大阪センチュリーのために署名したひとって、これ知ってるの?
「生き残り」に苦悩 大阪府の補助金抑制で [共同 08.06.27]
橋下知事の財政再建方針で補助金を削減される大阪センチュリー交響楽団について
....「このままでは存続できない」と、年会費と入会費計3000円の新ファンクラブ立ち上げを急きょ決めた。だが穴埋めできるのは数100万円程度。決定打には程遠い。....
3千円で数百万円ということは千人ほどということ?でも5月、大阪センチュリー交響楽団を応援する会は10万人分以上の署名を集めたのではなかったか。3千円出してもいいというひとは100人に1人くらいしかいなかったいということ?
「10万人の願いなら、ひとり千円ずつ(1億円)でも出せばもつじゃないか」というのが橋下知事で、新ファンクラブもそんな背景から決めたはず(なぜ千円でなく3千円にしたのかわからないが)。
署名した10万人の人たちは、署名はタダだからするけどじぶんでお金を出すほどの熱意はなかったのだろうか?それともオーケストラというものはあくまで公共の税金でお抱えにすべきだという考えの方たちなのだろうか?
なんだか一時の署名運動だけ盛り上がって、その後やっぱり補助金削減が決まったっていう現状をみんな知らないんじゃないの?
[関連過去記事] オーケストラと補助金 [08.04.13]
バイオリンとチェロの互換性?
ビオロンチェロ・ダ・スパッラについての記事のコメントにも書きましたが、この楽器でバッハの無伴奏チェロ組曲のCDを出したバイオリニスト寺神戸亮さんの記事が朝日に出ていました。
肩にかけて演奏する復元「チェロ」 寺神戸亮がCD [08.07.04 朝日]
「ビオロンチェロ」はバロック期には多義的な言葉だった。通常のチェロを表す一方、ビオロンチェロ・ダ・スパッラ、ビオラ・ポンポーザ、ビオロンチェロ・ピッコロなど様々な名前で登場し、これらは一つの楽器を指す可能性がある....
この記事で疑問に思ったのですが、ヴィオロンチェロが多義的といっても通常のチェロと、スパッラのような「肩掛け族」とでは構えが逆なので(スキルとしての)「互換性」がないのではないか、ということです。
バッハの無伴奏組曲の特に6番などは(5弦ということもあり)肩掛け族のほうが有利ということはあるにしても、6番はチェロとスパッラ、どちらを念頭にバッハは作曲したのか?
スパッラを念頭に置いて作曲されたのだとすると、チェロ奏者のためのレパートリーだと思っていた曲をバイオリンやビオラ奏者に「とられる」ようで、ちょっと複雑な気持です。
それとも、バイオリンとチェロは相互にけっこう互換性があって、
「バイオリンを弾ける人はけっこうチェロも弾ける」(およびその逆も)
ものでしょうか?
