2016.04.29
Fri

ヨーヨー・マと弾ける会

アメリカのフィラデルフィア管弦楽団は、毎年アマチュアがオーケストラのメンバーと一緒に演奏できるPlay-Inというイベントをやっていて、昨年5月に開かれたCello Play-Inには約100名が参加していましたが、今年はあす4月30日に開催されるそう。

今年のゲストが、なんとヨーヨー・マ

Cello PlayIN with Special Guest Yo-Yo Ma at the Kimmel Center [The Philadelphia Orchestra]

参加は無料で、事前登録はすでに締め切られていましたが、演奏する曲がスズキの教本1巻から6巻のなじみ深い曲ばかり(スズキの教本は世界共通なんですね)。何と言ってもヨーヨー・マと一緒に弾けるというので、参加申し込みが殺到したんじゃないかと思います。

当日の様子は動画で公開されると思うので、後日。

タグ : ヨーヨー・マ 

2016.04.25
Mon

ダニエル・ミュラー=ショットのエルガー協奏曲

どうもエルガーのチェロ協奏曲がプログラムにあると気になってしまって…ドイツのダニエル・ミュラー=ショットが今月15日オランダのロッテルダムで弾いたエルガーのチェロ協奏曲がオランダ公共放送NPOのオンデマンド放送で聴けるようになっていました[オーケストラオンデマンドより]。

Radio 4 Avondconcert [radio4.nl] シューマン:チェロ協奏曲、R. シュトラウス:チェロとオーケストラのためのロマンス 他

リンク先の曲目毎の再生ボタンの"Concert voor cello en orkest, op.85 ..."というところ。マーク・エルダー指揮のロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の公演。公開期間は3ヶ月間。

2016.04.24
Sun

「ミャンマーで交響楽団の指導に汗」

3年前からミャンマーの国立交響楽団を指導している指揮・チェリストの山本祐ノ介さん(52)の記事。

ミャンマーで交響楽団の指導に汗 日本の著名指揮者山本祐ノ介さん[日経スタイル 16.04.21]

国営のオーケストラを指導してほしい――。そんな依頼を受けた日本の著名指揮者が現地を訪ねてみると、そこは信じられない光景の連続だった。グランドピアノを開けたら、白いカビが舞い上がる。楽器は20年も手入れがされず、楽譜もない。演奏させてみたら、日本の小学生より下手だった。すぐに帰ろうと思ったが、楽団のメンバーたちは妙に人懐こく、なぜか心引かれた。…
父直純さんが映画「ビルマの竪琴」の音楽を手掛けたことにも、縁を感じたのだが、実際に足を運んでみたら、抱腹絶倒の繰り返しだった。まず1曲聞いてみようと思ったら、「これが信じられないくらい下手だった」(祐ノ介さん)。…
指導といっても無報酬、交通費さえも出ない。それでも祐ノ介さんが引き受けたのは、「世の中にこんな下手な国営オーケストラがあるんだ」という新鮮な驚きと、「オーケストラ未開の地で、1から作っていくのも面白そう」と思ったためだ。…
[全文 ※強調は筆者]

山本祐ノ介さんには「チェロの日」で毎年指揮・指導して頂いていて、その指導が的確でわかりやすいだけでなく、その人柄とユーモア、真冬の練習でもTシャツ1枚になって指導する熱意で、毎年、祐ノ介さんの下で演奏すると少し上手くなったような気がするのです。なにしろ、祐ノ介さんに「下手だ」「イナゴの大群みたい」とけなされても、なぜかみんなちっともいやな気持にならず笑顔でついていく…ミャンマーでは言葉の問題はどうされているのかわかりませんが、ミャンマーの楽団員のようすが少し想像できるような気がします。

ミャンマーでの山本祐ノ介さん夫妻の奮闘は、そのまま一冊の本か映画になりそう。

2016.04.22
Fri

パリで新世界

パリでは3月末から連日、市内の共和国広場に人々が集まって社会・政治の問題について語り合う"Nuit Debout"(ニュイ・デブ,「立ったままの夜」)という運動が行われているそう。

