善福寺手帳

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今週の練習

来週のアンサンブル発表会で弾く曲の練習が佳境。 ベートーベン弦楽四重奏曲Op.18-4は2楽章だけを除いて1,3,4楽章を弾かせてもらうことになった。 エルガーの弦楽セレナーデOp.20は美しい曲(特に2楽章)。 モーツァルトのディベルティメントK.136とK.138は刻みの弾き方を研究してみたつもり。 それにフルート協奏曲とオーボエ協奏曲のTuttiが1曲ずつの計6曲。 それぞれについてあれこれ言い出せばきりがないけど、とにかくこれだけ弾かせてもらえることに感謝。

1つだけ。ベートーベンの18-4の1楽章、それまでもっぱら伴奏役をしていたチェロが突如としてソロを弾き始めるところについて、 指導のS先生に「あー忙しい!って台所から手を拭きながら出て来るんじゃなくて…」と言われたのがおかしくて、そこをさらうたびに笑えてくる。

ボッケリーニの協奏曲は3楽章。ピアッティのカプリースは、スピッカートの5番をゆっくり。この5番も旋律と和声とがあって面白い曲だと思うのだが、まだそれが聞こえるまでには弾けない。

指の痛みは気にならなくなってきた。やはり指には4番がいけなかったか。

ジュリアン・ロイド=ウェッバーがコンクールを批判

先ごろ突然の引退宣言をしたイギリスのチェリスト、 ジュリアン・ロイド=ウェッバー(63)が、多くのコンクールは審査員の教え子が賞を取るように仕組まれている、 とイギリスの新聞タイムズとBBCに語ったそう。 タイムズの記事は購読が必要なので、これを伝えるガーディアンテレグラフ、それにBBCの記事をざっと見ましたが、 とくに説得力のある事実をあげているわけではなく「みんな知っているけど言わないだけだ」と。彼にしても40年以上前は、チェロコンクールに挑戦して予選を勝ち抜けなかった過去があるみたいです。

コンクールに対する批判──審査の透明性のなさとか──はとくに目新しいものではない気がしますが、彼の世間の注目を集める力は相変わらずだなと、そちらに感心した次第です。

ジュリアン・ロイド=ウェッバーと奥さんのJiaxinさんのデュオ演奏。今年4月。この月の終わりに引退宣言したので、これが最後の演奏動画 ということになるそうです。曲は All I Have To Do Is Dream(エヴァリー・ブラザーズ、1960年)。

ヴェルビエ音楽祭

毎年夏、スイスで開かれるヴェルビエ音楽祭をチェックしている方はすでにご存じでしょうが、 この音楽祭でのコンサートのもようがmediti.tvでメールアドレスを登録すれば無料で視聴することができます。

注目度合いとしては18日に行われたコンサートのマルタ・アルゲリッチのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番 (シャルル・デュトワ指揮、ヴェルビエ祝祭管弦楽団)が大きいのでしょうが…

きょう29日にはスティーブン・イッサーリスリサイタル。 ピアノはミハイル・プレトニョフ。グラズノフの2つの小品Op.20、ブリテンの無伴奏チェロ組曲第3番Op.87、プレトニョフのチェロソナタ、最後にシューマンの5つの民謡風小品Op.102から第1曲、アンコールが明るいニ長調の第4曲という楽しい終わり方。

アンコール曲の紹介をするイッサーリスのコメントがおかしくて、この第4曲をアンコールにしたのは、最後の音が"And so we go to lunch!"(さ、お昼だよ!)と言っているから、と。言われてみれば確かにそう聞こえます。現地きょう29日のお昼11時からのコンサート。

[追記] 30日には、ミッシャ・マイスキー、ゴーティエ・カプソン、クレメンス・ハーゲンが豪華共演するコンサート。8本のチェロとソプラノによるヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ第5番。チェロは他にAdrian Brendel, Amanda Forsyth, Istvan Vardai, Kyril ZLOTNIKOV, Lionel Cottet, ソプラノはPretty YENDE。

真夏の第9フラッシュモブ

夏の間、ヨーロッパ各地で若い人たちの音楽教育と音楽祭とを兼ねた催しが盛んに行われるようですが、これもそうしたものの一つ[musik:landschaft westfalen]。19日、ドイツ・デュッセルドルフに近いボルケンの街で、第9のフラッシュモブ。空撮入り。指揮者の登場の仕方が、ちょっとびっくり、かも。

最近、フラッシュモブの動画を見るのが「世界街歩き」的な楽しみになりつつあります…

レッスン #258

猛暑。シュレーダー147番、ピアッティのカプリース4番。後半の再現部を2度弾いてあがり。2度めは音程が決まった。

初見弾き261番。前回に続いて、高いところで次々にポジションを変える曲。このところこういうのに慣れてきたのか、ゆっくりならそこそこ弾ける。ちょうど今弾いているボッケリーニの協奏曲にも似た動きが出てくる。次回テンポを上げてもう一度。

ボッケリーニの協奏曲の2楽章を通し。課題の強弱は多少つけられたよう。カデンツァっぽい部分を何度か弾き直した後、「じゃ、3楽章」。初めて3楽章を、譜読みの確認がてら。最後のカデンツァの手前まで。

追記: レッスンの前後、このところわだかまっていたことについて、先生に聞いていただく。うまく話せたかどうかよくわからないけど、少し心が晴れた。

ラオニッチが200キロ始球式?

