ居心地のいい住処を維持し続けるには、よほどマメでなければならない。自分のような者が快適な別荘ライフを楽しむには、自分で別荘を持つよりは、「別荘に呼んでもらえるチェロ弾きになること」のほうが近道かも。

タグ : カルテット 

2015.08.21
Fri

レッスン #284

シュレーダー163番(コスマンOp.10-4)。ニ長調のアルペジオ的な動きの中でハーモニクスを多用するエチュード。 練習し始めた頃はなかなかハーモニクスの音が当たらなかったが、練習し続けているとなんとかなるもの。きょうは6ページ中の2ページまで。

ドボルザークの協奏曲2楽章。少し間があいてしまったけど、繰り返し言われてきた「強弱」に気をつけて。

1度通した後「家ではなかなかここまで鳴らせなくて」という話をしたら、 「じゃあここでもう1度もっと鳴らしてみましょうか」ともう1度、先生のピアノで通し。 この2楽章は、ある程度の音量とビブラートとが出せたということで区切りをつけることになった。

「ここまで来たらこの先3楽章もお願いしたいのですが…」「もちろん!…今ちょっと弾いてみる?」と、レッスンの時間はほとんど過ぎていたけど、3楽章中盤の204小節まで、あぶなっかしいながら弾いてしまった!次回から細かく。

***

実は、アンサンブル発表会が終わった10日から体調を崩し、今週に入ってようやく回復してきたところ。やはり疲れがたまっていたのだと思う。

体調を崩している間もチェロは弾いていたけど、難しい曲になると全く集中力が出なかった。 ドボコンはもちろん、その次に教えてもらうつもりで仕入れていた新曲の楽譜を開いてみても、とても弾けそうな気が起こらなかった。こういう気分になったのは、チェロを始めてからちょっと記憶にない。

かろうじて続けていたことは、シュレーダーのエチュードの決まったところをゆっくり繰り返していたのと、 来週、気楽な集まりで合わせる弦楽四重奏曲の譜読みくらい。

それでも、きょうのレッスンでは自分なりに集中力が出せたのが良かった。

タグ : チェロレッスン 

2015.08.20
Thu

4人のチェリストと1つのチェロによるチャルダッシュ

プラハ・チェロカルテットが、1本のチェロを4人がかりでモンティ「チャルダッシュ」を演奏。チェコの朝のテレビのモーニングショーで。

同じ4人と、4本のチェロによる“ふつう”の「チャルダッシュ」の演奏はこちら[過去記事]。

2015.08.15
Sat

クジラのためのコンサート

牛だけでなくクジラも。カナダで、ホエールウォッチングの船上からチェロを弾いたところ、シロイルカの親子が寄って来て、まるで演奏を楽しむかのよう…

自然保護団体がフェースブックに投稿したのがUPIのニュースに取り上げられていました。[追記] 上の動画はYouTubeにアップされていたものに差し替えました。

2015.08.11
Tue

牛のためのコンサート

弦楽器製造で有名なイタリアのクレモナでは、もう一つ、牛乳も重要な輸出品なのだそうで、牛たちに美しいクラシック音楽を聴かせたら牛乳の質と量とにどういう効果があるか、実験が進行中らしいです。9月に行われる国際展示会に先駆けて。

これを伝えるtheStradの記事によると、ゆったりとした音楽を聴かせると牛から搾り出せる牛乳の量が増えるという研究結果はすでに2001年に出ているのだそうです[BBC]。

以前にも牛が音楽を聴きに寄ってくるケースは、これとかこれとか、ありましたから、牛も何かしら音楽を感じていることは間違いないのでしょうね。

クレモナの牛たちが、クレモナの弦楽器とそうでない楽器とを区別できるかどうかは不明…。

2015.08.10
Mon

アンサンブル発表会終わった

この数か月練習してきた弦楽四重奏曲などを弾くアンサンブル発表会の本番が9日、終わりました。 150809.jpg

会場は厚意でお借りできたこんなホール。高い天井に音がよく響き、気持ちよく弾くことができました。

ハイドンの弦楽四重奏Op.76-5は、一番よく練習してきたので、安心して弾けました。2楽章のラルゴの旋律がきれいに響いていたかどうか。

後半の最後に弾いたグリーグの「2つのノルウェーの旋律」Op.63でも、チェロにソロの旋律があって、今年のアンサンブルでは、ソロの旋律でずいぶん鍛えてもらいました。まだまだだとは思いますが…。

