善福寺手帳

ぜんぷくじてちょう

マイスキーの無伴奏リサイタル

[ 2015/02/01 Sun] 雑記

1日午後、上野・東京文化会館小ホールでミッシャ・マイスキーの無伴奏リサイタル。演目はバッハの無伴奏チェロ組曲から1番、4番、休憩をはさんで5番。

演奏前にマイスキーは「このコンサートを(この日早朝、イスラム過激派組織に殺害されたと伝えられた)ジャーナリストの後藤健二さんに捧げたい」と英語で。客席から拍手。

このようなことがあった日の聴衆の気持ちをこうして引き受けることができる音楽家はそうはいないと思われ、さすがはマイスキーだと思った。また、こういうことがあった日に聴くことになっても相応しいと感じられるところが、バッハの無伴奏チェロ組曲の偉大なところでもある。

アンコールは、3番のブーレ、2番のプレリュードの後なお粘り強く続く拍手に応えて、1番プレリュードをもう一度、今度は超速で。

タグ : ミッシャ・マイスキー 

ヨハネス・モーザーとボストン交響楽団のサン=サーンス協奏曲

[ 2015/02/01 Sun] チェロと音楽

先日インタビューのことを書いたヨハネス・モーザーが1月24日、ボストン交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲を弾いた公演が ボストンのラジオ局WGBHのサイトで聴けるようになっていました[オーケストラオンデマンドより]。 音声だけですが、音質は悪くない気がしましたし、公開期間は(たぶん)1年間でゆっくり聴けると思います。

CLASSICAL MUSIC/99.5 THE BOSTON SYMPHONY ORCHESTRA IN CONCERT [WGBH]

January 24, 2015
Johannes Moser, cello
Ken-David Masur, conductor
BERLIOZ - Le Corsaire Overture 「海賊」序曲
SAINT-SAENS - Cello Concerto No. 1
RIMSKY-KORSAKOV - Scheherazade

この公演前のボストン交響楽団のツイート。


タグ : ヨハネス・モーザー 

2CELLOS+ラン・ラン

[ 2015/01/31 Sat] 雑記

今週アップされた、2 CELLOSとピアノのラン・ランが共演している動画。


死ぬのは奴らだ

2 CELLOSの二人がカバーする曲はこれまで、実は元歌を知らないことが多かったんだけど、この曲はポール・マッカートニー(とウィングス)が1973年、007シリーズの同名の映画主題歌として歌ってヒットしたのがなつかしい…

でも、この2人(というか3人)の世代からするとちょっと時期が合わないんじゃないかと思ったら、1991年に"Welcome to the Jungle"などのGuns N Rosesがこの曲をカバーしているから、ポール・マッカートニーのよりは、そちらを聴いていたのかも知れないですね。

タグ : 2CELLOS 

全豪準々決勝

[ 2015/01/28 Wed] テニス

QF Stan Wawrinka (SUI) [4] 6-3 6-4 7-6(6) Kei Nishikori (JPN) [5] [stats]

残念な結果。現在の錦織選手なら準々決勝は勝つかも知れないと思っていたし、賭け率の動きやAustrarian Open TVの解説を見ても錦織が勝つと見る見方が多かったから、バブリンカにストロークで圧倒されたのは、おそらく誰にとっても予想外の展開だった。錦織選手にとっては、収穫もありつつ今後に生かす材料がたくさん残った試合であり、大会だったと思う。

錦織選手を応援しながら見る側も、今後に向けて考えなければいけない。トーナメントというのはこういうことが起こるもので、それでもこれから錦織選手がプレーを続ける数年間、四大大会のたびに今回のような熱意で応援しつづけられるのか?毎試合総合テレビで中継したNHKや、特派員を送ったマスコミは今後も同じことを続けられるのか?いささか疑問が残る。そこは応援する側や伝える側も少しずつ経験を積みながら、息長く続けて欲しいと思う。錦織選手も彼を見る側も、まだまだ経験が必要なのだ。

