2017.06.27
Tue

先週の練習

最近の練習のこと。現在抱えている曲は、7月の集まりでチャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」(抜粋)とチェロ四重奏でヨンゲン「2つの小品」を弾くことになっている他、大勢のチェロオーケストラで5曲。 レッスン(月2回)ではブラームス チェロソナタ2番とポッパーのエチュード、オーケストラではチャイコフスキーの交響曲第4番ほか2曲(月2回合奏,11月本番)、それに8月の団内演奏会で弾くモーツァルトのピアノ四重奏曲第1番とバッハのブランデンブルク協奏曲第3番、というところ。

多いか?というと、自分にしては多い方ではあるけど、これより多かった時期もあったし、長く練習している曲も多いので、微妙なところ。

この中で、チェロオーケストラの何曲かとブランデンブルク協奏曲とが初めて合わせる曲で未知数だったので、チェロオケの練習会に一度参加させてもらったのと、ブランデンブルクは譜読みで、だいぶ不安が払拭できた。やはり、早めに未知数をなくすことがだいじ。

もちろん、今一番気になっているのは、ロココ変奏曲。

日曜日、オーケストラの分奏練習で思ったのは、エチュードの重要性。 エチュードを長くやってきた人は難所にも少しずつ対応できるもののようだけど、そうでない人は楽譜を前に固まってしまうよう。 人のことはかまうつもりはないけど、できればオケでは全員が少なくとも演奏を楽しんで欲しいと思うのだけれど…

そうはいってもチャイコフスキー4番は難しいところがあって、自分もまだ弾けてないところがある。次の練習の時こそは、と思っているところ。

分奏指導の先生が「チャイ4のいいDVDがあるから貸そうか?」と言ってくれたけど、誰も手を挙げない。 「先生、最近はユーチューブというものがあってですね…」と言ったら「あれは音質が悪いのが多い。あんなものばかり見ていたら耳が悪くなるよ」と言われた。そういうものでしょうか…。

2017.06.26
Mon

空飛ぶチェリスト

フランスのパラグライダーのインストラクター、アンリ・モンテル氏が、パラグライダーの魅力を広めるために、空の上でチェロ…

先週21日にFacebookにアップされたこの動画を、あのジャン=ギアン・ケラスが「いいね」していたので知りました。

モンテル氏は去年も、パラグライダーに乗りながらギターを弾く動画をアップしていましたが、その視聴回数をすでに軽く超えているから、こちらのほうがインパクトが大きいかも。

2017.06.24
Sat

若い音楽家のためのチャイコフスキーコンクール

カザフスタンで開催されていた「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」チェロ部門で22日、中学1年の北村陽さん(13)が1位になったそう![朝日新聞神戸新聞 17.06.23 写真も]。

北村陽さんが最終審査で弾いたチャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲」の演奏が聴けないかと思って公式サイト経由で探したら、YouTubeのこのライブ動画の1時間45分過ぎのところから約20分間映っていました。本家チャイコフスキーコンクールのように高画質のストリーミング放送とはいきませんが…

北村陽さんは小学生のときから有名で、日本チェロ協会の「チェロの日」でも演奏を聴かせてもらったり、チェロアンサンブルで一緒に弾かせてもらったことがあります。実は、二人で並んで一緒に撮ってもらった写真もあります。

その陽くんが中学生になって、海外でオーケストラをバックに堂々とロココ変奏曲(いま自分が弾いている曲でもある)を弾く姿を見るのは感慨深いです。もちろんこれから演奏を聴かせてもらえる機会ならたくさんあるだろうと楽しみにしています。

動画の2時間05分くらい、快速のフィナーレを弾き終えると、高々と弓を挙げる姿が陽くんらしいなと思いました。大きな拍手と掛け声が聴衆の反応を物語っていると思います。

2017.06.23
Fri

レッスン #327

ポッパー33番。親指ポジションの頻繁なシフト。これは、ポッパーのエチュードの中でも最も難易度が高いとされる4曲の1つ(他は13,29,38番)。

ただ、よく見ると、ずっと親指と3の指とでオクターブの形をキープしたままシフトを繰り返せばいいわけで──まあ、それが難しいといえば難しいのだが──13番や29番ほど難しいとは思わなかった。手の忙しさほどには頭に負担がかからない、というのか。