思うに、両方が弾ける人は「野球のスイッチヒッター」くらいの確率でならいそうな気がします。オケで
「あー、こんどの定演、バイオリンは足りてるからチェロに回ってくれる?」
…みたいな便利屋的使われかたをされるのでしょうか。しかしイチローくらいになると右バッターボックスに立ってももはや「イチロー」ではないような気が…
チェロ奏者も負けずにバイオリンのレパートリーを弾いてるぞ、っていうことで、mixiのコミュニティで知った、チェロによる「シャコンヌ」の演奏。
チェロレッスン #113
13日に迫った発表会前の最後のレッスン。雨も上がったので自分の楽器を持って行く。
スケールのあといつもの初見弾き121番をクリア。
ベートーベンのチェロソナタ3番1楽章。テーマがやっと少しゆったり弾けるようになった。通した後、ad lib.のフレーズ2ヶ所を集中的にチェックしてもらう。チェロのソロになる聞かせどころ。何度目かに「オッケー!」指で丸じるし。


「あとはこの調子で、思い切り弾いてください。」
サミットが迫っているため渋谷のあちこちに警官の姿。いつもの路上演奏グループがおらず街が静か。チェロケースを抱えていても呼び止められることはなかった。
(レッスン第113回、チェロ歴4年8ヶ月)
あと10日
発表会まであと10日になった。
レッスンはあすの1回を残すのみ。より確実性を上げることと、 ピアノに埋もれない、太く芯のある音を出したい。ここだけは、と意識している箇所が、出だしのテーマをはじめとして6〜7ヶ所ばかりある。
緊張はあまりない。当日が楽しみで、早く弾きたい。
「ゼロからチェロを始めて4年で、先生にすすめられて、ベートーベンのソナタを発表会で弾く」
これだけでちょっとしたものだと思う。
弾いた年がちょうど五十になる年だということも記念になる。ピアノを弾いてくれる人が家族と人とのつながりの中にいたことも含めてぜんぶが一生誇りにできる。
だから先生がGOサインをくれて、エントリーした時点ですでに「ちょっとしたこと」を大半達成しているわけで、あとは当日まで病気やケガなく過ごし、
「ああ、弾いたね」
と認めてもらえるように弾くだけだ。
あと、たいていのひとは「アマチュアが弾くチェロソナタ」というものを聴いたことがないのではないだろうか?そうすると聴く人にはいい演奏なのかどうか比べるものがない(これが白鳥やヴォーカリーズやバッハのプレリュードだったら緊張すると思う)。[4日ちょっと追記]
そんなわけで、とっても気楽だ。
逆さ二重奏
二本のチェロ(またはファゴット)のための二重奏の楽譜[Richさん経由。その元の出典は不明]。
これがなんと、チェロ1の楽譜をひっくり返すとチェロ2の楽譜になっているという、いわゆる反行(逆行)カノンの形式でできている。
モーツァルトの遺作(Postumo.)であるかのように書いてありますが、モーツァルト全集にもこんな曲、見当たらないし、KV番号もないので、ちょっとあやしい。
演奏するときには、将棋盤みたいに二人の間に置いて、向かい合って弾くのでありましょうか?
ノーマン&エバート挙式
G・ノーマンと元テニス女王のエバートさんが挙式[AFP-時事 08.06.30]28日、バハマ諸島で....140人の参列者を前に、28日の夕陽が沈むころに挙式した。2人は昨年12月に婚約を発表していた。式では、2人それぞれの連れ子がリングベアラーや花婿の付き添い人を務めた。...挙式のために高級ホテルの全200室を4日間借り切りにしたと伝えられている。
エバート離婚(2006年10月)→ 調停決着(同12月)→ノーマン離婚(2007年6月)→新居購入(2007年12月)...。
杉並地域PI課題検討会
杉並地域PI課題検討会の開催について[東京外かく環状道路調査事務所 08.07.01]
外環を整備するにあたり解決すべき課題や懸念と、解決策を話し合う検討会の杉並版が7月26日(土)開催されるそうです。事前登録制で、申し込みは14日まで。
[追記: 3日、開催案内のビラが我が家のポストにも入っていた。僕自身はこの検討会に申し込まないつもり。国と都が十分に情報(地上部のいわゆる外環の2など)を公開しないまま、1兆数千億円の事業をやることを前提に、それをやらない案はすべて「建設的でない」と(たぶん)却下されるような場で住民同士ディスカッションしても徒労に終わるような気がして。]
宍道湖は遊泳可
へえっ。けさの山陰中央新報の明窓欄。
かつて宍道湖には遊泳場があった。....しかし一九五九年、県の水質検査で基準以上の大腸菌が検出されたため、松江市教委は宍道湖を「遊泳不適」とした。....
昨年七月、宍道湖三カ所で海水浴場の水質判定と同じ基準で実施した検査結果は「遊泳可」。宍道湖で水泳や水遊びをしても、まったく問題ないということだ....
