善福寺手帳

ぜんぷくじてちょう

3階席から

[ 2014/11/25 Tue] 雑記

宮田大さんが読売日本交響楽団とエルガーのチェロ協奏曲を弾くコンサート。指揮・尾高忠明さんと宮田大さんとのエルガーを聴くのはこれで何度目か。今回席は遥か下を見下ろす3階席後方。それでも微かな音までもがよく聴こえた。自分がもしあそこで弾いたら、ここでどんなふうに聴こえるだろうか?そもそもここまで音が届くだろうか?…

ソリストアンコールがヘンデルのブーレ。鈴木のチェロ指導曲集の第2巻にもあるこの曲は、聴けば何だか懐かしい歌のようにも聴こえるけれど、アンコールに弾くという発想は中々ないのではないかと思った。一昨日の公演のアンコールはバッハの組曲3番ブーレだったそう。

後半はエルガーの未完の交響曲第3番。読響は存じ上げている奏者の方が勢揃いの厚い陣容だった。

第171回東京芸術劇場マチネーシリーズ
2014年11月24日(月・休) 14:00開演
会場:東京芸術劇場
指揮=尾高 忠明
チェロ=宮田 大
エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調作品85
エルガー:交響曲第3番(ペイン補完)作品88
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来年はシベ2

[ 2014/11/23 Sun] チェロと音楽

今年のオーケストラの定期演奏会は、それまで自分の演奏のこと以外にいろいろ気を取られて、やや疲れたというのはあった。 問題の大半は、どこのオーケストラでもよくある問題かも知れない。 今年の反省を来年に活かそうということでは皆一致しているので、来年はきっとよくなるに違いない。

自分の演奏のこと以外にあまり神経をすり減らすようでは楽しくない。しかし、思えばそれもオーケストラという「大きな音楽」を楽しむ以上避けて通れない「コスト」というものかも知れない。それらも全部ひっくるめて「音楽をする」ということなのかも知れない。そう思うようになった。 大きな音楽だけが音楽を楽しむ場ではないが、大きな音楽ならではの楽しみも喜びもある。

*** シベリウス:交響曲第2番 フィンランド放送交響楽団

来年の定期演奏会の曲は、シベリウスの交響曲第2番になった。 初めてこの曲を聴いてみると、音が分厚く、どこかまだつかみどころのない印象。 旋律が、どことなくイタリアの歌曲のようだと感じた(4楽章主題など)。 そう思って調べたら、シベリウスがイタリア滞在中に書いたのだそう。

北欧とイタリアというと、去年知ったことだけど、 間もなく来るクリスマスシーズン、北欧では12月13日の聖ルチア祭が重要な祝日で、 そのとき少女たちがロウソクを持って、なぜかあのナポリ民謡「サンタルチア」を歌うという話を思い出した。 北欧の人たちは、イタリアの暖かさと太陽に憧れ、心を寄せるのかも知れず、 シベリウスにもまたそういうところがあったのかも知れないと思った。

タグ : オーケストラ 

レッスン #266

[ 2014/11/21 Fri] チェロと音楽

レッスンが始まる前に辺りが暗くなっていると、もう年の瀬が近い…141122.jpg

シュレーダー153番(Merk Op.11-19)。 嬰へ長調(シャープ6つ)から始まって、途中から嬰ハ長調(シャープ7つ)に臨時記号も頻繁に付いて、音程が難しい。 3ページ中1ページとちょっとを弾いて、残りは次回。

ハイドンのチェロ協奏曲第1番。1楽章を冒頭から細かく。 冒頭の付点、3度重音の音程、上りの音階…。 「細かいところはともかく」弾き方全体については、先生独特の表現で褒めて下さった上で「あと、高いところの音色」。

最後に先生のピアノで通し。エチュードで難しい調を弾いた後のハ長調の何と明るく爽やかなことか!

タグ : チェロレッスン 

定期演奏会終了

[ 2014/11/17 Mon] チェロと音楽
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オーケストラに加わるようになって5年、5回目の定期演奏会が今年も無事終了しました。

今年もたくさんの方が来て練習の成果に耳を傾けてくださり、また応援の声を掛けてくださり、 ありがとうございました。

タグ : オーケストラ 

オーケストラのCM

[ 2014/11/14 Fri] 変なもの

イギリスのプロ・オーケストラの団体、英国オーケストラ協会のキャンペーンCM。 オーケストラがコンサートホールだけでなく映画やテレビやゲームを通じて日常生活に浸透していることをアピールするのがねらいのよう[theStradより]。

2001年宇宙の旅 [Blu-ray] 地味なユーモアが、イギリス風というものかも。

イギリスはこの時期、日の出が遅く、午前7時過ぎのようですね。

ウィスペルウェイのハイドン

[ 2014/11/13 Thu] チェロと音楽
Cello Concerto, Pieter Wispelwey

このところハイドンのチェロ協奏曲1番を弾いているので、どうしてもこの曲に関することが目にとまるのですが…

ピーター・ウィスペルウェイが、きのう11月12日の夜、フィンランドのヘルシンキでフィンランド放送交響楽団と弾いたハイドンのチェロ協奏曲第1番の演奏が、フィンランド国営放送YLEのサイトで見られるようになっていました。

Finnish Radio Symphony Orchestra: Wednesday series 6 [yle.fi]

この日のプログラム:

Mozart: Ballet music from the opera Idomeneo モーツァルト 歌劇「イドメネオ」よりバレエ音楽
Haydn: Cello Concerto No. 1 ハイドン チェロ協奏曲第1番
Haydn: L'isola disabitata, overture ハイドン 歌劇「無人島」序曲
Haydn: Symphony No. 96 "The Miracle" ハイドン 交響曲第96番 「奇蹟」