野球のピッチャーズマウンドからサーブを打ったらどうなるだろう?と想像してみたことはありますが、先日のウィンブルドンで錦織圭選手を豪快なサーブの連発で破ったカナダのラオニッチ選手がやってくれました。22日のトロント・ブルージェイズの試合の始球式。25秒くらいから。

バッターなし、球速表示なしなのが残念ですが、軽く打っても150キロ近くは出ていたのではないでしょうか。

それにしてもカナダのテニス界は、男子にラオニッチ、女子にブシャールという若いスターが生まれ、こうして野球の始球式に呼ばれたりするわけですから、それだけ人気が盛り上がっているということでしょうね。

エルガーがチェロ協奏曲を書いた邸宅

エルガーが晩年にチェロ協奏曲を書いたとされる邸宅が現在、売りに出されているのだそう[Daily Mail 14.07.18 写真も]。エルガーがチェロ協奏曲などを作曲した音楽室が、現在はなんと室内プールになっている!

テームズ川のほとりに暖かそうな陽光を受けて立つ4,840平方フィート(450平方メートル)、5ベッドルーム、というのは大邸宅というほどではないかも知れませんが、十分に快適そう。お値段、225万ポンド(約3億8,800万円)というのは、お買い得かも知れません。

ただ、エルガーのチェロ協奏曲のような悲嘆に満ちた曲は、風の吹きすさぶイギリスの荒野の風景の中で作曲されたに違いない、と僕と同じようなイメージを持っていた人には、ちょっとイメージに合わないかも… エルガー : チェロ協奏曲
ジャン=ギアン・ケラス (

今週の練習

ピアッティで右手に痛みを感じるようになって、練習を少しセーブ。

曲は、ボッケリーニのチェロ協奏曲の2,3楽章。 レナード・ローズ編IMCの楽譜は、ボウイングにしろフィンガリングにしろよくできている。 あるいは、自分の技量やクセに合っているのかも知れない。 初めは自分なりに変えてみていたフィンガリングも、結局ローズ先生の弾き方に戻ってくる。

3楽章は、難しさは超がつくほどではないけど、なかなか技巧的。 親指を幅広く使い、しかも頻繁に動く。 根を詰めると親指が痛んでくるので、これも少しセーブしながら。

手の痛みのせいでそのときやりたい練習にブレーキをかけると、その日の練習をやったという感じがしない。 そんなわけでいまひとつ気持が乗ってこない。

8月のアンサンブル発表会本番で弾く4組6曲。個人で練習するところはだいたい決まりきってくる。 これが終わると11月の定期演奏会。

その先の目標が今のところないのが、最近いまひとつ気持が乗ってこない原因のもうひとつ。 実は門下の小さな発表会が知らないところで企画されていたらしいのだが、日程的に参加できない日にすでに決まっていた。 なんだかな、である。

山崎伸子さんのドボコン

日本を代表するチェロ奏者の一人であり、指導者として多くの有望若手チェロ奏者を育てている山崎伸子先生の演奏が視聴できるようになっていました。

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲より [テレビマンユニオン チャンネル Twitter経由]

2013年9月13日杉並公会堂での公演の抜粋で、指揮は山田和樹さん、演奏は日本フィルハーモニー交響楽団。抜粋ですが、山崎先生の手元がよく見えるアングルからの収録になっています。

山崎先生は日本チェロ協会のイベントにも欠かさず来てくださり、プロアマ分け隔てなく気さくに声を掛けてくださいます。このビデオを見ても思うのですが、山崎先生に教わったら「体格が小さいから」「手が小さいから」などという言い訳は全く意味がないと痛感させられるでしょうね。

*コメントをチラッ

米ナショナル・ユース・オーケストラのパート紹介ビデオ

アメリカのナショナル・ユース・オーケストラの"12人のチェリストたち"が演奏。

このオーケストラは、毎年全米からオーディションで選ばれた16歳から19歳までの若い音楽家たちが夏休みを利用して集まるオーケストラで、これから8月まで全米でコンサートツアーの予定だそう。

このオーケストラの各パートが、それぞれ工夫を凝らしたユーモラスなパート紹介ビデオを作っていて [YouTubeプレイリスト]、これがチェロパートの紹介。チェロパートだけは「小芝居」なし、かっこいい演奏だけで真っ向勝負しているところが爽やかです。

[追記] 他のパートのビデオで人気らしいのが、バイオリンパートの紹介。「ウェストサイド・ストーリー」風。第1バイオリンと第2バイオリンの確執?…

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