この運動、特定の政治色を帯びているわけでもなく、また危険なレベルでもないという判断かフランス政府当局も静観しているようです。

そんな中、20日水曜日夜にはアマチュア音楽家ら350人が楽器を持って共和国広場に集まり、ドボルザークの交響曲第9番「新世界」を演奏したのだそうです。そのときのル・モンドの映像。

[Slippedisc経由France Musiqueなどより]

このオーケストラ L'Orchestre Deboutは、30日には合唱も加わってベートーベンの交響曲第9番、それにヴェルディのオペラ「ナブッコ」から"Va pensiero"(行け、わが想いよ)を演奏する予定だそうです。

(Debout「立ったまま」のオーケストラでも、チェロは座っているわけですが...)

タグ : フラッシュモブ 

2016.04.21
Thu

骨折したソリスト

ヴァイオリニストのアン・アキコ・マイヤーズさんは、先週、アメリカのワシントン・ナショナル交響楽団の演奏会でヴァイオリン協奏曲のソリストだったところ、演奏会直前に転倒して足を捻挫(後で骨折と判明)、本番では車いすで登場して、それでも演奏をやりとげたのだそうです。そのときの映像。

[Strad, Slippedisc経由Washington Post] Four Seasons Anne Akiko Meyers

このニュースでワシントン・ポストの記事の見出し
"Violinist breaks a leg — or rather, a foot."
が、舞台に上がる人に向かって言う「がんばれ」という意味の英語の慣用句"Break a leg"(脚を折れ)──語源は諸説──に掛けていること、それからlegもfootも日本語では「あし」ですが、英語では指す部分が違っていて、アン・アキコ・マイヤーズさんが骨折したのはleg(大腿から足首まで)でなくfoot(足首から先)であるという英語と日本語との違い、の2つの意味で面白いと思いました。

アン・アキコ・マイヤーズさんはツイッターでも松葉杖姿をアップしていたほか、熊本の震災に募金をよびかけるリツイートなどしていました。

2016.04.20
Wed

バルセロナ・オープン

錦織選手は今週、全仏まで続くクレーコートシーズン初戦となるバルセロナ・オープンに出場。

対戦相手は、デバッカー、シャルディと続いて準々決勝ドルゴポロフ、準決勝で「鬼門」ペール、決勝でナダル…という流れになりそう[ATPドロー]。中継はGAORAで。

錦織選手はこの大会、一昨年昨年と2連覇中。かわいい子たちと一緒にプールに投げ込まれたりしていい思いをしている、相性のいい大会なので、今年もある程度やってくれるでしょう。復調したナダルにはどうかわからないけど、ペールにはそろそろきっちり勝っておいて欲しい!

今回の震災に関して錦織選手、18日付けの公式ブログで:

今はスペインにいるので遠いところからニュースで見ていますがまだまだ油断できない生活が続くのはすごく怖いと思います。
なのでみんなそれぞれにできることを見つけてみんなで支えあいましょう。
まずは一番身近なことから
このブログを見ているテニスファンのみなさんに自分のプレーでパワーを受け取ってもらえるよう頑張ります。
明日もみなできることをして一所懸命にベストを尽くしましょう。....

[25日追記: 決勝はナダル 6-4 7-5 錦織。ナダルを破るチャンスはあったけど、大事なポイントでの錦織選手の惜しいミスとナダルの勝負強さが結果に出てしまった。]

タグ : 錦織圭 

2016.04.18
Mon

オンデマンド放送から

フランスの若手チェリストで何度か来日しているエドガー・モロー(22)がサン=サーンスのチェロ協奏曲を弾いた演奏会がオンデマンドで見られるようになっていました。オーケストラは山田和樹さん指揮のトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団。オーケストラオンデマンドで知りました。おそらく昨年11月に行われた演奏会の収録で、ARTEが今月11日に公開したもの。