7月の集まりで弾くことにしているチャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」(第3変奏まで)をあらためて見ていただく。きちんとピアノをつけてもらうのは7月の集まりのときが初めてなので、先生にピアノを部分的に鳴らしてもらって。第3変奏の強弱についていくつか。2回目にようやくミスが減り、音が出るようになるのはあいかわらず。

タグ : チェロレッスン 

2017.06.21
Wed

ヨーヨー・マが国連TOGETHERキャンペーンにメッセージ

国連ピースメッセンジャーでもあるヨーヨー・マ(61)が、難民問題に取り組む国連のTOGETHERキャンペーンに寄せて「鳥の歌」の演奏とメッセージ。

これはカタロニア民謡「鳥の歌」の冒頭の部分です。 この歌はスペインのカタロニアの人々ならみんなが知っている歌で、自由を象徴する歌です。 私の偉大なヒーローの一人でチェリスト、パブロ・カザルスが1971年に国連で演奏しました。

私にとって、鳥が飛ぶことは自由を象徴しています。
鳥はすべての国境を飛び越えて行くことができます。
鳥の眼でものを見ることで広い視野を持つことができ、移動ができる生態で季節の変化に対応することができます。
季節が変化するのは、われわれ人間にとっても同じことです。
(演奏)
自由について考え方はたくさんあります。
移動の自由、考えることの自由、安全でいる自由、自己を表現すること、思い出すこと、探求することの自由…
私は移民です。実際のところ、われわれは皆どこかから来た“移民”なのです。

人間の特別なところは、思い出すことです。思い出し、それを人に伝えられることです。
「己の欲する所を人に施せ」という黄金律にしたがって、2つのことをしてみましょう。

われわれが移民だったときのことを思い出して、どう接してほしいか考えてみましょう。
そして、鳥のようにものを見て、歌う自由を思い出してみましょう。
それは、パブロ・カザルスが国連で40年以上も前に言ったことです。ピース(Peace)、ピース、ピース…
[拙訳]

参考: TOGETHERキャンペーン [国連広報センター]

タグ : ヨーヨー・マ  パブロ・カザルス 

2017.06.21
Wed

カザルスのチェロを受け継いだチェリストが絵本に

パブロ・カザルス(1876-1973)が使ったチェロを受け継いで弾いているということで前に話題にしたことがあるアメリカのチェリスト、アミット・ペルド(1973-)の話を絵本として出版する話があるのだそうで、 現在、出版に必要な2万ドルを目標に資金を集めるクラウドファンディングを募っているそうです。

"A Cello Named Pablo"(パブロという名のチェロ)と題するこの絵本は、イスラエルで生まれ育ったアミット・ペルドがチェロを学び、 ついには全てのチェリストが尊敬するパブロ・カザルスのチェロを受け継ぐ、夢のような日を迎える…というアミット・ペルド自身の半生とカザルスの偉大さを伝えるものになるようです。

このクラウドファンディング、1口25ドルからで、1万ドルを寄付した人にはアミット・ペルドが世界中どこにでも"パブロ"──つまりカザルスが弾いたゴフリラーのチェロそのもの──を持ってプライベートコンサートに来てくれるのだそうです。 そう聞くと心を動かされるかたもいるのではないかな?…とちょっと思いました。

タグ : パブロ・カザルス 

2017.06.19
Mon

父子デュオ

きのう18日は父の日だったらしいですが、ミッシャ・マイスキー(69)は、8歳になったばかりの息子さんのピアノの発表会で共演。グノーの「アヴェ・マリア」。マイスキーの公式Facebookから。

マイスキーはすでに最初の奥さんとの間の娘リリー(ピアノ)と息子サーシャ(バイオリン)とのトリオで演奏したりもしていますが、こちらは2回目の結婚相手、イタリア人の奥さんとの間にできた息子さんですね。また家族に共演者を増やすのでしょうか。