ヴィヴァルディのフルート協奏曲RV.428の速い最終3楽章が始まったころ、エンドピンがどんどん短くなってしまう、ということがあって焦りました。ネジが緩かったのでしょう。通奏低音はチェロひとりだけだったので、エンドピンを直しているヒマがない。まさかヴィヴァルディだからといって、ここでバロックチェロのように股ではさんで弾くことになるとは…と思いましたが、なんとか最後まで弾き通すことができてホッとしました。

他にもいろいろ小さなハプニングはありましたが、とにかくこれでアンサンブル本番が終わり、この猛暑、チェロを持って渡り歩く回数がこれからぐっと減るであろうことに、一番ホッとしています。

2015.08.06
Thu

手術中の音楽に待った?

以前、手術中に音楽をかけるのが一般的になりつつあるという話[過去記事]がありましたが、 最新の研究で、手術中の音楽がかえって医療チームのコミュニケーションの妨げになっているケースがある、という結果がイギリスのインペリアル・カレッジで出たそうです [Telegraphなどより]。

この研究では、20例の手術を記録したビデオを詳細に分析した結果、音楽をかけていた手術の方が、看護士が医師の指示を聞き取れずに聞き返したり、苛立ちや緊張を示す言動が多く見られたとのこと。論文の著者は 「手術中の音楽はかけるべきか否か、かけるとしたらどんな音楽をどのくらいの音量でかけるか、医療チームの中でよく話し合う必要がある」と。

たしかにこのところ、手術中の音楽は医師の集中力を高める、という見方ばかりが多かった気がしますが、手術をする「チーム全体」にとって仕事がしやすいかどうかという眼(と耳)でちゃんと考えてもらいたいですね。

2015.08.04
Tue

サティとその時代展

渋谷BUNKAMURAで開催中の「エリック・サティとその時代展」を、猛暑の中、見に行ってきました。エリック・サティ(1866-1925)は「ジムノペディ」「ジュ・トゥ・ヴ」など書いたフランスの作曲家として馴染み深いものの、音楽家としては異端・異色という形容がつきまとう人。

展示では、サティと作家や美術家たちとの交友関係を示すものが中心で、中でも脚本ジャン・コクトー、音楽エリック・サティ、美術パブロ・ピカソというバレエ「パラード」は、現代から見ても「前衛的」だし、 サティ独特の詩のような書き込み付き楽譜と挿絵からなる曲集「スポーツと気晴らし」の展示と演奏(映像)は、サティの世界に浸らせてくれるものだった。

サティというと、異端視され、不遇で、屈折した人というイメージだったのが、展示を見ていると、あんがい人生後半まで楽しそうにやっていたんじゃないか、という気がしてきた。 サティについてはNHKがドキュメンタリー「サティのうた」(2008年) を放映していて、サティの二面性を「白サティ」「黒サティ」と分けて描いていたが、これは「白サティ」の側面なのかも知れない。

ただ、この展示会、サティと他の音楽家たちという点で言うと、ドビュッシーによる「ジムノペディ」オーケストラ編曲楽譜くらいしかなく、サティが「音楽家としてどういう人だったのか」を知りたい目から見ると、やや物足らない印象が残った。 展示会のサイトにあるサティの交友関係を示す相関図にも、ドビュッシーら音楽家の名前が出てこないのはどうしたわけか。

「サティとその時代展」は8月30日まで無休。一般1,400円。猛暑を逃れてひととき涼むのにはいいけど、ゆっくり見ていると冷えるので、一枚羽織るものがあれば完璧。

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