宍道湖で泳いだことはなかった。約50年の時を経てふたたび宍道湖で泳げるようになったということ。 いちど泳いでみたい。
フライング拍手
きょう29日付の朝日新聞天声人語で、「フライング拍手」について。
演奏後の拍手はときに、クラシックコンサートの味わいを左右する。まだ音が残っているのに手を打ったり、掛け声を飛ばしたり。これをされると余韻は消し飛ぶ。以前から言われているのに、この手の「フライング拍手」は相変わらず多いようだ。....
これについて、曲とTPOによっては「音が残っている」のに拍手や掛け声が起こる公演もあっていいのではないかと思う。
いっぽう、いわゆる「フライング拍手」は、出演者の身内か招待客が多いように思う。
晩餐の会食者はいずれも、いっしょに同一の目的地に着くべき旅人同士の心持でなければならぬ
この言葉を借りるなら、マナー違反はそうした客筋をも呼んでしまう主人(主催者・出演者)の責任でもあろうと思う。
[追記: フルフルハウスさんも同じコラムを読んで「『拍手のルール』に拍手」に書いておられる。]
黒くないエボニー
ときどき拝見している「チェロ初心者絵日記」のほんとにエボニー??という記事で、日頃から疑問に思っていたことにピンと来たので。
量産品のチェロなのに指板(しばん)がエボニーとうたっているが、黒い塗料の塗り残しがある、「エボニー=黒檀」なら黒いはずだから、これは「今はやりの不正表示でしょうか」、と。
たしかに指板に黒い塗料が塗ってあることがあるのは、前にN響の奏者の方に教えていただいた通り。このかたが教えている音大の生徒さんのイタリア製の楽器でも同じことがあったそうだから、あまりショックをうけることではなさそう。
それから、「エボニー」とわざわざカタカナで表示しているのがなんとなくアヤしいと前から思ってました。「エボニー=黒檀」のはずですが、「コクタン」と聞くと仏壇に使われるような高級な材料をふつうは思い浮かべます(よね?)。
でも、黒くない、それほど高級でない材料も「エボニー」と言っているよう。
樹種名: コクタン【黒檀】 [その他の名称] エボニー (ebony) 、カマゴン、ウブンボク 【烏文木】、ウボク 【烏木】、クロキ 【黒木】とも言う。科目: カキノキ科カキノキ属の常緑広葉樹。 学名 : Diospyros philippensis Gurke
産地: インドネシア(セレベス島)を中心に東南アジア全域に生育。また、アフリカの一部にも分布。
色調: 辺材は淡い赤色を帯び、心材は黒色と淡赤色の帯びが交互に配列して縞目を有する。稀に真っ黒なものもあり、それを本黒檀又は真黒 (マグロ) と称し、縞杢を有したものを縞黒檀(シマコクタン)と言う。.... [木材図鑑 府中家具工業協同組合]
黒檀がカキノキの仲間だというのがちょっと意外。たしかに柿の木は固くて丈夫。
それから、黒い本黒檀と、縞のある縞黒檀とがあるということ。この縞黒檀のほうが、安くて手に入りやすいのではないか。
ふたたび検索して、木材の輸入販売を手がける株式会社ダイキンの楽器部材というカテゴリーの情報を参考にさせてもらうと、指板に使う部材として「本黒檀」「縞黒檀」「カリマンタンエボニー」(このあたりまでが楽器に「エボニー」と表示される範囲でしょうか)のほかに「マダガスカルローズウッド」「ソノケリン」などがあり、だいたい今書いた順に3〜4倍単価に違いがあります。
ようするに、「指板はエボニー」とうたっていても、わたしたちが「黒檀」と聞いたときに思い浮かべるほど高級なわけではなく、また必ずしもエボニーは黒くない、ということのようです。
「大阪の人は口は出すがお金は出さない」
と言われることになると思うけど。