タグ : 錦織圭 

ヨハネス・モーザーのインタビュー

[ 2015/01/27 Tue] チェロと音楽

ドイツのチェリスト、ヨハネス・モーザー(35)のインタビューがアメリカのチェロ情報サイトOpuscelloに出ていました。

In Conversation with Johannes Moser [Opus Cello 15.01.23]

Opuscelloはボストン交響楽団のチェロセクションのメンバーがおととし立ち上げたサイトで、ボストン交響楽団と共演したチェリストにインタビューしたり、ボストン・チェロ・カルテットで演奏した楽譜をオンライン販売したりしているサイト。ヨハネス・モーザーは23日にボストン交響楽団と共演しているので(サン=サーンスのチェロ協奏曲)その折にインタビューしたのでしょう。

インタビューは英語で、内容はチェロを始めたきっかけ(父親がチェリスト)に始まって多岐にわたるのですが、 へえっと思ったのは、2002年の第12回チャイコフスキーコンクールで1位なしの2位になったとき(このときの4位に石坂団十郎さん、 またピアノ部門では上原彩子さんが1位、ヴァイオリン部門で川久保賜紀さんが1位なしの2位) 「これでチェリストとしてのキャリアが開ける」と思ったら何も変わらなかった、 変わったのはその後、指揮者に電話してオーディションしてもらうことを30人くらいに対してしたら(!)オーケストラと共演が増えた、という話でした。そういうものなんですね…。

憧れるチェリストとしてロストロポーヴィチやハインリッヒ・シフの他に、10代の頃にはまった(drug)のがダニイル・シャフランだったのだそう。シャフランのビブラートに憧れるチェリストは多いですね。

また、先日のチェロ12重奏のクレンゲル「ヒムヌス」を一人で弾いた動画の裏話もしていて、Abletonというソフトから出す音をイヤホンで聴きながら合わせた、 暗譜で弾いているように見えるが実は譜面台を置いていて(だからメガネをかけている)動画の編集で消した、 収録は朝8時から夜10時まで、編集には3週間かかった…という裏話を明かしていました。

タグ : ヨハネス・モーザー 

ストラディバリウス強盗解決のお礼にコンサート

[ 2015/01/27 Tue] 雑記

ちょうど一年前、アメリカのミルウォーキーでバイオリニストがスタンガンで襲われ、ストラディバリウスのバイオリンが強奪される事件がありましたが、FBIと地元警察の努力で早期解決したことに感謝して、被害者でミルウォーキー交響楽団のコンサートマスターのフランク・アーモンド氏がFBIと警察関係者を前に演奏をしたそう。

(バッハの無伴奏の1曲でしょうか?)

上の動画はYouTube上にFBIが公表したもので、バイオリニストを直接スタンガンで襲うという過去例を見ない大胆な犯行に対して、FBIの文化関連犯罪の専門チーム(Citizens Academy)が地元警察と密接に連携して早期に解決した模範的なケースとしてアピールしたいねらいがあるように思えます。
Art Crime - The Case of the Stolen Stradivarius [FBI.gov 15.01.23 Vox経由]

タグ : チェロ事件簿 

錦織選手、全豪ベスト8!

[ 2015/01/26 Mon] テニス

錦織選手がフェレールをストレートで破ってベスト8進出!
K.Nishikori(JPN) [5] 6-3 6-3 6-3 D.Ferrer(ESP) [9] [stats]

まずは、錦織選手がランキング通りの仕事をしてベスト8に勝ち残ったことにホッとしました。

フェレールは今でこそ下位ながら去年までなら逆の立場だった相手。きょうもフルセットの長い試合を覚悟していたので、ストレートで試合が終わったことに拍子抜けしました。フェレールの側に何か体の変調か、もしくは作戦のミスがあったのではないかとフェレールの試合後のインタビューを見てみましたが「ケイが良かった」という以外は何も言っていませんでした。

今回、錦織選手に対する期待の盛り上がりは過剰なところがあり、錦織選手自身のテニスも結果重視といった感じでしたが、これでいわば“ノルマは達成”したわけで、次のバブリンカ(世界4位)には昨年の全米で一度勝ったとはいえ、もう一度チャレンジャーのつもりで思いきりプレーして欲しいと思います。