タグ : ミッシャ・マイスキー 

2017.06.17
Sat

エリザベート王妃コンクール受賞者コンサート

今月3日、日本の岡本侑也さん(22)が見事2位に入賞したエリザベート王妃国際音楽コンクール・チェロ部門の受賞者コンサートの映像が見られるようになっていました。15日にブリュッセルで開かれた受賞者コンサートを地元のテレビ局Canvasが収録したもの。

岡本侑也さんは、チャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」(原典版)、
Yuya Okamoto op het slotconcert [canvas.be]

1位のヴィクトル・ジュリアン・ラフェリエール(26,フランス)は、コンクール決勝でも弾いたショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番[映像]、3位のサンティアゴ・カノン・バレンシア(22,コロンビア)は、エルガーのチェロ協奏曲[映像]。オーケストラは、Muhai Tang指揮のアントワープ交響楽団。 slotconcert.jpg

それにアンコールで、この1位から3位の3人によるチェロ三重奏が美しい!
Toegift slotconcert [canvas.be. 下はFacebookより抜粋映像]

[全曲]

曲はフェルナンド・ド・ラ・トンベル(Fernand de La Tombelle,1854-1928,フランス)という作曲家の「3つのチェロのための組曲」[IMSLP]からAndantinoという曲だそう。

このエリザベート王妃コンクールの受賞者たちは大会後も忙しく、1位から3位入賞者は14日から18日まで5夜連続で受賞者コンサートを開くことになっているようです。しかも岡本さんのチャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲」はコンクール中には弾いていなかった曲…

スポーツ選手なら、大きな大会が終わったらすぐに帰国して、空港で記者会見などあるにしても、少し休養して…というところだと思いますが、このコンクールは入賞するとベルギー国内でしばらくひっぱりだこで大変ですね。

2017.06.16
Fri

チェロカルテットレッスン

平日夕方からFさんのチェロカルテットレッスン(ヨンゲン「2つの小品」Op.89)。 これまで教わってきたことをふまえてもう一度第1曲から弾くと、いつものように少し褒めてくださった後、細かな遅れと音程のずれの指摘。 それから後は、個々のフレーズのつながりを一つ一つ。

たとえば、ある箇所はシフトがあるからといってグリッサンドにしないこと、でも音を「抜か」ないこと… また、弓を返した瞬間に現実的にならないこと、そのための弓の角度、奏点、圧力… またあるところでは、左手のフィンガリング、押さえの強さ…

それらを一つ一つ目の前で弾いて見せてくれるのを、あとちょっとで種が見えそうな手品を見る思いで見たのだった。

レッスンの後、仲間と一緒にチェロ弾きが集まる会に参加。久しぶりに会う方もいて、そこでもFさんのレッスンの素晴らしさを大いに語らずにはいられなかった。

新妻聖子さんの結婚、野際陽子さんが亡くなったニュースは、移動中のスマートホンで知った。

タグ : 新妻聖子 

2017.06.15
Thu

ヨハネス・モーザーのエルガー・チェロ協奏曲

ドイツ生まれのチェリスト、ヨハネス・モーザー(38)が今月2日、ポーランドのワルシャワで弾いたエルガーのチェロ協奏曲全曲の動画がYouTubeで見られるようになっていました。オーケストラは、ヤツェク・カスプシク指揮のワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団。この日6月2日は、エドワード・エルガー(1857-1934)の160回目の誕生日だったのだそう!

最後の5分ほどはアンコールのバッハの組曲1番サラバンド。

そういえば、先日エリザベート王妃コンクールが終わったばかりですが、ヨハネス・モーザーもチャイコフスキーコンクールで1位なしの2位になった人で(2002年)、そのとき「これでチェリストとしてのキャリアが開ける」と思ったら何も変わらず、その後いろいろな指揮者に会ってもらって売り込んだら、ようやくオーケストラとの共演が増えた、という話をインタビューでしていたのを思い出しました。

タグ : ヨハネス・モーザー 

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