Edgar Moreau joue Saint-Saëns [ARTE.tv] PLAY ~チェロ小品集 モロー(エドガー)

演奏前のエドガー・モローの様子が3分間くらいと、サン=サーンスのチェロ協奏曲とソリスト・アンコールのバッハ無伴奏組曲3番サラバンドまで30分弱。演奏会後半はラベルの「ボレロ」と「ダフニスとクロエ」第2組曲で、全体では1時間ほど。お時間があるときにどうぞ。

2016.04.17
Sun

ヨーヨー・マの小学校訪問

ヨーヨー・マが先日アメリカ・ワシントンD.C.の小学校を訪問したときのようす[15日のWashington Postより]。

小学生たちと同じ高さの目線で接しながら、ひとたびチェロを構えると小学生たちを相手にバッハの無伴奏6番ジーグをさらりと弾くヨーヨー・マ。

アメリカでは学校毎の学力格差を是正するために、成績の芳しくない学校に音楽・芸術教育のテコ入れをする Turnaround Arts Program (Turnaround:方向転換)という施策をとっており、その一環の活動。 音楽・芸術教育に力を入れた学校は国語や数学の成績も上がるという効果が出ているのだそうです。

タグ : ヨーヨー・マ 

2016.04.15
Fri

レッスン #300

レッスンも数えて300回目。 はじめてチェロというものに触った第1回のレッスンからきっちり月に2回、12年と6ヶ月(150ヶ月)休まず通い続けた計算になる。 不思議と、12年と6ヶ月続けるのに格段の強い意志や努力を要したという感覚はなく、ただR子先生にほめられるのがうれしくて続けていたらここまで来てしまったという感覚なのだ…

5月の発表会後のパーティで弾くデュオ曲の提案。

ポッパーの5番は特に問題なし。最後の2段は高いポジションを使って弾いたけど、楽譜はハーフポジションまで下りる意図だったよう。R子先生に指摘されて初めて気づいた。気づかなかったのは「ポッパーがそんな低いところに下りるわけがない」という先入観があったせい。

エルガーの協奏曲。4楽章を1度通した後、抜き出して細かく。冒頭の重音のバス。中盤の音程。フィナーレの音量。

戻って5月に弾く1楽章を冒頭から。 15小節からの旋律をどうしたらもっと良く弾けるか相談したら、3小節目(17小節)あたりが「理想的な響きで弾けてます」。 それが他にも広げられれば、ということ(こうして「できていない問題点の指摘」でなく「できている部分」をほめるのが 12年半変わらぬ先生のスタイルなのだ)。8分音符にもひとふりビブラート。

タグ : チェロレッスン 

2016.04.15
Fri

上山音楽祭

先月、山形県上山(かみのやま)市でチェリスト中木健二さんを音楽監督に迎え、音楽家を目指す若手たちが一週間レッスンとまちなかコンサートとに明け暮れた上山音楽祭[Facebook]のドキュメント動画が上山市公式YouTubeチャンネルにアップされていました[中木健二さんのFacebook経由で知りました]。

地方の小さな街での小さな音楽祭ですが、このような音楽祭が開かれることは参加者にとっても地元にとってもすばらしいことだと思います。とくに私は島根で生まれ育って、地方の空気が少しわかるので、よけいにそう思うのかも知れません。

中木健二さんの熱い指導の様子と、参加した若手や聴衆の中に存じ上げているかたたちも多数。

聴衆からの「60歳からチェロを始めてもきれいな音が出せますか?」という質問(なぜか会場爆笑)に対して中木さん「もちろんです!」。続けて「最近はアマチュアで凝り性のかたが多いので」と言われたのは、どんなかたが念頭にあったんでしょうね?…

全体で10分ほどのたっぷりのドキュメント。せっかくなんだから、中木さんの奥さんで上山出身のピアニスト永田美穂さんのコメントもあったらよかったのに!

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