ベスト8の顔ぶれは:
ジョコビッチ[1] v ラオニッチ[8]
バブリンカ[4] v 錦織[5]
ベルディヒ[7] v ナダル[3]
マレー[6] v キリオス
ここにフェデラーの名前だけがないのが、少しさびしい…。

女子は:
セリーナ[1] v チブルコワ[11]
キーズ v ビーナス[18]
マカロワ[10] v ハレプ[3]
ブシャール[7] v シャラポワ[2]

タグ : 錦織圭 

練習会

[ 2015/01/24 Sat] チェロと音楽
celloday2015.png

「チェロの日」自主練習会。 本番で指揮してくださるチェリストの山本祐ノ介さんがサプライズで登場して指導してくださる。

毎年感心するのは、祐ノ介さんが矢継ぎ早に出す指示がいつも面白く笑いを誘いながら、 それでいてとてもよくイメージを喚起してくれるものであったり、時にはとても具体的に弾き方のヒントをくれるものであったりすること。フォーレでVc2が弾き始める旋律が少し「現実的」であったところ、「フルートっぽく」「風を吹き込んで」と言われたら本当にVc2の音色がそのように変わったのにはびっくりした。

今年も本番が近づいてきたなという感じ。参加者は 6 + 7 + 9 + 10 = 32 ? たぶん最多。錦織選手が全豪3回戦を突破したことは、反省会の席でスマホをチェックして知った。

タグ : チェロの日 

レッスン #270

[ 2015/01/23 Fri] チェロと音楽

寒風の中、レッスン。

シュレーダー155番(Merk Op.11-16)、E-dur。2度弾いても17小節の低いHis(シ♯)の音が当たらなくて、先生が「高いところの音程はいいのに」と笑う。きょうは前半まで。

ブラームスのソナタ1番の1回目。1楽章の冒頭が難しいと思っていたので、きょうは繰り返し前(92小節)までのつもりでいたら、いきなり1楽章最後まで通し。 戻って細かく。C線に下りたときの“食いつき”が少し遅れるよう(例えば6小節)。レガートに音がつながらない気がしたのはそんな要因かも。16分音符を少し急ぐ。強く速いビブラートのあと左手の形がつぶれて柔らかいビブラートがかかりにくくなっている…などなど。

最後に先生のピアノで途中まで。先生にピアノをつけてもらえるのは、いつも本当に気持ちがいい。 次回も1楽章と、2楽章も。「この調子で2楽章も3楽章もいきましょう」。いや、そんなに急には進めないと思うけど…

タグ : チェロレッスン 

全豪1回戦→2回戦

[ 2015/01/20 Tue] テニス

全豪1回戦で錦織選手がアルマグロにストレート勝ち。
K.Nishikori[5] 6-4 7-6 6-2 N.Almagro [stats]
Tennis Magazine (テニスマガジン) 2015年 01月号

アルマグロの強打に苦しめられて1,2セットとも先にブレークされる展開。解説の松岡修造氏の言う通り「がまん」しながらストレートで勝てたのは大きかったと思います。

今回驚くのはNHKの対応で、この日「あさイチ」を切り上げて、試合開始の9時から総合テレビで放送する「国会中継」並みの編成。まだ1回戦なのに。

NHKは年明けからニュースでも長く取り上げ、特集番組も組み、実況中継もこの対応。錦織選手は順調ならこれから数年間このレベルで試合し続けるわけで、その間、勝つこともあるし負けることもある、四大大会を制覇する日も来るかも知れないし、来ないかも知れない。それでもずっとこの対応を継続してくれるんだろうか?…ということが気になりました。錦織選手とテニスを取り上げてくれるのはありがたいことなのですが、あまり「無理」をせず、息長く応援して欲しいものだと思います(WOWOWはこれからもがんばれ)。

追記22日: Kei Nishikori (JPN) [5] 4-6 7-5 6-2 7-6(0) Ivan Dodig (CRO) [stats]
"ファイター"のドディグが捨て身でぶつかってくる、1回戦に続いて苦しい展開。上位になるとこういう試合が多くなってストレスがたまるだろうと想像。

タグ : 錦織圭 

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