Douglas Boyd, conductor
Pieter Wispelwey, cello

クリック先画面のプレイヤーの下にある、曲目毎の小さな画像をクリックすると、その曲の演奏を視聴できます。 ウィスペルウェイのハイドンは2曲目、ソリスト・アンコールのバッハ無伴奏組曲1番サラバンドが3曲目。

公開期間は、このサイトの前例からして1ヶ月くらいではないかと思います(が、自信ないので、お早めに)。

藤原真理さんのインタビュー

[ 2014/11/12 Wed] チェロと音楽
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)藤原真理

前の記事で朝日新聞デジタルに登録されたなら、これも…

先日、新しいバッハ無伴奏の録音を出されたばかりの藤原真理さん。体と演奏との関係について。

(華麗な人)チェリスト・藤原真理さん 骨盤 体の中心から奏でる [朝日 14.11.06 ※これも全文読むには登録要]

体の「中心線」をまっすぐに保つことが大事とのこと。

…ゆったりしたテンポの曲を弾く時は、その中心線を1本の大木のように太くイメージする。テンポが速く激しい曲は、中心線をできるだけ細くシャープに。
「低い音の時は重心をちょっと低めに、高い音は内臓を引き上げる感じで弾く…」

この感覚はなんとなくわかる気がしますが、もしかしたら私の場合、中心線を細くしているのでなく、体を緊張させているだけなのかも知れません。

何にせよ、自身の体に自覚的であることは必要なのだろうなと思いました。

ケラスのインタビュー

[ 2014/11/12 Wed] 雑記

先日来日していたジャン=ギアン・ケラスのインタビューが朝日新聞に載っていました。

楽譜開くたび発見の喜び チェロのケラス、時代・地域を自在に [朝日 14.11.10 ※全文読むには登録要]

自在なテクニックと精密な楽曲解釈、そして端正な容姿と何拍子もそろったチェロ奏者、ジャンギアン・ケラス。ベートーベンからベルク、シェーンベルクの20世紀曲、そして現代曲まで、時代の空気を鮮やかに再現するようなアルバムや、アルカント・カルテットやソロでの来日公演でも気を吐いている。....

この記事の中にも出てくる、アルジェリアで過ごした幼い頃親しんだ地中海音楽にも取り組んでいるという話は、何かあのヨーヨー・マがシルクロード・プロジェクトにも力を入れていることとの共通点を感じます。

先月アムステルダムのビエンナーレでもケラスは、そうした地中海音楽のコンサートをしており、下はその予告にあった動画。

***

そういえば、今年9月ケラスが来日していたとき、NHKで収録があったことを彼のフェースブックで知りましたが、いつどんな番組で放送されるんでしょうね?

タグ : ジャン=ギアン・ケラス 

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ソッリマと100人のチェロのベルリンの壁崩壊25周年コンサート

[ 2014/11/11 Tue] 雑記

ベルリンの壁崩壊からちょうど25年にあたる11月9日、ジョバンニ・ソッリマと彼が率いる「100人のチェロ」のトリノ王立歌劇場でのコンサートを中継したイタリアの公共放送RAI5の番組が見られるようになっていました。公開期間は、たぶん1週間ほど。

NOVE NOVEMBRE - BERLINO 1989 [RAI.tv] manifesto_9novembre1.jpg

ベルリンの壁崩壊のとき駆けつけたロストロポーヴィチが、壁の前で喜びを込めて弾いたバッハ無伴奏チェロ組曲3番ブーレの「100人のチェロ」による大合奏から始まって、全体で2時間ほどのコンサート。

ステージの壮観な写真は、La Repubblica紙のスライドショーで。

タグ : ジョヴァンニ・ソッリマ  ロストロポーヴィチ 

錦織、マレーに勝利→ベスト4

[ 2014/11/10 Mon] テニス

ATPツアーファイナル初戦で錦織圭選手がアンディ・マレーに6-4 6-4で勝利! 錦織選手はマレーに4回目の対戦で初勝利。

二人共サーブの入りが悪くミスもあった試合でしたが、錦織選手のセット後半3-3くらいからの強さが上回った印象でした。 以前なら、ラリーを続けていたらいつの間にかマレーのペースになっていた、あのマレーはどこに行ったのか? 試合後のマレーのコメント。

“I think he hasn't made big changes to technique or any of his shots particularly, but he's playing with more confidence. Because of that, he's able to take more chances and be a little bit more aggressive than he was previously....
[大会HPより]

ようするに錦織選手は、以前からいいショットがあり強敵ではあったけれど、今は以前より自信を持ってプレーしている、 だから大事なところで攻撃的になれるし、試合を通して安定している、とマレーは見ているようです。

解説で松岡修造氏も言っていたように、マレーが本音を言うとは限らないわけですが、本当に「自信を持つ」だけで変わる、ということはあるかも知れないと思いました。

[追記14日] 錦織選手は11日フェデラーに3-6 2-6で負けたものの、13日ラオニッチに替わって出場したフェレールに 4-6 6-4 6-1で勝利。フェデラーがマレーを6-0 6-1で下したため、2勝1敗の2位でグループリーグを勝ち抜き、準決勝に進んだ。

[さらに追記] 15日行われた準決勝は、優勝したジョコビッチに1-6 6-3 0-6 で敗れ、これで今年2014年のシーズンを世界ランキング5位で終えた。

タグ : 錦織圭 

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